ラスベガスは年間を通して今が一番過ごし易い時期です。

旅行にもベストのシーズンです。

ブログに書こうかどうしようか迷ったのですが、同じ問題が立て続けにあって友人から相談を受けたりもしたので、こういう事は起って欲しくないけど、日本と海外ではこうも違うのかと言う事を知っていただきたくて ブログにアップします。

 

昨日、ラスベガスの友人Aから暗い声で電話がありました。

「友達が 捕まって留置所に入れられたの。何日ぐらい拘留されるかなぁ。」

友達とは、日本からの旅行者です。

日本人の旅行者の方が ラスベガスを旅行中に留置所に入ってるんです。

多少状況は違っても、つかまった理由は皆、同じです。暴力。

20年近くラスベガスに住んで、夫がべラージオに勤めてる時は こういう事件をよく耳にしました。

 

えっ、暴力?とびっくりされると思います。

何したの?って。

 

何をしたかと言うと、

彼氏と彼女がホテルの中のレストランで食事をしていた。

チョットした事で口論になって、彼氏が、「何だよ。」と、手で彼女の肩をドンと押した。

それを見ていたレストランのサーバーがびっくりしてセキュリティーを呼ぶ。

セキュリティーがすぐにあらわれると同時にセキュリティーカメラで再確認。

警察にも連絡。

警察官がすぐに現れて、その場で逮捕、手錠をかけられて連行されると言うパターンです。

 

それが、母と娘だったりもしました。

高級宝石店で娘さんがおねだりしたのを お母さんが買ってあげなかった事に腹を立てて

口論になってちょっと乱暴に払いのけたバッグが当たって、お母さんの頬から少し出血した。

すぐその場で逮捕、連行。

 

肩を押したり、手のひらでぺシッと頭をはたいただけでも アメリカでは暴力。

 

ホテルのセキュリティーの部屋にまず連れていかれて、警察の事情聴取が行われるみたいです。その時にホテルには日本人従業員がほとんどいないので、日本食のレストランのサーバーの人が呼ばれるみたいです。

カジノホストはそういうお手伝いはしません。日本からの大金をカジノで使われるお客様のお世話のみです。

ホテルの中の高級ブティックは テナントも多いので日本人の人がいてもホテル従業員とは限りません。たいてい呼ばれるのは当時3人くらいしかいなかったサーバーの日本人女性でした。

そして終わった後に職場に戻って、ああだったこうだったと。

 

急遽呼ばれて通訳に入る日本人も大変です。

「私、明日の飛行機で帰るんだから何とかしてよ。」

「あなたも同じ日本人なら、助けてよ。」

それで、どうにもならないと解ると、泣き叫んで通訳に八つ当たり。

アメリカの法律を変える事は出来ませんので。

 

昨日、友人から電話があった件は 彼氏が彼女に手を挙げたみたいで 拘留されたのは彼氏の方でした。拘留期間を聞かれたけど・・・・・。ケースバイケースだから・・・・。

「チョット押したとかじゃなくって・・・・。もうちょっとひどく・・・・。」

保釈金の事とか、電話連絡の事とか知ってる限りの情報を伝えましたけど・・・。

彼女が私に電話をしてきたのには、理由がありました。

8月の中旬にも同じような事が起きました。

私の友人がDUI(飲酒運転)で軽い事故を起こして、その場で警察に捕まり、すぐに留置場行きでした。

 

私はフロリダに引っ越してすぐ帯状疱疹で倒れてた時に友人Bからテキストが来ました。

「やっぱり、あなたには言っておいた方がいいと思って。あなたのお友達Kさん、DUIで留置場に 入ってました。」 

この友人Bは Kさんとは友達付き合いはないのですが、知り合いを通してご主人に弁護士を紹介して欲しいと言って来て、友人がご主人様に

「その人、Eちゃん(私)のお友達だよ。」と言う事になったんです。

 

そして 私の友人Kさんが留置所で過ごした数日間について後日、聞く事になったのです。

そしたら、Kさんが拘留されている間に、何んと日本人旅行者の女性が入って来て、英語が全く喋れず。詳しくは憶えていませんが、同じパターンです。日本から彼氏と彼女がラスベガスに旅行に来て、何かでチョット彼女が手を出したところ(バッグを振り上げた?)を、暴力とみなされ逮捕されたと言う。

 

お友達Kさんの留置場報告を 友人Aに話しておいたので、私に聞けば少しでも解ると思って電話してきたという事です。

お友達Kさんは 留置場内で 全く英語の喋れない日本人女性を助けて、拘留期間中、大変に忙しかったと言ってました。

Kさんはそんなに英語が得意ではないので、留置場内で一緒になったホームレスやすりや盗みを働いた人達に英語を助けてもらいながら、日本人の女性を保釈まで手伝ったと。

その日本人の方、具合も悪くなって、看護士の方が呼ばれてその通訳も。

「・・・・・。」

 

他の観光地はどうか解りませんが、ラスベガスのホテル内は見逃すところが無いほど、

完璧なセキュリティーカメラが設置してあって、24時間、そのカメラだけを見守る部署があります。まずはお客様の安全確保と、カジノでの不正や事故のチェック、従業員の仕事ぶりのチェックまで。

何かあったらすぐに裁判になる国ですから、動かぬ証拠が必要です。

なので、あれは ただじゃれあってただけといくら弁解しても カメラが証拠になります。

日本の常識は通じません。

 

くれぐれもお気を付け下さい。

Kさんの留置場日記は この次に書きます。

Kさんがいつも私に言うこと。

「私はあなたを本当の妹の様に思っているの。あなたはいつも私を助けてくれた。私を姉だと思って、困った事があったら何でも言って来てちょうだい。」

「いいえ、結構です。大酒呑みの姉は要りません。」

「何言ってるのよ。あなたにだけは それを言って欲しくないわ。」

 

Kさん、もうすぐ日本に永久帰国だし、私のブログ見てないからいいや。

凄く上品で和服が似合う素敵な日本女性、70歳?です。

 

 

ベストシーズンですよ。

どうか、楽しい旅行にして下さい。

チョットだけ、気をつけて。

ブンを5月中旬に引き取って、5ヶ月経ちました。

智恵の文殊菩薩様の一文字を取って 文。良い子に育ちますように。

うちに来た時には文が6ヶ月の頃。

 

今はギャルソンより身体が大きくなってムキムキ。

ただし、手足が凄く短いんです。

アメリカンスタフォードシャーテリアとグレートデンのミックスです。

 

最近はスーパーやんちゃ。

ギャルソンを追いかけて 噛みつくのが一番困ってます。

 

 

寝てる時は天使さん。

 

 

変なとこ、頭がいい。

キッチンカウンターに置いた食べ物が音もなく消えた事が何度も。

一度は6個買って来た菓子パン類が、1個しかない。

私のベッドの中から、ビニール袋が出て来ました。

納豆の入ってた発砲スチロールの入れ物がベッドから出て来た事も。

 

「あれ?私、ここに納豆置いたと思ったけど?気を付けないと私、ボケて来てる。」

それもありますが、音も無く盗んで行くんです。

 

 

今までの子達は、皆で寄り添って楽しく生きよう ヘラヘラヘラだったのが、

ブンは自分が、自分が、自分だけを見て。

夫が、

「こんな子、初めて。ギャルソンがストレス感じるようだったら、引き取らなければよかったかな。この先大丈夫なのか?」とまで言い出してました。

大型犬のミックスなのでもう40キロ近くあり、私ではお散歩は無理です。

 

 

先日、ラスベガスから初来客がありました。

私達の友人であり、セラピストであるNさんとご主人様が、コンベンションで来たからとうちに来てレストランにも2晩続けて行ってくれました。

 

コンベンションと言ったって、オーランドで、仕事が終わってレンタカーで 4時間かけてドライブしてわざわざ来てくれました。

午前中は家へ来てくれて、夫と私の治療を。

 

ギャルソンもブンも大喜びでジャンプ。

Nさんがギャルソンを見てびっくり。

「まあ、立派なお兄ちゃんになって。」

Nさんは以前 ギャルソンの事を黒チビと呼んでました。

「あの黒チビがジンさんのストレスの原因です。ゆっくりできないそうです。」

?????

て、言われても。

 

そして今回、Nさんはブンと初顔合わせ。

彼女はブンの事情は何も知りません。

 

ランチに行った時にNさんから、ブンのメッセージを聞きました。

「ブンちゃん、何かあったんでしょうか?前は 悲しかったって。」

 

生まれてから半年の間で うちに来るまでにシェルター2回、個人宅はうちで4軒目ですから。

たらい回し状態。シェルターと誰かの家を行ったり来たり。

何も考えていないやんちゃ坊主としか見えなかったけど、そうか、悲しかったのか。

 

夫にその事を話しました。そしたら、

「今は、俺が悲しいよ。」だそうです。

 

ブン、これからはずっと一緒だからね。もう悲しくないよ。

 

 

海外に住んでいても 今は、インターネットで日本のテレビ番組が観れます。

私は日本のドラマを観ても 出演者の方もわからないし、バラエティーを観ても笑いのつぼがずれて来てるのか、何も可笑しくない。

なので日本のテレビ番組を観る事が無いです。

 

一つだけ、観ているのが DHCテレビが配信している報道番組で

居島一平さんが司会を務める「真相深入り!虎の門ニュース」と言う番組です。

ものすごい個性のゲストが日替わりで登場して 言いたい放題。本音トーク。

 

その日のゲストの作家の百田尚樹氏が、何かで発した言葉。

「そんなん、ペケです。」

 

ペケ~っ!

 

その言葉を聞いてびっくり。

いきなり昭和に引き戻された。

最後に聞いたのは何十年前~?

本当に驚いたぁ。

 

ブンちゃん、君、ペケですよ。

 

 

「ママさん、ペケって何ですか?」

 

 

ペケって 今でも使われているんでしょうか?

ペケが解った方は、同じ昭和世代ですね。笑