軍隊手帳問題もとりあえず落ち着きましたが・・・そう、あの折鶴の完成がまだだったのです!!!
今日はお通夜。おじいちゃんのお供の千羽の鶴はその姿を現す事ができるのでしょうか!?
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お通夜の朝を迎えました。
おじいちゃんは午後3時にはこの家を出発します。
いつもよりばたばた・・・そんな中でも弟と私、いとこたち、そして・・・
手の空いてる親戚やご近所さんまでせっせと鶴を折る光景(^^;)ほとんど内職状態です
高校生の従妹の鶴・・・もう、見事に壊れています。
“おめー、なんだよこれー、鶴崩壊してんじゃねーかよー”と弟。
“だってこんなの学校で習わないもん”と従妹。
“こういうのはなあ、習うとかそう言うもんじゃないの。アホか、お前”
とかいいつつ、折り方を丁寧に教える弟(笑)
でも・・・でも・・・それでも折れなかったんだよなあ^^;
(そんな彼女、その後調理師の学校に通い、見事な包丁テクニックを身に付けます。器用、不器用、どっち?( ´艸`))
で、もう一つ・・・。
そう、棺に納める品々のチョイスですが・・・。
大体想像つくと思います
はい、もうこれもこれもでごった返しですよ~。
あのまま入れたら間違いなくふたがしまりませんでした。
っていうか、荷物に混ざっておじいちゃんがいるようになってしまう!
それはいかーん
良く着ていたセーター、腹巻き(笑)、ラクダ(爆)つんつるてんの
ズボン^^;・・・とまあ、いつもの格好ですね。
私は、ノルディック模様の耳あてつきのニット帽を持って行ってもらう事にしました。
臙脂とベージュの2色で編んだ、暖かい帽子。
髪の毛ないからね、寒くないようにね^^
何だかんだであっという間に出棺の時間。
実は、この時の様子はあまりはっきり覚えていないんです。
空に大きく響き渡る車のクラクションの中、
もうおじいちゃんは戻ってこないんだな・・・という寂しさと、
まだ明日まで一緒と言う刹那な感じと、そして・・・
次に帰ってくる時は、もうどこにも行かないんだなあ、という安堵感。
それらが入り混じる不思議な時間でした。
お通夜のことも記憶には薄いのです。
今にも雨が落ちてきそうな寒空の中、たった一人のじいさんのために
600人もの方が弔問に来てくださり、お焼香の時間がオーバーしてしまい^^;
お坊さんが帰っちゃったというハプニングと、
お隣のお通夜にきたはずの方が、まーすけ家の列に並んで、知らずにご香典を置いて行ってしまったということくらいでしょうか、覚えてるの。
東京の斎場は土地の事情もあって宿泊スペースが大きくありません。
なのでおじいちゃんのお供をできるのは2人くらい。
この日はパパとおばあちゃんが泊まり、残りの家族、そしてまーすけ家に泊まる遠くの親戚が我が家に戻りました。
おじいちゃんのいなくなった和室を見ながら、心に残るのは軍隊手帳のこと。
“ああ、天国で『お前、偽者じゃんか』とか突っ込まれたらどうしよう?”
心の中でおじいちゃん、ああだったんだ、こうだったんだといろんな言葉を思い浮かべるうちに
気づくとお手紙を書いていました。
いえいえ、お手紙と言うか・・・ほぼ詫び状ですね(笑)
『おじいちゃん、そこらへんで見ていてもう知っていると思いますが・・・約束の軍隊手帳を一緒に入れることができずごめんなさい。
実はパパたちが云々・・・・・・と言うわけで、今はレプリカを入れておきます。天国で突っ込みをいれられたら面倒だけど理由を話してね。この手紙を見せてもらってもいいと思う。
そして、必ずホンモノは私がそっちに行く時に持って行くので、それまでおじいちゃん、待っていてください。』
そんな内容だったかな?
ありがとう、とか楽しかったとか、そういう手紙じゃなく、ほんと詫び状です^^;
感謝の気持ちはもう毎晩話していたしね、おじいちゃんよく分かってるし。
ああ、これで気持ちが落ち着いたなあ・・・
ん?何か・・・忘れて・・・
あ~!!!
鶴だあああああ!!!
っていうか、一緒に組み立てるって言ってた弟何処に行ったの?
(弟も緊張の糸が切れて、お通夜に来てくれた友達と呑みにいってしまったのです・・・おい、一言いっていけ)
鶴は千羽折れました。皆さんのご協力でたくさんの鶴が飛ぶことができます。ありがとうです^^
しかし・・・これからこれらに糸を通すわけで・・・。
この時既に夜中の2時
もうやるしかないわよ~
さあ、異状時態の1週間最後の夜です。こうなったら勢いで乗り切るですよ!
いよいよ明日、クライマックス・・・になるのかなあ!?( ´艸`)
お葬式のお経をBGMに寝ちゃったらどうしようと心配しつつ後少し、続きます~('-^*)/