完成した塑像を石膏で型取りします。
せっかくなので大雑把にですが工程紹介。
今回はこういうのを作りました。絵の先生などしてましたが、専門は彫刻なのです。。。
そして、これが石膏。元は粉状のものですが、水と混ぜて使います。ちなみに水仕事をずっとするような感じで手が恐ろしく荒れるのでゴム手袋着用です。
次に、切りがねと呼ばれる真鍮の金属板を差し込みます。これは石膏型をここで分けますよ、ということです。いきなり全部かぶせると中の粘土が抜けなくなります。

切りがねの入れ方は形によってずいぶん変わってきます。また、入れる方向によっても抜けないことがあるので結構神経を使うところです。 とりあえずその辺りの説明は省いて次。石膏の一層目を塗ったところです。
一層目以降は麻の繊維などで補強をしながら、石膏を厚塗りしていきます。厚さは均等に1cm程度が目安。
石膏も自重が結構あります。今回は22~23kgほど使用しました。その自重で壊れたりすることもあるので、念のため角材で補強します。
暗くなってきたのでLEDライト灯火! 石膏が固まったら、先に述べた切りがねの境界線で石膏を外します。するとこの状態に。粘土が抜けます。
背中のふたも外して、骨組みも抜きながら作業を進めます。妻にこの状態を見せたら、「遺跡の発掘みたいね!」と言ってました。ああ、そう言われればそうかも?(笑)
中の粘土を抜き終わったら、中に丸めた新聞紙を詰めてふたを戻します。これは石膏の湿気を取る為です。湿気が残っていると、次のFRPでの作業に影響が出てくるのです。ホントはこのまま2~3日は置いておきたいところですが、締め切り間近のため明日次の作業をする予定です。うまくいくといいなあ。。。
さてさていかがでしたか?参考になりましたでしょうか(゚∀゚)
あとはこの型の中に何を流し込むかで完成形が変わります。ブロンズ流せばブロンズ像(工程はもっと複雑になりますが。)、石膏を流せば石膏像(これも工程はちょっと変わります。)。FRPだとプラスチックの像(僕はこれをメインでしています。)になります。
「おお、なるほど。こういう感じで作るのか~」とイメージして頂ければ幸いです。