突然聴きたくなる、昔はまっていた曲(2) 相川七瀬「情熱に死す」 | Nonky Talk Human

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テーマを決めたくても決められないので、てきとうなタイミングで適当な内容をだらだらと書きます



相川七瀬にはデビュー直後にしばらくはまっていました。大学の同期曰く「小学生のお前がはまるならわかるけど、大学生のお前がはまるというのはかなり意外」だったそうです。曰く「小学生の頃にはまっていたらアウトローな感じがしてお前っぽいけど、大学生ではまってもアウトロー感がない」とのこと。デビューしたての頃の「不良少女」感がそういうイメージを作っていたのでしょうか。

相川七瀬にはまったのは、デビュー曲「夢見る少女じゃいられない」がきっかけで、どこで聴いたかは覚えてないのですが(これもたぶんテレビ)速攻でアルバム『Red』を購入しました(ということは少なくとも『RED』発売以降だったことは確かです)。数年後にスコアも買って「夢見る~」や「バイバイ。」のベースも練習していました。ヴォーカルを担当してくれる女の子のあてはなかったのですが…

デビュー後最初のアリーナツアー『Live Emotion Concert Tour '97』 最終日の武道館公演は、当時舞台設営のバイトをしていて、そのコネでチケットを取ってもらって見に行きました。ラスト曲「今でも…」で泣きじゃくって歌えなくなってしまった彼女の姿は強烈に印象に残っています。

セットリストは1stアルバム『Red』 、2ndアルバム『paraDOX』 からの曲で占められていたため、ほとんどの曲は知っていました。が、一曲だけ、ライブで初めて聞いた曲がありました。それが、この「情熱に死す」でした。当時この曲と同じかそれ以上にはまっていた「GLORY DAYS」でひと暴れした後のこの曲、鮮烈でした。あまりにその流れが印象的だったので、当時自分で編集した彼女のベストMDも「GLORY DAYS」と「情熱に死す」は連続させた記憶があります。

今回、改めて当時のシングルを引っ張り出して聴いてみました。いやぁ、若いですね。
印象的なイントロのサイレンとスピード感ある構成。まだ若いころの曲ですので、ライブのノリと演出があればともかくスタジオ収録のシングルは正直歌は上手いとは言えません。ですが、印象的で心に残る曲であるのは間違いありません。もしかしたら、その「上手いとは言えない」ところに「若さゆえにあふれる情熱」のようなものを感じて、歌詞や曲調とのつながりを当時から見ていたのかもしれません。当時の彼女のイメージなどとかなりマッチしているのではないでしょうか?その意味では非常に「いい歌」だと言えると思います。もしあと3年早くこの歌と出会っていたら、自分にもしっかりフィットして強烈なファンになっていた可能性が高いですね。

アルバム『Pruna』(2001年)までリアルタイムで購入した記憶があります。彼女の歌は、前回の鈴木彩子もそうなのですが、ちょうど僕が就職した頃から聴く頻度が減っていました。今思うと、この頃は時々Buck-Tickカバーセッションをやったりしていたものの、あまり音楽を聞いていなかったのかもしれません。そして、彼女が結婚したのが、ちょうどこの時期だったのですね。

その後、セラピストとしても活躍されながら、いくつか本も出されているようで、写真を初めて何年かした頃に彼女のカラーセラピーの本『色の魔法―THE COLOR THERAPY BOOK』 を見つけて懐かしい思いで購入したり、『Red』の紙ジャケ再発CDを購入したりしました。

まだまだ今も現役で音楽活動を続けられていますし、久々に最新作を聴いてみようかな、記事を書いていてそんな気分になりました。

余談ですが、イギリスの女性歌手ジェニファー・エリソンが2004年に"Bye Bye Boy"というタイトルで「バイバイ。」をカバーしています。どういう流れでカバーすることになったかわかりませんが…個人的には、やっぱり声質なども含めて原曲のイメージ/世界観が好きでした。


■「情熱に死す」収録シングル


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