『新葛西駅』を考える① | 江戸川区議会議員 桝秀行のブログ

【平成28年4月14日】


こんにちは。江戸川区議会議員のます秀行です。


改めまして、私は葛西地区選出の区議会議員として活動をしています。議会での活動は当然ですが、街の将来を考えていくのも大切な仕事の一つです。日頃から住みやすい街づくりに尽力していますが、今回の提案は東京メトロ東西線の駅名です。『駅名と街づくり』について少し考えてみましょう。具体的には、『西葛西駅』 を 『新葛西駅』 にしてはどうでしょうかという案です。


現在に至るまでの経緯ですが、まず昭和44年に葛西駅が開業し、続いて54年には西葛西駅が誕生しています。現在では快速電車が停車しないものの、両駅とも毎日10万人近い乗降客数を誇る巨大な駅となりました。


まず、日本全体と言う大きな物差しで考えた場合、日本の路線では大きな街の名前から取った駅名とそれに近い名前を見る事ができます。同じ江戸川区内を走るJRの『小岩駅』の隣に『新小岩駅』があります。私が企業勤めをしていた頃に通っていた『日本橋駅』に近いところでは『東日本橋駅』、『新日本橋駅』。思い出せばどんどん出てきますね。横浜駅に新横浜駅と西横浜駅、国分寺駅に西国分寺駅、などなど。つまり、中心となる『●●駅』があり、近くには方角が付く『東(西南北)●●駅』と、新しいと表現される『新●●駅』に分ける事ができます。


このように東西南北が付く駅と、新しいが付く駅を比較してみるとその違いが見えてきます。もちろん全てのケースに当てはまるものでもないでしょうが、東●●駅よりも新●●駅の方が周辺地域の独立性が高く発展しているように思えませんか?例えば横浜駅と新横浜駅は全く別の町として発展していますが、西横浜駅はとてもそのような印象を持てません。あくまで個人的な印象ですが、このようなケースは少なくないと思います。


もちろん、駅名変更の狙いは将来の発展的な街づくりにあります。しかし駅名改称にはメリットが多い反面デメリットも考えられます。それぞれの波及効果などは今後の研究課題となります。


ところで、駅名変更の例は少ないのでしょうか?実はそうでもなく、毎年のように日本のどこかで改称されています。ただしその理由は、自治体の名前が変わったり、学園の名前が付いた駅において、学園がなくなってしまった例などに依るようですが。


現段階では、西葛西駅周辺の企業家との夢物語に過ぎない提案ですが、今後は都市計画の専門家や、地域の方々との意見交換などを行いより現実的なものにすべく磨きを掛けていこうと考えています。ご意見がございましたら是非ともお聞かせください。