2012-06-06 21:03:05

視スレの歴史を振り返ってみる3

テーマ:視スレ2012

視スレ初期に議論されていたことが、その後どうなっていったかについての考察を続けていきます。



昔は巨人戦のナイター中継が高視聴率だったため、ゴールデンタイムで常にプロ野球が中継されていました。


このことによるプロ野球界への経済的なメリットは非常に大きかったのですが、特に大きなものを二つ挙げると、


・マスコミがプロ野球報道を優遇してくれるので、親会社からの宣伝広告費が期待できる

 

・巨人戦の主催ゲームについて、テレビ放映権料が期待できる


というものがあったと思います。


今回は、地上波からナイター中継が消えた後にどうなったかについて考えたいと思います。



最近は値段が下がっているという話もあるのですが、かなり長い間ナイター中継の放映権料は1試合1億円と言われていました。

以前はセ・リーグ各球団とも、主催試合の巨人戦が14試合あったので、黙っていても毎年14億円が収入として計上されていました。


プロ野球球団の経営状態については不透明な点が多いのですが、一説によると04年ごろのヤクルト、広島、横浜あたりの年間予算は60-70億円ということだったので、ここから14億円減ったら経営が成り立たない球団が出てくるのでは?という予測がありました。


さてその後どうなっているかですが、まあ横浜は成り立たなかったようです。

TBSはここ数年は球団経営について諦めて、買い手を探していただけと言っていいと思うのですが、まがりなりにも親会社が存在するから可能な芸当であって、ゾンビのような状態でした。

何年かかけてようやくDeNAに引き取ってもらったのですがかなり苦労したと思いますし、「次」はあるのでしょうかね?



また、広島のように親会社が存在しない球団が真っ先に経営危機になるのかなと思われていたのですが、とりあえずすぐに潰れるという話は今のところ聞きません。

おそらく、かなりのコストカットをしているのだと思います。それはまあ必要な努力なのですが、その結果ここ数年のセ・リーグの上位3チームは下記のようになっています。(クシリ導入以降)

 

07 巨 中 阪

08 巨 阪 中

09 巨 中 ヤ

10 中 阪 巨

11 中 ヤ 巨

 

ここ5年間、巨人・中日は必ず3位以内に入っており、あとは阪神が3回、ヤクルトが2回。

広島・横浜は3位以内に一度も入っていません。


広島などが60億円程度の経営規模と言われていた頃、巨人・阪神・中日は100-200億円の年間予算があったようです。(野球の話なのであくまで推定です)


60億から14億減るのと、200億から減るのとではコストカットの圧力が全く違います。


選手の人件費=戦力 にかけられるお金に大きく差がついたのだと思います。


その結果、セ・リーグは上位と下位が分離した、魅力のないリーグになったと言えます。


(阪神は予算規模の割に3位以内に入れないことがあるため、身体を張ってセ・リーグを面白くしようとしているとも言えます。浦和レッズみたいだ…)



自然の流れにまかせていると、勝てなければチームに魅力が生まれないため、ファンは離れていくと思われます。つまり、格差拡大の流れはさらに進むのが自然です。

サッカーなどと違ってプロ野球には下位リーグからの昇降格などがないため、下位に吹き溜まった球団には見どころややりがいをアピールすることが難しいです。


そのため消滅する球団が出るかもしれない。その際に新たな買い手なり新規参入する球団なりがなければ6チームを維持することが出来なくなり、リーグ存続の危機です。



うーん、書きながら自分でも考えをまとめてみたという感じだったのですが、セ・リーグについてはここ10年で問題が深刻化しているだけですね。どうするどうなる。

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2012-05-28 23:04:18

視スレの歴史を振り返ってみる2

テーマ:視スレ2012

しばらく頭を使って文章を書くということをしていなかったので、週1ぐらいでボチボチやっていきます。

まとまった内容になっていくかは不明・・・

別にやめるわけではありません。


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2001年ごろと今とを比べて、プロ野球について大きく変わった点は、


「プロ野球が国民的なスポーツではなくなった」


ということだと思います。



昔のプロ野球は社会の中での存在感が、今とは比べ物にならないほど大きかったです。

毎日のようにテレビ中継されていたし、日本シリーズはデーゲームでも視聴率20%を超えていました。

今では視聴率どころか、日本シリーズですら全試合地上波中継を維持することができなくなってきています。(※1)


視スレの初期からの議論で、


「プロ野球がテレビで扱われなくなったら、親会社からの赤字補填がなくなって消滅する球団が出る」

 

というものがありました。


昔からパ・リーグの球団などは親会社が30-50億円程度の援助をしています。

これは、試合の結果がニュースなどで放送されて、企業名の宣伝になることで元が取れているという考えて親会社が負担しているものです。


巨人戦のテレビ中継が減少して、野球を報道するニーズやしがらみが少なくなったら、プロ野球球団の持つ宣伝価値が下がるのではないか、そのため親会社が手を引くのではないか、と予測されていました。



実はこの問題は、いまだに解決されていません。

プロ野球球団の経営実態はあまり明らかになっていないのですが、多くの球団はいまだに毎年30億円程度の赤字補填は必要なようです。(※2)



まあそれはともかく、ゴールデンタイムでの中継がほとんど成立しないぐらいに、社会の中でのプロ野球の存在感は弱まっていると思うのですが、それでもニュース番組のスポーツコーナーではまだ野球情報がかなりのウェイトを占めています。


試合がある日が多いので番組を作りやすいとか、変えるのが面倒くさいのでなんとなく続いているだとか、解説者などとの人間関係のしがらみだとか、編成権を持った人が野球をごり押ししたいだとか、いろんな事情があるんだろうと思います。(※3)


しかしこれは、放送する側の都合であって、見る側は合わせる必要はありません。

正直、僕はテレビでほとんど見る番組がないのでずーっと見てませんでした。

去年の地震でテレビが壊れたのですが、しばらくなくても困らなかったw

同じように考えている人は多いようで、2001年ごろから野球の視聴率が暴落したように、ここ数年はテレビ全体の視聴率がどんどん下落してきています。(※4)



視スレ初期は「野球の視聴率が低下したら、テレビは生き残りをかけて野球を切るのではないか」と予測されていました。

とはいえ、テレビ局としては試合中継は大幅に減らしたものの、報道体制はまだかなり野球寄りです。

おそらく、ほかの分野でも古い体制を引きずっているのでしょう。テレビを見る人が減っているのもそのせいでしょうか。野球のせいだけでテレビが没落したとまでは言いませんが。



いずれにしろ、視スレ開始から10年経ってみて、


「野球が時代遅れになったと思っていたら、その次はテレビ全体が時代遅れになりつつある」


という時期が来ていると思います。



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※1:過去の日本シリーズ全視聴率 と、グラフ化したもの (2010年まで)

 

※2:近鉄のように50億というところはなくなったのか… オリックスはどうなんだろう。当時と比べて何かが改善したとは思えないが

 

※3:特に春のキャンプ情報なんかはひどくて、取材費を球団が持ってくれるからただの練習を公共の電波を使って垂れ流すという…、そのくせ試合自体は視聴率が取れないから放送できないのに。このキャンプ情報が続く限り、野球を中心としたスポーツ報道の体制について好意的に見ることはできないです。


※4:このサイト で2010年上半期までのHUT(総世帯視聴率:テレビ全体の視聴率のようなものです)がグラフ化されていますが、こうやって見るとここ数年急に落ちているというより、線形に下落しているようにも見えますね…


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2012-05-21 22:02:32

視スレの歴史を振り返ってみる

テーマ:視スレ2012

ナイター中継も殆どないので、視スレや野球界の現状を分析するために過去の歴史を振り返ってみます。

 

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視スレの誕生は2001年でした。(※1)

 

今となっては信じられない話なのですが、2000年頃までは毎日、地上波のゴールデンタイムで巨人戦が中継されていて、しかも20%を超えるような高視聴率も頻繁に出していました。


とはいえ、僕(当時は20代前半でした)を含む若者世代は、そこまで巨人戦を見なくなっていました。

今から振り返るとよくわかるのですが、2000年頃からすでに巨人戦中継は、世帯視聴率は高いものの年齢別に見ると50歳以上に偏った分布になっていました。


こういう現象はどの分野でも起きることで、文化が未成熟なうちは一極集中になりがち(演歌とか昭和の歌謡曲とか)ですが、成熟していくと興味・関心が「狭く深く」になっていくのが普通です。(※2)

 

なので、「みんなが巨人戦を見ている」という状況は、本来は昭和の時代までしか通用しなかったはずであり、2000年までもったことがすごい、長嶋ってすごかったんだなあと思うのですが…



いずれにしろ、2000年までは巨人戦中継の「年間平均視聴率」がほぼ20%を保ち続けていた(※3)のが、2001年についに持たなくなって、一気に15%まで落ちました。


そして、当時からすでに巨人戦離れをしていて、この流れを予想していたスポーツファン(プロ野球の他球団ファンやサッカーファン、その他の競技のファンなど)が集まったのが視スレ=「プロ野球の視聴率を語る」スレでした。

 

当時のスレの論調としては、

 

・巨人ばっかり中継、報道されるのはおかしい(他球団も平等に扱ってほしい)

・野球ばっかり中継、報道されるのはおかしい(野球以外のスポーツも平等に…)

 

というものでした。

 

 

とはいえ、当時は各テレビ局がたくさん巨人戦を中継していたので、宣伝目的と考えれば報道の偏りは仕方がない(※4)、いずれさらに視聴率が低下していって巨人戦中継が維持できなくなれば、各球団・競技に平等なテレビ中継や報道の扱いになる。そしておそらく個別の球団については地上波では扱い切れず有料チャンネルに移っていくだろう…


というのが、初期の視スレの頃に僕が考えていた将来予測でした。



※1 ちなみに2ちゃんねるの誕生は1999年


※2 この辺りは稲増龍夫の理論などを参考にしています

 

※3 2000年にはすでに少し下がって18%になっていました。またこの年の「ONシリーズ」の最高視聴率が、シドニーオリンピックの視聴率を上回れず、この辺りで敏感に変化を感じ取った人もいたようです


※4 「宣伝目的」というのが本当に報道としてアリなのか?とも言えますが…とはいえ現状の報道ステーションなど「放映権を持っているのに報道すらしない」という宣伝目的すらしないという状況に比べればまだ理解できるというか

 

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あんまり頭を使わないでいると脳が腐るので、しばらくこんな感じのことを続けてみようと思います。

 

どういう風に展開するか自分でも心配… 今回は書き溜めてないので

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