難関私大文系専門 増田塾 入試解答速報ブログ

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2月20日の慶應義塾大学(環境情報学部)の小論文解答を掲載します。

■慶應義塾大学 小論文[満点:200点]■

<解答>

問題1
A:地域行政の理想は住民との「共闘」にある
B:環境問題の解決を促進する「レジーム」と阻害する「レジーム」
C:「理屈」に遊び、遊ばれる人間
D:専門家が共存して作る生物界のシステム
E:理想がむしろ現実を描く
F:ボランティアの本質は「他者のため」にある
G:人の手により失われる「海岸」
H:科学的事実はいかに実証されるか
I:私たちはどのような「経済の法則」と「地球の法則」との関係を選択すべきか

問題2
(1)
A・F・G
(2)
 文章Gは近代的価値観を基とした「人為による自然の支配」に対しての批判と再考を訴えるものだが、これらは文章Iの「経済の法則」についての記述で代替できると考えた。またIでは旧来の価値観への批判にとどまらず、「地球の法則」という形式で今後の解決策も提示されているので、情報量の多さからIを採用した。文章A・Fについては、これらは共に他者の多様な声を聞く重要性と、他者との関係性の上にコミュニティが成立することを訴えたものである。しかしこちらも文章Dが述べる「生物界が多様性を保つ共存システムを持つ」という内容によって人と地球全体のあるべき関係性が指摘できるため、A・Fの内容はDで代替可能だと判断した。(298字)

問題3
私はこの本を編集するにあたり、人と人、そして地球と人間との「関係性」に思いを馳せる重要性を伝えたいと考えました。近代以降、世界の中心的な価値観は「個人主義」「理性主義」といったものでした。そしてそれらは「科学」を生みました。これは文章Hの通り、観測結果の分析を通じて仮説を実証していくという、まさに「理性」を持つ「個」にとって疑いようのない学問体系です。これにより人間は様々な文明的発展を遂げました。また近代的価値観は「資本主義」などの社会システムも構築しました。このような中で現代の私たちもまた「個の幸福追求」を第一に考え日々を暮らしています。
しかし、これらの価値観は絶対的なものではありません。文章Cの言う通り、人間は「理屈」、すなわち「理性」を過信しています。文章Bを見てみましょう。環境レジームが時には特定の立場に有利な「理屈」により組み立てられ、それが本来の目的である環境問題の解決を疎外するような事例もあるのです。私たちは今一度、「理屈」を見直さなければなりません。
文章Iはその見直しの材料となります。経済学者の考えはこれまでの「個の幸福追求」を重視したものです。もちろん、幸福追求のための飽くなき成長と発展が不可能を可能にし、それらが救う命もありました。しかし、個別の欲求を無制限に満たし続けることが、過度の発展とそれによる地球環境の破壊をもたらしたことも事実です。もはや「経済の法則」のみを正しい「理屈」として絶対視することはできません。「地球の法則」にあるような、人間は有限性のある地球に属するコミュニティの一員である、という意識にも注目していく必要があります。ではそのために、私たちは何をしていくべきでしょうか。
文章Dがヒントとなります。本来生物界にはそれぞれの種が独自の生態的地位を占め、専門化を進めることで共存を果たすというシステムがありました。ここには他者を淘汰せずに個を重視するあり方、という我々の今後への指針が伺えます。我々も人類が持ちうる価値観の多様性に意識を向け、それぞれが共存し合う地球環境というものを目指す必要があります。
解決すべき問題は多く、簡単に実現はできません。しかしこのような「理想」がむしろ現実の諸問題を指摘し、解決の糸口となることは文章Eにもある通りです。私はこの本が地球上のあらゆる「関係性」を見直す「理想」を持つための契機となればよいと考えます。(1000字)

問題4
世界の「関係」を見つめ直す:問題解決への糸口(22字)

※配点は予想配点になります。

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