不動産市況は購入者目線ではまだまだと感じる今日この頃 | 不動産コンサルタントの素晴らしい日々

不動産市況は購入者目線ではまだまだと感じる今日この頃

一部報道では「新築マンションの販売が好調」とか「ハウスメーカーの受注数が増加」とか言われてますが、不動産市況を購入者目線で見ていくとまだまだと思うところがある。


実際に一部の新築マンションの販売は好調であって、その他の新築マンションは苦戦を強いられているともいわれている。

ハウスメーカーの営業担当者も来年4月以降の方が税制の優遇幅も増えるし、今は単なる駆け込みだけの人が多いのかもしれないと話す人もいる。

仲介を担当する不動産会社の中でも「価格が上がった」という人もいれば、「今までが安すぎた」という人もいるし、「まだ下がっている」という人もいる。

一方で一昔前に流行った2、3ヶ月で1000万円ぐらい高くして転売しようとする「土地ころがし」なども現れたりと。。。。

そんなに日本の不動産のポテンシャルは高くないと個人的には思っている。

物件数も減ってきたぶん「良い物件」と「悪い物件」の線引きもハッキリとしてきた。

そういう意味では「良い物件」が非常に少ないタイミング。

ごく普通に一般的なマイホームを購入しようと考えている人にとっては、何だか悩ましいタイミングに入っているのかもしれない。

私の方にも物件を探して欲しいというクライアントが沢山いるのに、「良い物件」がないから紹介できないというジレンマ。私もちょっと我慢のタイミング。


買い時を迎えた人は「良い物件」があれば購入し、なければ購入しない。

「買うこと」を目的にしないで、「快適に住んで幸せになること」を目的とする。


これは今の日本では、どんなタイミングでも一緒。