In My Life

音楽、ギター、多趣味なまろろの雑記帳
Twitter ID Marquee4001


テーマ:

前回より続き

 

8. Glory Of Love

Billy Hill 作曲のスタンダードナンバー

この曲はステレオとモノラルで全く違うテイクを収録した

ただしどちらもモノラルミックス(ややこしい)

ステレオでは山崎ゆみ子さんがピアノでバッキング、モノラルでは私がギターでバッキングし、それをどちらもモノラルミックスし収録したのだ(ややこしい)

録ったものに78回転SP盤(しかも蓄音機!)から録音したスクラッチノイズを被せ、戦前の雰囲気を狙ってみた

SP盤のノイズは、札幌にあったハンバーガーリサ(現在は営業を終了している)で録らせてもらい、ループ化した

CDではほとんど聴こえないと思うのだが、裏でハンバーガーを焼いているノイズも入っている(笑

ハンバーガーリサのオーナー、山田創さんには他の曲でもアドバイスをいただき、大変お世話になった

ありがとうございました

 

9. Bring It On Home To Me

Sam Cooke のこちらも大変有名なスタンダードナンバー

以前制作したエイイチロウのアルバムに収録した曲でもある

できる限りシンプルにアレンジし、私もボーカルを入れて仕上げた

私のボーカルで曲を台無しにしたのではないかと今でも思っている(笑

 

10. Kokomo Blues

戦前のブルースマン、Kokomo Arnold 作曲

レコーディングで邪魔をしたり歌ったりしているココモさんとはなんら関係はない曲

Kokomoは地名でもあり人名でもあるようだ(元々ココモさんはBeach BoysのKokomoという曲名からとった名前だ)

イントロはMuddy Waters、そこからロカビリー風のアレンジにつなげてやってみた

とても楽しんでレコーディングした曲だ

 

11. I've Just Seen A Face

ビートルズの曲でオリジナルはカントリー風の軽快な曲

原曲とは正反対の方向で、暗い印象のアレンジにしてみた(Holly Coleのアレンジも参考にしている)

イメージはビートルズのアルバム"Revolver"に収録されたらどうなるか?という感じでやってみた

ギターソロは逆回転で、Mihaluさんに逆に譜面を起こしてピアノで弾いてもらったものをギターで弾き直して録った

モノラルではボーカルがダブルトラックになっているが、これはADT(アーティフィシャルダブルトラッキング)といって、録音されたトラックの原音をわずかにずらしてミックスしたもので、ビートルズがアルバム"Revolver"以降多用したものだ

 

12. Interlude

アルバム唯一のオリジナル曲で、ステレオアルバムとモノラルアルバムのつなぎとして収録してみた

Mihaluさんのピアノ即興にココモさんの歌を入れて、ところどころハモリも入れてみた
ちょうどココモさんの声はBbの音程で、ちょっと大きな声を出すとCかDになるのでピッタリはまるのだ(笑

 

13. He's Got The Whole World In His Hands

アルバム最後にステレオのみで収録したゴスペルの名曲

ハモンドオルガンと歌だけのシンプルなアレンジにした(バックコーラスなど入れようかとも思ったが、シンプルにしたのは正解だと思っている)

オルガンの音作りはハンバーガーリサの山田さん、奏法についてはオルガンプレイヤーの鈴木慈さんがそれぞれアドバイスしてくださった

ハンバーガーリサには’50年代製のハモンドオルガンとレスリースピーカーの実機があり、それを使ってとても詳しくご教授いただいた

完成したこの曲を聴かれて一笑に付されるかもしれないが、そこは実力不足ということでご容赦いただきたい

 

 

以上で収録曲の簡単な解説としておく

 

今回ステレオとモノラルを収めたのは、やはり’50~'60年代のレコードや音源が私もMihaluさんも好きだからだ

かつてJune Christy の "Something Cool"がステレオ盤はモノラル盤の数年後に新録されて発売されたように、またはビートルズのステレオとモノラルではミックスが全く違ったりというようなことをこのアルバムでは楽しんで作業してみた

時間のある奇特な方はこのアルバムのあちこちにあるステレオとモノラルの違いも楽しんでもらえたらとても嬉しい(笑

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

テーマ:

 

前回より続き

 

収録曲について書いてみようと思う

 

1. I Met Him On A Sunday (Ronde Ronde)

アメリカのガールグループ The Shirellesのデビュー作(1958)で、ビートルズもカバーした”Boys”や”Will You Love Me Tomorrow"が有名

今回はLaura Nyroのバージョンを参考にアカペラと後半のピアノ、パーカッションだけで録音した

ココモさんが合いの手を入れている以外は全てのボーカルと楽器をMihaluが担当

 

2. Dancing In The Street

こちらもアメリカのガールグループ Martha and the Vandellasのヒット曲(1964)で、たくさんのアーティストにカバーされている名曲

Mihaluの分厚いコーラスとパンチのあるボーカルとピアノ、オルガン、私が担当したギター、ベース、ドラムスなどでアレンジしてあるが、録り終わってみてミックスに一番難儀した曲

全編を通して分厚いコーラスで覆われていて、それが迫力を出すのに一役買っているのだが、音域が他の楽器と見事に被っているのでその処理に手間取った

要はゴチャゴチャしたアレンジなのだが(笑、音の塊にならないように気をつけてミックスした

この曲でもココモさんが合いの手を入れている

 

3. Lucky Lips

Ruth Brownのヒット曲(1957)で、Cliff Richardのカバーも有名

名ソングライターチーム Leiber/Stollerの作曲

個人的にはこれがアルバムでのベストテイクで、シンプルなバンドサウンドのアレンジでプロフェッショナルな歌唱と上手く調和していると思っている

ピアノ、マラカスと全てのボーカルはMihalu、他の楽器は私が担当

2番のサビのアタマ、Lucky lips〜の歌い出しとココモさんのウールルラッという合いの手がピッタリで面白い

 

4. Walk On By

Bacharach/David作、Dionne Warwickのオリジナル(1964)以来様々なアーティストにカバーされ続けている名曲

Mihaluのピアノ弾き語りで、あえて淡々とした感じにアレンジしてある

最初はバンドアレンジも考えたが、デモで録った弾き語りのスタイルのまま録音して完成したのは歌詞を読んでみても正解だったと思う

 

5. The Cat-Song

Laura Nyro作(1976)

ねこの日常を歌った曲で、主人公のねこエディーをアビーに変えている

なのでココモさんではなく、アビーさんが声で参加している

全体ではどことなく東洋風でもあり南国風でもあるようなサウンドになった

キャッツウォークでパーカッションを担当しているケーイチ君がパンデイロとジェンベを担当

フルートのような音はメロトロンで、ビートルズのStrawberry Fields Foreverで聴かれるものだ

元々メロトロンは他の楽器を録音したテープをキーボードで鳴らすという楽器なのだが、この曲ではフルートをサンプリングしたメロトロンの音をサンプリングしたものを使うというとても複雑なことになっている(笑

このメロトロンとローズピアノ、全てのボーカルをMihaluが担当

ギターとベースは私が担当した

ステレオではボーカルはダブルトラック、モノラルではシングルである

モノラルではギターの音が揺れているが、これはアナログテープのワウフラッターの効果を使った

 

6. Why Do Fools Fall In Love

Frankie Lymon and the Teenagersのヒット曲(1956)で、ビーチボーイズからダイアナ・ロスまであらゆるジャンルのアーティストにカバーされている

オリジナルはドゥーワップの軽快なポップソングだが、今回はピアノリフをメインにしつつレゲエと16ビートとシャッフルを行き来するおかしなアレンジでやってみた

この曲はYouTubeにアップしているのでリンクを貼っておく

https://youtu.be/nW-H_S-wWPc

あらゆる手段でレコーディングの邪魔をしているのがココモさんだ

 

7. Sufferin' City

Johnny Copelandのバージョンが知られているが、Barbara Lynnのバージョン(1968)を参考にして、よりハードにアレンジした

Barbara Lynnがアトランティックでリリースした"Here Is Barbara Lynn"はR&Bの隠れた名盤で未聴の方にはオススメする

クラヴィネットとオルガンをMihalu、その他の楽器を私が担当した

この曲でもボーカルがステレオのみダブルトラック

みはるさんはこれをベストトラックと言っていた

 

続く

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

今回Mihalu and the Brown Tabby Singers名義のアルバムを2016年10月22日にリリースした

ボーカリストや音楽講師として活動しているみはるさんのアルバムで、CatswalkのレーベルCATS Recordsで制作した

 

みはるさんはいわゆるブラックミュージックに造詣が深く、レコーディングをスタートした時点ではそういった曲を集めたものになるんだろうと予想していたのだが、完成してみるとかなりバラエティに富んだ曲集になった

 

レコーディングでは基本的に鍵盤楽器はみはるさん、ギターなど弦楽器を私で担当した

例外的に内2曲でCatswalkでパーカッションを担当しているケーイチ君、ピアニストの山崎ゆみ子さんが参加している

前回制作したエイイチロウのアルバムが、友人達にたくさん参加してもらい完成したのとは対照的である

 

アルバムジャケットを含むアートワークは来島隆宏氏

収録された曲たちをパズルのピースに見立ててアルバムを作るというみはるさんのコンセプトを見事に表してくれていると思う

 

 

レコーディングはMacのLogicで進めた

従って基本的にデジタルでの作業となっているが、トラックを8つにまとめてから手持ちのアナログミキサーでミックスするなど可能な限りアナログな質感を出せるように努力したつもりだ

メインとなる11曲はステレオとモノラルの2バージョンを収録し、’60年代のリイシューCDでよくある2in1の体裁のようにしてある

ビートルズの音源がステレオとモノラルでかなり違う仕上りになっているように、このアルバムでもそういう仕上げを楽しんでみた

それにステレオとモノラルのつなぎの曲、ステレオのみミックスした曲で全24トラックを収録した

収録曲の半数くらいで、ジャケットに写っているねこのココモさんも歌で参加している(笑

ココモさんの歌はほぼピッタリBbの音なので、それに合わせてキーを変えた曲もあるくらいである

 

収録曲については次回に書くことにする

 

 

 

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。