昔、少しだけ並列プログラミング分野にいたので、High Performanceなんちゃらという言葉を聞くと懐かしい今日この頃ですが、昨今話題になっている事業仕分けについて、一言。
「2位ではダメなのか」という指摘がクローズアップされていますが、私にはピンと来ません。順位は結果的につくものであって、頑張った結果として2位であればそれはそれ相応の評価をされるでしょう。
ピンと来ないのは「はじめから2位は目指さないでしょう?」ということです。科学技術の分野についてはある種の競争が付きものであり、「どちらが早く思いついたか、発表したか」「どちらの手法が処理時間が短いか」など早さや速さが評価される(時には名誉、利益に繋がる)ことは普通にあることです。加えて、この競争性が科学技術の発展を促してきた面もあると思います。そうなるとやはり目指すは1位だと思うのですね。
スポーツだって結果だけが全てだとは言いませんが、目標を立てるとしたらやはり1位でしょう。サッカーのW杯の目標はベスト4らしいですが、これも「途中の目標」であって、ベスト4の常連になったとしてその後の目標が「ベスト4でいいや」とはなりませんよね。やはり「優勝だ!」となると思うのです。
今回の件は、スポーツではありませんし、莫大な費用がかかることなので単純に「目指すは1位っしょ」ということになならないと思いますが、日本は既に1位も獲得している歴史もあるのですから、今更2位目標は無いでしょう・・・確かにバランス感覚も大切で、「あと1%の性能アップに1兆円かかります」って言われたら、そりゃ反対ですけれども。今回の事業仕分けでは、どうも文科省の担当の人のプレゼンがあまり良くなかったらしく「順位は単なる結果です。1位を目指す、というのは象徴的な目標です。具体的な目標は○○と○○の分野に応用することで、国民の実生活の○○のようなところにも役立つのです。」とうまく説明できなかったのでしょうか。
まぁ、かなり反発があるようなので予算自体は通りそうですけどね。
しかし、稼働後の成果や順位は今ほど注目されるんでしょうかね。
神戸のポートアイランドらしいのでちょっと建物は見に行きたい感じですけど。