監督 ブルース・リー
出演 ブルース・リー
ノラ・ミャオ
チャック・ノリス
とある使いで
初めてイタリアに来た田舎者の李
飛行機が早く到着し
空港で待つが迎えがなかなか来ない
腹が減りレストランへ
メニューが読めない、言葉も通じない
適当に注文すると
出て来たのはスープばかり5種類
意地で全部飲み腹を壊す
そして やっと迎えの苗と会う
苗は気の強い現代娘
苗は先月亡くなった父の中華料理屋"上海"を継いだ
しかし巨大企業が店の売却を迫り
苗が "売らない" と言うと嫌がらせをしてきた
そこで苗は香港の伯父に弁護士を頼んだ
なのに やって来たのは李
李本人は自信満々だが
スープの飲み過ぎで腹を下し
トイレばかり行く 頼り無さそうな男
ローマを案内中には娼婦に引っ掛かかり
苗はうんざり
苗の中華料理屋"上海"は
客足はさっぱり
ヒマな店員は裏で空手の練習
それを見た李曰く
武道に流派は関係ない
自分の体を無制限に使い
激しい動きの中で自分自身を
一心に表現するのだよ
まずは腰から鍛える
"腰馬合一"さ
やっと客が来たと思ったら
さっそくチンピラが嫌がらせ
今夜までに返事をしろと迫る
その間李はトイレの中で立つ瀬なし
夜には別のチンピラがやって来て
店内で狼藉を働く
店員はチンビラを裏に連れ出し果たし合い
しかしチンビラは強くて店員は歯が立たない
さて いよいよ李の腕の見せ所
僕が本物のジークンドーを見せてあげよう
まずは一人目
蹴り二発でノックアウト
続く二人目は
正拳二発でノックアウト
残った二人
蹴り一発づつでノックアウト
一躍李は人気者
苗の見る目も一転
ただ一人料理長は
こんな方法は解決にならん、と不安顔
そして
店への嫌がらせは激化して行く・・・
ブルース・リー作品で唯一
コメディ的演出が見られる
「 ドラゴン怒りの鉄拳 」より
格段に面白くなっている
映画ラストに見られる
チャック・ノリスとの戦いは
ブルース・リーのベストファイトと言われ
映画自体も
ブルース・リーのベスト作品と評される
カンフー映画の傑作
1972年 香港映画 98分 製作費13万ドル
1975年 日本公開
ブルース・リーは
モハメド・アリのビデオを見て
フットワークの勉強をした