「 運命の逆転 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " REVERSAL OF FORTUNE "


監督 バーベット・シュローダー
原作 アラン・ダーショウィッツ
脚本 ニコラス・カザン
出演 グレン・クローズ
   ジェレミー・アイアンズ
   ロン・シルヴァー


 高級住宅街ニューポート

 病院のベッドで植物状態のサニー

1979年12月27日
サニーは朝から寝室のベッドの中だった
これが眠っていたのか昏睡だったのか
後日、論争の的になる

午後になり
メイドの懇願を聞き入れて
夫のクラウスは医者を呼んだ
サニーは呼吸困難になり
呼吸と心臓は停止
この時は完全に昏睡状態
数時間後に蘇生し翌朝には意識もしっかりした

この1回目の昏睡は
グレンのメイドのマリアと
息子アレックスと長女アラの疑惑を呼んだ
彼らはクラウスを監視し続けた

1年後の1980年12月21日の朝
サニーはバスルームで2度目の昏睡になった
脈拍は38、体温は28度に落ちていた
サニーは昏睡から目覚めなかった
植物状態となり何年生きるかは分からなかった

前の夫との子供である息子と長女が
元地方検事に調査を依頼した

息子と私立探偵は
薬品が隠されていないかと
ニューポートの屋敷を調べ
クラウスの引き出しで
インシュリンの付着した注射器が発見された

検査の結果
サニーの血液中のインシュリンは
通常の14倍に達していた

その頃 クラウスは愛人と船遊んでいた
サニーが死ねば遺産1400万ドルは彼のものになる

クラウスは2度の殺人未遂で告訴され
1982年3月16日
有罪の判決が下された
愛人でさえクラウスに不利な証言をした

クラウスは
この評決を覆し有罪判決から逃れようと努めた

弁護をハーヴァード大学の
アラン・ダーショウィッツに頼む

アランは法学部教授でプロの弁護士ではないので
やりたい仕事しか引き受けない

アランはクラウスの無実を信じなかったが
クラウスの家族が警察を頼らず
金にものを言わせて勝手に捜査したことに腹を立て
負けを覚悟で引き受ける

アランは教え子を集め弁護団を作る・・・


  実際にあった事件を
  実際に弁護した教授の本を基に作られた

  
  弁護を依頼され
  裁判が行なわれるまでを
  じっくり、ねっとり描く

  裁判所の場面がほとんどない
  珍しい裁判物の映画


  裁判で問題なのは
  罪が問えるか、問えないか

  真実がどうだったのかは
  立証できない
  弁護団にも判らない


   妻がとっても金持ちだから
   夫は仕事をしない
   僕も仕事がしてみたい
   と、夫が言い出して夫婦喧嘩になる

   金持ちは庶民と別世界に住んでいる


 $0・・映画toほげほげ-運命の逆転


1990年 アメリカ映画 111分
 LA批評家協会賞 男優賞、脚本賞受賞
 アカデミー賞 主演男優賞受賞
 全米批評家協会賞 主演男優賞受賞
 ゴールデン・グローブ 男優賞受賞