" 太 陽 "
監督 入江悠
出演 神木隆之介
門脇麦
古川雄輝
森口瑤子
村上淳
中村優子
古舘寛治
鶴見辰吾
あらすじ、ネタバレ御免
二十一世紀初頭
ウィルスにより人類の大半が死滅
それから数十年後
かろうじて生き残った人類は
二つに分かれて暮らしていた
抗体を持っていた人たちはノクスとして
nox = 夜
抗体を持たない人をキュリオと呼び
curio = 骨董品; 希少品; 風変わりな人
支配するようになった
ノクス地区とキュリオ地区の境界のダム
中央に関門所がありノクスの駐在さんが滞在
ノクスを拘束する反抗的な村上
(そのノスクは友好的な村の駐在さん)
ノクスに陽の光を当てる
ノクス燃え上がって死亡 (ノスクは光に超過敏)
*
自首を勧める姉優子を振り切り
村上は逃走、四国自治区へ向かう
四国自治区はノクスから独立して生活している(ノクス公認)
優子を責める村民
古舘(ノスク支配に不満を持つ)が制止するも
優子の家(=村上の家)は村民により焼き払われる
村はノスクから経済封鎖を受ける
***
それから10年
貧困の進んだ村
優子の息子、隆之助は18歳？
古舘の娘、麦は19歳
集会所に村民が集まる
10年前307人だった村民は
逃げる人続出で現在は44人
区役所のノクス鶴見から大事なお話
村上に殺されたノクスの遺族の好意により
村の経済封鎖を終了する
更に
キュリオからノクスへの転換手術の抽選も復活する
応募可能なのは未成年のみ 応募期間は１週間
古舘は
転換手術を受ける奴は裏切り者だと思ってる
でも、娘は手術を受けた方が幸せかもと思う
麦は転換手術を受けるつもりはない
四国自治区へ行こうかなと思う
隆之助はノクスになりたい
転換手術の抽選に応募する
隆之助はノスクの生活を知りたいから
村境の駐在さん古川と友達になる
*
元キュリオの瑤子
ノクスになって16年
元古舘の妻、麦の母
以前は30歳まで転換手術を受けられた
今は鶴見の妻、流産10回
科学は進歩してもノスクの出生率は上がらない
瑤子は麦を養子にしようと思う
*
村から四国自治区に逃げた人たちが
帰ってくる
四国自治区はここより悲惨だった
ノクスが管理しないとキュリオは無秩序極まりなし
古舘は麦に内緒で
麦の転換手術抽選応募申請を出す
麦は当選、隆之助は落選
*
古舘が村に帰って来る
村民に殺される
*
麦は変な手術着を着て転換手術を受ける
やるこは静脈注射と輸血だけだけど手術
ノクスになって
鶴見と遥子の養子になる
とってもすっきり
いままで悩んでたのがバカみたい
*
隆之助は古川と旅に出る
よりによって、オープンカーじゃなくても良かったのに、とは思うけど
めでたし、めでたし
日本の田舎を舞台にした近未来SF
一般人の生活レベルは現在より低下し
終戦間もない頃まで戻ってる
致死率の高いウィルスが爆発的蔓延
生き残れるのは
感染を免れた人と
免疫力がとっても強い人
免疫力がとっても強ければ
感染しても死なない
死ななくても保菌者
別の症状が出ることも
で、
この映画の場合は
光に極端に弱くなった
日光を浴びただけで発火するのは
吸血鬼映画の見過ぎでやり過ぎで独創性に欠ける
で、
何故、光に極端に弱くて夜しかて出歩けない人が
昼も夜も普通に出歩ける普通の人を
支配できるようになったかは
不可解だが何の説明もなし
映画を見る限り
支配というより経済援助の側面が強そう
じゃあ、どうやって
ノクスが優雅な暮らしを維持しているかの
説明はなし
ノクスの問題が出生率の低下だけなら
キュリオ支配の目的は子供を産ませ
子供を養子にすること
なら
キュリオの数がノクスより多くないと
キュリオが途絶えてしまう
それでは元も子もない
少数が多数を物資援助し支配するには
かなりの社会システム進化が必要
ウィルスによる体質変化が
遺伝するのも疑問
ノクスが傲慢かといえば
描かれるノクスは
みんないい人
じゃ
キュリオがノクスを嫌うのは
単なる無い物ねだり？
その辺の描写がないと
話に入り込めない
若干長めの映画なのに
舌足らず
何を描きたかったか
分からない
2016年 日本映画 129分
ダムのロケ地
こ、ここは、〈のぞきめ〉の出るダムでは？
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