「 鈍獣 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 鈍獣 "


監督 細野ひで晃
脚本 宮藤官九郎
出演 浅野忠信
   北村一輝
   真木よう子
   佐津川愛美
   南野陽子
   ユースケ・サンタマリア


急停車する電車の中で
大乃国のお腹に顔を強打し
鼻血を出すよう子
大乃国


土砂降りの中
彼女が降りたのは
すもうの町"ときわ"
人口10,000弱の小さな町
町民は相撲が大好き
町は相撲一色
すもうの町


まず訪ねたのは
ホストクラブ"SUPER HEAVY"
ホストクラブ

ママは陽子
ただ1人のホスト北村は
まだ出勤せず
南野陽子


よう子は作家浅野を探している
真木よう子

彼女は週刊誌の彼の編集担当
浅野は小説"鈍獣"を連載していた

それが単行本になって
文学賞にノミネートされたが
連絡が取れない

浅野はときわ町の出身で
部屋に"SUPER HEAVY"の名刺があった
名刺


ただ1人の客
常連、警官のユースケ

ユースケも北村も浅野と同級生

ユースケに浅野のことを聞くが
答えはとっても歯切れが悪い


出勤してきた
ホストクラブのホステス愛美
佐津川愛美

浅野の部屋の名刺の裏には
彼女の名前が書いてあった
名刺


遅れてホスト北村出勤
( ときわんぱく相撲の初代横綱 )
陽子ママは愛人
目つきがあぶない
服装も行動も切れてる
北村一輝


小説の印税の受取人は
北村になっている

その契約の直後
浅野は失踪した


さて
ホスト北村とユースケの話では
北村一輝


浅やんは去年の夏に
25年ぶりに帰って来た
浅野忠信

昔と変わらず
鈍くて冴えなくて鈍臭くさいバカだった
 ( ホスト北村はまだまとも )

帰れとも言えず明け方まで苦い時間を過ごし
交番で昔話でも、と思ったが
いじめた思い出しか出てこない

浅やんはみんな忘れていて
ぜんぜん盛り上がらなかった

当時
"鈍獣"は連載が始まったばかりだった
浅やんは小説なんか書かけないよ
と、言って笑った

北っちには書かれては困る過去だらけ・・・



   真木よう子



   浅野が鈍獣に変身する映画ではない
   頭から角は生えてこない

   ナンセンス・ミステリー・コメディ



   ずっといい感じだったけど
   最後まで見て
   何か
   よく分からない


   殺しても死なないこの男
   何者?

   あの"愚鈍"さは
   素?演技?

   小説はいつ書いたの?
   誰が書いたの?



      人間は
      自分の過ちに気づかない
      鈍い獣だ


 南野陽子


2009年 日本映画 106分