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2017-02-22 17:00:00

看護をしているという感覚

テーマ:ブログ

【ダイアリー】看護をしているという感覚

 

この週末も現場にいきました。

今回は新築されたばかりの急性期の病院で、看護師たちからお話を聞きました。

 

子育てのこと、退院支援のこと、記録のこと、看護の評価のこと、職員確保のこと等々いろいろなことを聞き、意見交換でき、よい時間を頂きました。

 

現場の声を聴き、意見交換することは、政治活動の基本です。基本を着実に行っていくことを今までも、これからも続けていきます。

ご協力ありがとうございます。

 

 

昨年4月に仕事を始めた新人ナースから、「知識や技術を得ることに追われ、看護することを忘れている感じがした」と、これまでを振り返った感想がありました。看護師養成所を卒業して国家試験は受かっても、実際に就職すると覚えるべきこと、身に着けるべきことは山ほどあり、全力で取り組まなければなりません。医療の高度化や手続きの複雑化がどんどん進んでいて、僕が新人だった頃より、やらねばならないことがずいぶん増えていると思います。かといって人手も足りず“余裕をもって”などということも憚れる感じ。

 

でも、その結果「看護することを忘れている感じ」になるとしたら、何か新人ナースが置かれている環境に無理があるのではないかと思います。

 

しかしそうはいうものの、彼女、「救急外来で命を救うためにスタッフは大きな声をだし必死に取り組んでいるが、その声を別な患者さんやその家族からはどう思われているのか、かえって不安にさせているのではないか」と周りを気遣っている話をしてくれました。

確かに、救急外来は同じ部屋にいくつかのベッドが並んでいるのが普通ですが、音が漏れにくい個室にすることも考えるべきかもしれません。

 

 

同時にいろんなところに気を届かせながら仕事するのが看護。患者や家族の思いに意識を配り、自分の動きをその場に最適にコントロールすることが求められます。

 

目の前の業務をこなす感覚ではなく、看護をしているという感覚にあふれた現場にするにはどんなことができるのか、自問しました。

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2017-02-20 17:00:00

いのちをもう一度輝かせるホームホスピス

テーマ:ブログ

ホームホスピスが少しずつ増えてきています。

 

一昨年、一般社団法人として全国ホームホスピス協会も設立されました。協会では新しく開設を志す人のための研修やホームホスピスの評価・認定も始まっています。

 

ホームホスピスを実践している地域は全国で25地域に広がっています。

http://www.homehospice-jp.org/index.html

 

先日は、神戸にある「神戸なごみの家」にお伺いしました。

ホームホスピスⓇは、病や障碍があっても最期までその人らしく暮らせる「家」です。

 

1. 本人の意思を尊重し、本人にとっての最善を中心に考えます。

2. 「民家」に少人数でともに暮らし、通常の「家」という環境で暮らしを継続することを大切にします。

3. 病や障碍などの困難な条件下にあっても最期まで生ききることを支え、家族が悔いのない看取りができるように支えます。

4. 一人ひとりが持つ力に働きかけ、医療介護など多職種の専門職やボランティアが一体となって生活を支えます。

5. 死を単に1個の生命の終わりと受け止めずに、今を「生きる」人につなぎ、そこに至るまでの過程をともに歩む、新たな「看取りの文化」を地域に広げます。

 

以上は、ホームホスピスの理念ですが、なごみの家もそんな雰囲気を感じる場所でした。

 

神戸の六甲山麓の住宅街の高台に建つ家で、2階のリビングからは山あいの向こうに瀬戸内海が臨めます。ソファーの横のスペースを占有しているのは、イヌの姫ちゃん。年季を重ねた姫ちゃんのゆったりとした動きが、なごみの家を象徴しているようでした。

 

ホスピスというので、看取りが中心になっているのかなと思っていましたが、そうではなく、「そこに暮らす人々の生活を丁寧に整え、日常を取り戻したとき、いのちはもう一度輝く。和解と別れに向けて」と。

 

病院から最期を覚悟してここに来た入居者が、日常生活のリズムを取り戻すととも自分で食事をするようになり、自分で毎日の行動を決めるようになり、笑顔が戻ってきて、はじめてまもなく迎える死について考えるようになります。

 

このプロセスをしっかり支えることからホスピスは始まるんだなぁと、入所者のうたた寝する姿や一心不乱に書き物をする姿を見ていて、思いました。

 

先日は、ここで結婚式を行ったと聞きました。

まもなく人生を終えようとする旦那様。連れ添ってきた奥様と結婚式を挙げていなかったことをきっちりと整えるために、入居者やスタッフに囲まれたアットホームな結婚式を挙行しました。見せてもらった写真、とても穏やかで、真面目そうな旦那様と優しそうな奥様の見つめあった姿が素敵でした。このとき、人生のいろいろな想いが二人の間で交錯したことと思います。

 

 

ホームホスピスⓇは、これから広がっていくに違いないと確信しました。

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2017-02-11 17:00:00

在宅・終末期医療までを統合したシミュレーションセンター

テーマ:ブログ

臨床シミュレーションセンターが少しずつ増えてきました。

医療関係者を対象に、シミュレーターを使って、アセスメントや手技の学習をするところです。

 

今まで何か所か見学に行ったことがあるのですが、先日訪問した聖マリア病院の姫路メディカルシミュレーションセンターひめマリアⓇは、より広い概念でシミュレーションを捉えている施設でした。

 

シミュレーションといえば、フィジカルアセスメント、各種バイタルサイン、症状管理など急性期や救急医療に関する学習が中心になっていますが、ここでは、療養・介護、さらに終末期医療までを統合して学習できるようになっています。

 

対象者も広く、看護師や医師だけでなく、ヘルパーや介護福祉士、各学生も学びに来ます。いいなぁと思うのが、在宅で看取りをしたいと考える家族が、人が亡くなっていく姿をここで学んでいくそうです。

 

トレーナーは、隣にある聖マリア病院で院内の教育を受け、教えることができると認められた現場の臨床者たち。非常に実践的で、学んだ人からは即実践につかえると好評でした。

 

人気があるのでカリキュラムは毎日目一杯埋まっていて、活発さを感じました。

 

例えば、看護等の学生の実習も現状を考えると一部をこういうシミュレーション教育に置き換えていく方が現実的かと思いました。

地域住民が、病気になったとき自分がどういう医療を受けるのか、介護が必要になった時、人生の終わりの場面でどんなことが起きるのかを知るためにもシミュレーションはとても良いです。

各地にこういう場所があると、医療もよりよい方向に変わっていくことでしょう。

政策的な推進が必要と思います。

 

 

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