劇場版 新訳仮面ライダーディケイド ~the Final Destination~ Part3
テーマ:新訳ディケイド 劇場版-Scene 3 「反乱分子」 -
何故、この男は自分のことを知っているのだろうか...?
士の頭の中に、その疑問が生まれた。
男は士のことを知っているだけではない..
たしかにこう言った。
"分身" と。
夏海 「あなた誰なんですか!?
それに、士くんが分身って...」
? 「俺か?
俺は..」
男が自ら名乗ろうとした瞬間、鳴滝が横から口を出した。
鳴滝 「司。
無落、司だ。」
司 「ほぅ.. 覚えててくれたんだなぁ..!!
てっきり記憶を抜かれて覚えていないものかと思ったが..」
鳴滝 「やはり、そうだったんだな.. 悪魔め..」
夏海 「ちょっと! ちょっと待ってください!
さっきから何が何だか..」
士 「夏海、黙ってろ。」
夏海がパニックになっているのを見て、士はそっと落ち着かせようとした。
しかし、士自身も状況をうまく把握できずにいた。
士 「無落、って言ったな..
お前、一体何なんだ...?」
鳴滝 「この男は、大ショッカーの大首領。
この世界の..
"ディケイドの世界"の実質的な統制者だ..」
海東 「統制、ね..
統制するほど、何かがあるようには思えなかったけど..?」
司 「あぁ、俺が全てを壊したからな。」
夏海 「こ、わした...?」
夏海の脳裏に、一つの言葉が浮かび上がる。
"世界の破壊者"
その言葉は、かつて 士が使われていた言葉。
仮面ライダーディケイドに対して、言われていた言葉。
司 「今、君が浮かんだ言葉 言い当てようか...?」
無落はそう言って、夏海の方を見る。
夏海 「え...?」
司 「世界の破壊者、だろ...?」
夏海は戸惑った。
まるで、この無落という男に自分の心が見透かされているような感覚に陥った..
夏海は、本能で 「この男は恐ろしい」 そう感じていた。
司 「俺には特別な力があってな..
その力を使えば、この世界なんて 簡単に壊すことが出来た..
まぁ、反乱分子はいたけどなぁ..!!」
無落はそう言って、鳴滝 士 海東 の三人を見る。
だが、その視線には 憎悪といったものは感じられなかった。
かといって好意的なものも感じない..
どこか不気味で、それでいて 冷たい視線だった。
士 「反乱分子..」
海東 「鳴滝さん、そろそろ説明してくれたまえ。
知ってるんだろ? 僕たちのことを。」
鳴滝は、少しうつむいて しかしどこか決心したような顔つきで話し始めた。
鳴滝 「士、大樹。
お前たちは、大ショッカーという巨大な組織に挑んだレジスタンスだった..
その名は、"ストーンフォレスト"
士は、そのレジスタンスのリーダー。
大樹は、そのレジスタンスの諜報員だった..
そして、この私も "ストーンフォレスト"の一員だった..」
鳴滝の話を遮るようにして、無落が話しだした。
司 「そうだ。
お前たちの戦力は、明らかにこっちより劣っていた。
俺の力によって生み出された異世界の怪物たちは、お前たちの軟弱な武器では倒すことは出来なかった。
だが、ある日を境に状況が変わった..」
鳴滝 「全ては、大樹。
お前が持っているディエンドライバーから始まったのだ。」
海東 「何...!?」
司 「と、まぁ.. こんなところだ。 少し話過ぎた..
さて、と。」
無落は突然話を切り上げて、玉座から立ちあがった。
いつの間にか、無落の手には何かが握られていた。
銃だった。
無落の手に握られているものを見て、士は瞬時に叫んだ。
「逃げろぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
司 「さぁ、士。
返してもらおうか、お前の得た力を...!!」
無落はそう言って、ゆっくりと拳銃の撃鉄を弾いた...
- To Be Continued... -
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