監督 マイク・ニコルズ
原作 エドワード・アルビー
撮影 ハスケル・ウェクスラー
出演 エリザベス・テイラー
サンディ・デニス
リチャード・バートン
ジョージ・シーガル
パーティーから帰ってきた
エリザベスとリチャード夫妻
昔の映画の題名が思い出せず
イライラするエリザベス
( ふるえて眠れ ? )
パーティで疲れたとこぼすリチャード
すぐに客が来る予定だが
名前を思い出せず
イライラするエリザベス
やぶから棒だとこぼすリチャード
「三匹の子ぶた」の劇中歌「狼なんかこわくない」
の替え歌「 バージニア・ウルフなんかこわくない 」
歌いはしゃぐエリザベス
かみ合わない二人の会話
エリザベスがリチャードに食って掛かる
その真っ最中
お客に来たのは
サンディとジョージ夫妻
あっけにとられる二人
エリザベスは大学学長の娘
リチャードはそこの歴史学助教授40才
出世の波に乗り遅れた男
お客のジョージは新任28才
威張るエリザベス
ジョージにだけは愛想がいい
うんざりのリチャードは愚痴る
ジョージもうんざり
更に更に痴話喧嘩は続き
話題が子供に至り
二人の雲行きは更に怪しくなり
酔ったサンディは火に油を注ぐ・・・
バージニア・ウルフはイギリスの作家
狼ではない
1941年に59才で入水自殺した
彼女の小説を読んでいない僕には
この題に何か深い意味があるのか分からない
エリザベス・テイラー34才の演技が凄い
怒鳴り続ける嫌らしい女を熱演
台詞があまりにも汚いので
成人映画となり
アメリカでレーティング・システムが作られた
夜から朝まで
飲みっぱなしに飲んで
がなり続ける
これはかなり疲れるだろうが
見てる方も疲れる
どこまでが本心で
どこからが演技か
こんなストレス解消法も
たまには いいかもしれない
こんなことができる夫婦
いいね
ただし
本当に愛がないと
危険
1966年 アメリカ映画 130分 白黒 製作費750万ドル
アカデミー賞 主演女優賞、助演女優賞、撮影賞、美術賞受賞
NY批評家協会賞 女優賞受賞