Sun, January 15, 2012 01:40:22

フランス旅行1

テーマ:フランス旅行


 今回の年末年始はフランスに行って参りました。
 思っていたよりも寒くもなく、というか日によっては出発前の大阪より暖かい日も多く、この点を一番心配していただけに嬉しい結果となりました。
 全体を通して雨ばっかりだった事や、台風クラスの暴風が吹き荒れていた事など、寒さに比べればまだマシです。

 今回、フランス旅行と銘打っておきながら、実際のところフランスは日程の半分ぐらいしか滞在していないです。
 欲張って色々行こうとした結果、薄っぺらい内容になってしまった感は否めないです。
 まぁそもそも観光名所巡りよりも街歩きの方が好きな人間なので、個人的には満足しておりますが全体として見ればかなりまとまりがない内容になっている気がします。

 毎度の事ながら長々と文章を書くと非常に時間が掛かってしまうので、写真を中心にサクサクと進めていこうと思います。
 今回で5回目の旅行なのに現時点でまだ1つ分しか書き終えてないというのが我ながら恐ろしいですが、なんとか片付けていこうと思います。旅行中の出来事や行動は大体メモっていますが、さすがに時間が経つと忘れてしまいそうです。



 という訳で12月29日の朝、関空へ向けて出発。
 少し寝過ごした上に昨日の会社の納会で飲んだ(≒飲まされた)酒が若干残っているような気がして正直気分はあまり良くない。幸先が悪い感じがするが、今日のめざましテレビの占いで天秤座は1位だったので、きっと楽しい旅行になる事でしょう。占いは全く信じない人間だけれども。

 今回は中国東方航空便の利用で上海を経由してのパリ行き。


 大阪から上海まではたったの2時間ちょいである。正直、こんなに近いとは知らなかった。
 そんな訳で現地時間の午前11時頃、あっという間に上海浦東国際空港に到着。

 ここでパリ行きの飛行機に乗り換えなのだが、その飛行機の離陸時間は23時55分となっている。つまり、ここ上海で12時間以上の自由時間が確保できるのである。これも今回この航空券を取った理由の一つだ。


 実のところ、俺は中国は今回が初めてなのです。皆さんは「中国」と聞くと、何をイメージするだろうか?
 領海侵犯何故か椅子やジュースや川が爆発する食堂でご飯を食べていた人々が次々死亡する等、調べれば調べるほど聞かなかった事にしたいニュースが続々と出てきますが、ここ上海は中国でもトップクラスの大都市であり、生活水準も高く観光客も多い為、さすがに初中国と言えどもここに骨を埋める事になるような悲劇には見舞われないでしょう。


 旅行が始まって早々にネガティブな事ばかり考えていても仕方がないので、早速入国審査を済ませ市内へ向かう為に空港内をウロつく。


 おお、ファミリーマートがある!

 中国もタイと同じくアジアなので、日本のコンビニが進出しているようである。これを見て安心出来る辺りは我ながら日本人だ。どうやら中国ではファミマの事を「全家」と表記するらしい。


 漢字って素晴らしいよね。タイやエジプトで見た意味不明の文字列とは違い、何となく意味が分かる。

 今から上海の中心部へ向かう訳ですが、今日はとうとう夢にまで見たあの乗り物に乗る事が出来るのである。


 リニアモーターカー人生初体験。
 いや~、一度は乗ってみたいと思っていたんですよねコレ。

 最高時速431キロという、想像もつかないような速さで終点の龍陽路駅までの約30キロをたったの7分ちょっとで結ぶという次世代の乗り物。やっと体験できるチャンスがやって参りました。


 中国らしくない近未来っぽい形状。
 どちらかと言うと、椅子やジュースに比べて爆発しがいのある物体だけに一抹の不安は拭えないが、ここまで来たからにはもう乗るしかないよね。出来たばかりの新幹線が大事故を起こして必死に隠蔽工作を図っていたのが昨日の事のように感じられますが、なんだかんだで俺は人生ここまで何とかなっているので、今回も何とかなるんじゃないでしょうか。
 そもそも日本からこの日記を書いている時点で何とかなっているのだが、少しでも臨場感を出せたらなぁ、という思いでダラダラと長い文章を捻り出しているので許してやってください。


 そして本当にあっと言う間に龍陽路駅に到着。
 ワクワクしながら乗ってはみたものの何故か最高時速301キロまでしか出なかった事が謎で仕方ないが、あくまでリニアがメインではなく観光のオマケなのだ、と自分を納得させて事無きを得た。

※ちなみに時間帯によって最高速度が違うらしいです。時刻表を見て初めて知った。



 龍陽路駅で地下鉄に乗り換え。上海で一番の繁華街である南京東路へ向かう。



南京東路駅前

 無事に到着。さて、これからどうしようか。

 駅前の写真を撮り終えてそろそろどこかへ行こうと思った矢先、2人組の女の子に声を掛けられた。


「すいません、写真撮ってもらっていいですか?」


 彼女達は四川省の成都から観光に来ている中国人だそうだ。1人はまだ学生で、もう1人は社会人。
 学生の方の女の子は日本語を勉強しているらしく、カタコトの日本語が少しだけ話せた。


「これから黄浦公園に行こうと思ってるんですけど、よかったら一緒に行きませんか?」


・・・。


 みんなゴメン、どうやら俺の時代がやって来たらしい

 これは所謂「逆ナン」というモノではないだろうか?
 俺はてっきり都市伝説だとばかり思っていたが、どうやら実在するらしい。
 日本で逆ナンなんてされた記憶はないが、ここ中国では状況が違うらしい。これは中国への移民も視野に入れて検討しなければ・・・。

 勿論断る理由のなかった俺は二つ返事で快諾した


 ちなみにこの後も俺は出国までに南京東路で何度も声を掛けられたのだが、皆も既に思っている事であろうが俺がモテるのではなく俺の持ってる日本円がモテるのだ、という結論に達した。


 マニュアルが存在するのか定かではないが、まず俺は大体中国語で話し掛けられる。
 勿論俺は中国語の話し言葉は1センテンスも分からないので、「ハァ?」というような顔をする。
 そしてそこからは英語での会話になるのだが、彼女達が放つセリフは決まって

「中国人だと思ったアル。あなた中国人に見えるアル。あなたカッコいいアル」

 と言い出すのだ。そして適当にあしらっていたら

「私今日本語勉強してるアル。あなたから(ココを強調)日本語教わりたいアル。だからどこかその辺でお茶でも飲まないアルか?」

 という、知り合いに紹介してもらった子と仲良く毎日メールしてたのに、実際に会った翌日から急に相手の睡眠時間が増えたり仕事が忙しくなる、ぐらいの相手の狙いが非常に分かりやすいパターンが待ち構えているのだ。
 この場合、俺は勿論空気を読んでメールを送る頻度を減らし、最終的に自然消滅する。


 ・・・なんか今自分で自分の傷口をえぐったような気がするが結局のところ、そんな感じでお茶屋に行き高いお茶を買わせる&自分は御馳走になる、というのが、彼女達の狙いではないのかと思う。
 その辺のお茶屋と業務提携しているのではないかと疑いたくなるような流れだ。

 実際、夜に声を掛けてきた女の子にお茶屋に執拗に誘われたので、よく分からんお茶屋に入ってボッタくられるのは嫌だったので「そこのケンタッキーならいいよ」と言った瞬間、彼女のテンションはガタ落ちになり、さっきまで必死に日本語を学ぼうとしていた姿勢など何処へ行ったのか、とりあえずケンタッキーで一番高いセット(400円ぐらい?)を俺に奢らせてそれをムシャムシャと食べた後、彼女は店に残ったままサクッと俺とサヨナラである。


 ・・・うん、俺が逆ナンされるなんてのはやっぱり都市伝説だったんだね。来世に期待しよう


 話が逸れたが、駅前で声を掛けてきた彼女達も例外ではなく、当時の何も知らない純粋無垢な俺を連れて2人は休憩がてらお茶屋に行こう、と言い出したのである。

 そして中国の伝統的なお茶を何種類も飲む俺。はっきり言って腹がもうタプタプである。
 まぁ雰囲気と言いますか、個室で店員さんがお茶を淹れ、説明を受けながらそれを飲むというあの空間は貴重な経験になったかもしれない。1つ1つのお茶の値段がそれなりなので、会計時が恐ろしいが。店内撮影NGだったので写真撮ってないです。すいません。


 そして会計時。社会人の方の女の子が言う。

「彼女は学生だし、私達が折半で払ってあげない?」


 ・・・何か嫌な予感がする。


 折半後のお値段を確認して見た。

 約1,400元。日本円でいくらぐらいって?17,000円ぐらいだよハッハッハ!!


・・・。


 俺、400元ぐらいしか持ってない


 そもそも中国滞在は半日だけの予定だったので、500元しか用意していなかったのだ。むしろこれでも用意し過ぎたと思っていたぐらいである。

 幸いカードが使えたので支払いはなんとかなったが、当たり前だが俺のテンションはガタ落ちである。
 1,400元も払ってやっていた事といえば、よくわからないお茶をひたすら飲みながら学生の女の子の日本語の宿題を手伝っていただけである。

 あまりに俺が顔面蒼白になっているのを見かねたのか、学生の女の子は自分が買ったお土産のお茶を俺にくれた。ありがとう・・・高かったよね、コレも。この一連の流れにシナリオが用意されていない事を祈るよ・・・。


 しかし思うに、日本人ですらアホみたいに高いと思うこの値段、中国人の彼女らにとっては俺の比じゃないぐらいの高額だと思うのだが、その辺のところはどうなんだろう。

 彼女らの出身地である四川省の成都は、Wikipediaによれば1人辺りのGDPは約30,000元、日本円で400,000円ぐらいだ。平均年収40万円でお茶を飲むのに2万円弱。そんなに君らはお茶が好きなのか?日本人の金銭感覚に照らし合わせるならば、多分キャバクラで一晩豪遊してもそんなに掛からないよ?
 社会人の方の彼女は銀行員らしいのだが、それでも日本人の俺より高収入と言うのは考え辛い。やっぱりこれは罠だったのだろうか。それとも、すごくリッチな家庭の出身なのだろうか?

 ちなみに学生の方の女の子は将来公安で働きたいと言っていた。
 中国の公安は敵に回すと恐ろしそうだが、味方になると非常に頼もしそうである。間違って中国で罪を犯しても無かった事にしてくれそうだ。
 彼女とは友好関係を維持しておこう、と考えるイヤらしい自分がここにいた。


 お茶屋を出て、俺は別の場所に向かう事にしたのでここで2人とお別れ。
 今回学んだのは、知らないお店に不用意に入るべきではない事(何度目だ)、そして四川省の成都では犬を普通に食べる事、AV女優の蒼井そらが中国の男に熱狂的な人気がある事ぐらいだ。



 気を取り直した俺は、豫園(よえん)という地域に向かう事にした。
 ここは上海の中でも最も中国らしさが残っている地域らしい。
 南京東路から地下鉄で1駅、豫園へ向かう。


豫園駅


駅前


 到着してまず最初にすべき事、それはライターの購入である。
 中国東方航空は機内へのライター・マッチ等の持ち込みが禁止されている為、関空で全て没収されてしまっているのだ。
 俺は酒がなくても余裕で生きていける代わりにタバコがないと死んでしまう身体になっている為、道往く人にジェスチャーで説明をし、なんとかライターを売っている店を見つけて無事に購入。このライターも今夜没収される事が確定している辺りが少し悲しい。

 他の航空会社だったらこっそりポケットに忍ばせておいて、もしバレたら「いや~ついうっかり捨てるの忘れてたわ、メンゴメンゴ!」とか言ったら許してくれそうな気もするが、今回は相手が中国だけにシャレが通じなさそうなので、素直に従わなければならない。


 豫園へ向かう。


 模型屋を発見。
 あまりにも堂々とパクっている為、最初は田宮模型が本当に中国に進出していたのかと思ってしまった。
 さすがパクリの元祖、中国。ある意味これこそが中国らしさですよね(問題発言ですかね)。






 おぉ~、なんか中国っぽい建物が出てきた!
 素直にワクワクしてきた。この建物の雰囲気、大好きだ。



 中に入っていく。

 そうです、俺が求めていた中国はこういう中国なんです。パクリODAのカツアゲ領海侵犯を繰り返すようなダメ国家じゃなく、日本文化の礎となった華やかで悠久の歴史を感じさせるこの文化。これこそが俺が見たかった中国なんです。
 いやー、歩いているだけで楽しいですね。


 そこら辺のオッサンに道を尋ねながら豫園へ。


 到着。


 早速中に入る。入場料は30元。




 とりあえず適当にウロウロしてみる事にする。



 フラフラと歩いていたら、スタッフらしき女の人に

「この建物では無料でお茶が飲めますよ~」

 と言われたので、正直お茶はもう懲り懲りなのだが、せっかくなので行ってみる事にした。


 中では、お茶の試飲&即売会が行われていた。やっぱりね
 さすが、この国の方々の商売への情熱には頭が上がらない。

 今この場にいたのがどうやら日本人のツアー客ばかりだったようなので、スタッフのオッサンは非常に流暢な日本語でお茶の説明をしていた。


 本当に商魂逞しい人達である。俺は買う気など微塵も無かったので2杯ほど飲んだ後、早々に立ち去る事にした。
 日本人ツアー客に紛れて座っていた黒人男性の、店のオッサンが何を説明しているのかサッパリ分からず退屈そうにしていた顔が印象に残っている。





 雰囲気出てますね~。さすが元祖です。


 まぁこんな感じで普通にその辺に脚立や掃除用具が片付けてあったりして雰囲気ぶち壊しなのだが、せめて観光客の目に触れないところに直しておいて欲しかった。


 大体見て回ったようなので外に出る。


 豫園の外側も、中に負けず劣らず良い感じの雰囲気だ。


 とりあえず駅に戻る事にする。


 移動式の足場を組んで、屋根や飾り付けの補修をしている模様。勿論彼らは命綱等は何も装着せず、普段の格好で作業をしている。
 もしここが日本だったら・・・元請会社の安全パトロールでこんな光景を見られた日には即日緊急の安全大会が開催され、元請に「お前らのところはどういう教育をしているんだっ!!」と槍玉に挙げられる事だろう。

 あれ、何か動悸が激しくなってきた・・・。

 なんで海外まで来て仕事の事を思い出さないとイカンのだ。


 駅までは10分ちょっとぐらいだろうか。
 何気なく道を歩いていると、麦当劳を見つけた。

 え? 「麦当劳って何?」だって?

 まさか知らないの?それ、本気で言ってる??


 仕方ないな~、博識な俺が麦当劳を知らないあなたに教えてあげましょう。

 麦当劳とは、ジャガイモを油で揚げた料理や、肉を焼いて野菜などと一緒にパンに挟んだ料理を提供する、いわゆる飲食店のひとつだ。
 そこそこ値段もリーズナブルで、なんとビックリ中国だけではなくヨーロッパや、日本にも展開しているインターナショナルな大手飲食店なのだ。

 真偽の程は定かではないが、アメリカ資本の会社だという噂です。

 俺は幸運にも店先を撮影する事が出来たので、せっかくなので公開したいと思う。







$日記
麦当劳


 うーん、別にここまで引っ張るほどの内容ではなかったですね・・・。

 まぁこれを見てる皆さんも、中国ではマクドナルドの事を麦当劳と書くんだな、とでも覚えていてくれたら、将来きっと何かの役に立たないだろう


 さておき、駅に戻った俺は地下鉄に乗り、新天地に向かう。
 日本での窮屈な日常に疲れた俺は、新天地を求めて旅立つ事にしたのだ


 こんな書き方をすると俺がさぞかし凄い冒険者のように見えてしまい、俺が女だったら思わず惚れそうになってしまうところだが、実際は何て事はない、ただ単に「新天地」という地名の場所に行くだけの事である。紛らわしいですね。


 今回はフランス旅行のはずなのにまだフランスのフの字も出ていないが、文字数制限の為にこの日の上海の1日を1回で書き切れなかったので次回に続きます。


続く。

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