2016.08.03(水)

 

更新がおそくなり申し訳ありません、

 

人工心臓をとりはずしてから、どのようなことがおこったのか

また後日まとめて更新させていただきます

 

 

現在の状態は、心臓に慢性心不全をかかえているものの

心臓、その他臓器、障害などはなにも残らず

2か月の寝たきりだったために、全く体が動かなかったので

リハビリに励んでおります

すでに支えなしで歩けるようになり、食事も食べれるようになりました

意識もしっかりしており、後遺症の類といえば

左足にしびれがある程度です

 

みなさまの支えと本人の生命力、お医者様、看護師様、いろいろな人の

お力添えでここまで回復することができました。

 

今月末には自宅に帰れるということで、楽しみにしております

 

本当にありがとうございました、当たり前の毎日が、

こんなにも大切だということ、それに心から気付けました

感謝の気持ちで一杯でございます

6月14日

今日は会いに行くと、少し麻酔を切られていて

目が覚めていた

しかし、どこかを見つめていて呼びかけにも反応せず。

目も合わないような状態だ。

大丈夫なのか?脳に障害が残ったりしてないのか?

そういう不安が一気にくるが、

鎮静剤が体に残っているため朦朧としているんだと

思うんだけどと先生が言っていたので、

そうであって欲しいなと思いながら今日は帰宅。

 

6月15日

今日は完全に朝から麻酔を切っていたようだ。

しっかり目が開いている。

今日は目の黄疸はだいぶひいていて、白目は割りと白かった。

昨日と違うことは呼びかけに反応したことだ。

目も合う。

色々と話しかけると、頷いたり目をグッと見開いたりしている

家に飼ってる犬の動画を見せたりした。

写真なんかもみせた。

反応があることがとてもうれしかった。

ただ、炎症の値が上がってきていることが気になることと

反応はあるが、両手足が反応しないというのが

すごく気になるということだった。

鎮静剤が残っていて動かないのか、知らない間に血栓が飛んで脳梗塞をおこしたのか

筋肉をだめにする菌が入ってしまったのか、敗血症になったせいで

半分の人間が体が動かなくなることが最近わかってきたから、そのせいなのか。

色々と考えられることがあります。今日頭のCTをとってみて

のちのち体のCTや髄液などの検査をしてみようと思いますということだった。

 

それを聞いた後に母さんに話しかけて

母さん、体、動きづらい?まだお薬が効いてるから、動かないだけじゃないかなって

怖いことないから、少しずつリハビリなんかしてよくなろうねって話していると

突然左手がビクっと動いて私もビクッとした。

 

え!?!?今動いたよね!?!?!え、自分で動かそうとして動かしたの?

動かそうと頑張ったの?と聞くと

小さく頷く。

 

動いたじゃん!動いた!!って看護師さんをよんで、

今動いたんです!動かそうとして動かしたって言ってますってつたえると

もう一度動かせる?と看護師さんが言う。

動いた!動かそうとしてる!

あーほんと!うごいたねっって看護師さんも喜んでる

 

このまま少しずつ全身が思うように動いてくれますようにと思う。

感動で涙でそうになった。

 

帰り際に、今日はかえるけど、明日もくるからねといって

看護師に挨拶して母さんをもう一度みると

すごい悲しい顔をしていた

 

そんな顔したら帰れないよ!!wwっていってもう一度手をにぎって

明日もくるから絶対!!看護師さんもずっと一緒にいてくれるから

こわいことないからね、大丈夫だからね といってICUを後にした

6月12日

今日言ってみると体重はグッとおちて

50キロ切ったようだ

血のほうは、だいぶ幸いなことに

だいぶ止まってきていて、1日で500CC程度だったそうだ

これはだいぶ少ない数字ですといっていた。

近いうちに胸を閉じる手術に踏み切ったほうがいいように思いますということだった

 

 

6月13日

朝突然の電話

毎回心臓が飛び出るかと思う。

それを気遣って、先に言いますが、お母さんの容態が変わったという話じゃないですと

前置きをしてくれる。

内容は、だいぶ体重もおちたし血も止まってきたようだから、

感染症を防ぐためにも、早く胸を閉じたほうが言いという判断をしたので

急ですが今日の昼から胸を閉じる手術をしますので、今からこれますか?

という話だった。

二つ返事で病院へ急ぐ

 

毎回のごとく同意書を書いた。

目の黄疸の数値が落ち着いてきたので肝臓の機能もだいぶ回復しているようだ

おしっこもでているので、腎臓も回復しているみたいだ

心臓も問題なく動いています

という話で、ただ胸を開けたままだと、直接胸の中に菌が感染して

その菌が薬の利かない菌だったりすると、

助けることができなくなってしまうので、今回は心臓が動けるかどうかを

確認してから、閉じれたら閉じます。

ということだった。

12時ごろ手術室へ搬入される。

それから4時間半がたったころ、ICUにもどってきましたよと看護師さんに呼ばれ

ICUに向かう。

先生が、「無事、胸を閉じることができました」

そういったときの安堵のしようといったらほんと・・

これで、しばらく様子を見て、なにも血圧などに変化がないようなら

これが最後の手術になると思いますと。

 

4度5度と度重なる手術で傷跡はあまりきれいなものではなくなったのが

悔やまれますが、命を助けるためには仕方ないことでしたといわれて

傷は確かにショックかもしれないけども、命を取り留めてくれさえすれば

と私も思った。

 

手術後母の目は開いていたが、意識は朦朧としていたようで

呼びかけには反応しなかった。

目も合わないが、麻酔のせいだと思う。

 

6月10日(金曜日)

今日は記念すべき日となった。

人工心臓を取り外す手術なのだ。

 

体重は50キロ台まで順調に落ちてはいたが、本当はもう少し

落としてから望みたかったなと先生が言っていた。

しかし体重を落とすのを待っていると、感染症に負けるかもしれないということで

自分の心臓を信じて、むりやりにでも取り外しましょうということだ。

 

人工心臓を取り外したあとに、バルーンや補助人工心肺、人工肺などを

とりつける処置は行うかもしれないという説明を受ける。

 

この手術の危険性は50%

人工心臓を入れて20日以上が経っているため人工心臓のチューブが

体の中のいたるところに癒着しているだろうから、取り除くのが

とても大変な作業になるということを教えられた。

簡単に取れるもんだと思っていたので、そんなに危険なのか・・と

不安になる。

 

12時過ぎに手術室へ搬入される、ばたばたとお見送りに呼ばれ

手を握り、頑張ってねとしか声をかけれなかった、

頼むからこれが最後の手術になってくださいと願いながら

先生に頭をさげた

 

4,5、時間で出てこないでくれと。

もしそんなに早く出てきたとしたら人工心臓をはずすことが

できなかったということだろうから、頼むからでてこないでくれと

ずっと願いながら控え室で待機する。

3時間。。4時間、、5時間。。6時間。。7時間

もうこんなに経ったんだからはずし始めてはいるんだろうと

自分に言い聞かせる。

兄も到着し、二人で廊下のいすで待つことにする、

待てど暮らせど出てこない。

10時間経とうとしていたとき、担当の先生がでてくる。

終わったのか?と思ってかけよると

「実はまだ手術は終わっていません。

ですが、先に言うと、人工手術は取り外せました。

ご自分の心臓もよく動いています。

ですが癒着していた部分などから、なかなか血がとまらず

止血に時間がかかっていますので、もう少しかかると思います。」

 

といわれた。

 

人工心臓がはずせた!?ならもう大丈夫だね

よかった。これで安心だって

そんな気持ちでホッとして

なんとなくたわいもない話をしていたと思う。

 

0時を回った頃、看護師さんが声をかけにきた。

無事手術がおわりましたので、今ICUにもどってきましたよと

もうすこし処置があるので、処置が終わったらよびにきますと

言ってくれた。

 

よかった。長かったね12時間と話してまっていると

心臓外科の先生がでてくる

あまり明るい顔ではないことはすぐにわかった

 

「今しっかり止血をして大丈夫だろうということでICUにもどってきたのですが

どうもどこからかまだ出血しているようです。1時間に400CC

ドレーンというくだから出ている、これは数時間で

体の中の血液がすべてなくなってしまうような量です

このまま何もせずにいると失血死ということになってしまいます。

ですから今からもう一度手術室にもどり、再度胸をあけて、

出血箇所を探さなければなりません。

もしここだという出血箇所が見つかれば、そこを止血するだけですみますが

ここだというのがわからないで、どこからともなくじわじわと血液がもれてるような

状態ですと、止血することができず、最悪失血死は免れないでしょう」

 

私も兄も呆然だった

え。一度もどってきたのに、、また手術室?

え?失血死・・・?

なにをいってるんだ。。え?っていうような

そういう感覚だった

 

それからまた3時間、4時間・・・ 午前5時半ごろ

無事に止血ができました。という医師の報告をうける。

「お腹の穴を内側から糸で縫ってそこで結んでるんですけど

その結び目がどうも腸間膜という膜にこすれて

傷がついていたようです。3箇所ほど止血しました。

これでたぶん大丈夫だとは思いますが

もうすこし様子は見なければなりません。」

そんな風に言われた。

 

面会に行く。

輸血と、血を固める成分だけを集めた液体を随時体に送っている。

血液を固める成分はとても強いものだけども

体の血を固める体の構造が今は壊れているようです

これで止まらないようですと、もう打つ手はなくなってしまいます

 

といわれ、さらに頭は真っ白になっていた。

 

心臓が動いているのに?

人工心臓がやっととりはずすことができたのに?

失血死?そんなことがありえるのか。。という絶望感だった。

 

しかも心臓が耐えれるかわからない状態なので、

骨も皮膚も、胸を開けたままの状態だそうだ

人工の膜を縫い付けてあると。

しばらくして落ち着いてから胸を閉じる手術をしましょうということだった。

 

胸があいているっていったいなんだよ・・・なんなの・・

頭ははてなだらけで・・

 

一度9時ごろ家にかえったものの、いてもたってもいられなくて、

風呂に入って飯食ったらすぐに病院にもどることにした。

 

病院で仮眠を取ろうと思ったが気になって眠れない。

もう一度面会する。

目が覚めていたようなので、声をかけてみる

母さんわかる?もう手術おわって、これで家に帰れるからねと

声をかけると目は合わないものの、涙を流していた。

 

肝臓の機能がよくないのか、目には黄疸が出ている。

出血は少し落ち着いてきて、1時間に100CCほどになったということだったが

100CCでも止まらなければ命にかかわると、このまま続いても

危険だということだった。まだ安心はできないようだ

 

6月8日

炎症の値が高いといわれて、いったいどれくらいが正常で

どれくらいが異常なんですかと問う。

 

正常の健康な人が1以下の数値で

少し微熱が出たなというくらいで1とちょっとくらい。

炎症値が上がってるねと先生が判断するのが10くらい

母の今の値は30前後ということだった。

 

普通の人の30倍なのか・・と唖然。

 

体重は53キロ代まで落ち前日とくらべ1キロくらいはやはり落ちたようだ

あと3~4キロは落としたいですねといわれた。

 

少し眠りが浅いようで瞬きをしたり、眉間にしわを寄せたりしている。

今日もだいぶむくみがとれて、顔がすっきりしたように思える。

 

6月9日

体重は51,7キロ

まただいぶ落ちたようだ。

今日はオフテストをした。

オフテストというのは、人工心臓の力を2分間ほどグッと落として

心臓が耐えられるかというテストだ。

無事何の問題もなく、オフテスト合格ということだった。

明日の朝12時ごろから人工心臓抜去の手術を行いましょうということに決まった。

6月6日

今日は眼科の先生が来て、目にカンジタが繁殖してないのかというのを

調べるそうだ

 

体の炎症の数値が上がり続けていて、感染症の影響だと思うといわれ、

感染症に負けてしまう前に、なるべく早く手術をしなければならなくなったそうだ。

なので、早くて明後日くらいにしようとのことだった。

 

6月7日

体重は前日が56キロで今日が54,3キロに減っている。

腎臓の働きもよく、血管に水分が戻ってきているようで

おしっこはきちんと出ている。

おかげでむくみも少し取れているように思える。

ぱんぱんだった顔も輪郭がわかるまでになってきた。

そうか、こういう顔だったよな、と久しぶりの母の顔という感じがした。

50キロまで落ちたら、人工心臓をはずすチャレンジをしてみましょうとのことだった

血管に血液が戻っているおかげで、おしっこをどんどん出しても

人工心臓のポンプは正常に動いているようだ。

6月5日

今日はいい知らせと悪い知らせの二つがあるといわれた

 

先にいい知らせ

血管に水分がもどってきつつある状態で

利尿剤の効果がでておしっこがよくでているとのこと

昨日より1キロおちて57キロになったこと

おしっこはよくでているが、人工心臓のポンプにもあまり

影響なくいい具合に水がひけてることがいい知らせ

 

悪い知らせ

免疫がかなり落ちているせいで、体内にカビが繁殖し始めたとのこと

人工心臓を早く抜けなければ、人工心臓にカビがついてしまうと

カビに体が負けてしまうとのことだった。

 

また来週にでも人工心臓を取り外す手術にもう一度チャレンジするとのこと

 

人工心臓をはずしたあとは心不全との闘いだといわれた

6月3日

体重の増加はやっと止まったそうだ。

今日から利尿剤を随時おくりこみ、おしっこをどんどん出すことにすると。

 

夕方ごろ、肺と肺の膜の間に針をさし、水分を抜く処置も行われた。

740ミリほどでたそうだ。

そんなにたまっていたんだね

 

6月4日

今日は私の誕生日だ

今年の誕生日はきっと忘れられないだろうなと思う。

 

おしっこがだいぶでてきたようで、手のむくみがだいぶ取れていた。

昨日からすると体重も59キロから58キロになりましたよといわれる。

 

毎日体重を量るのがどきどきだとか。

 

血管の透過性があがり血管のなかに水分がもどってきている状況だろうと

説明をされた。

今がはずすチャンスなんだけどって。

体重をあと10キロ以上減らさなければならないらしい。

 

悪い知らせもありますといわれた。

 

ついに血液中からカビが見つかったとのこと。

早く人工心臓をはずさないと、カビに打ち勝つ手がないと言われた。

もしかしたら来週にでももう一度人工心臓離脱チャレンジを行うかも

しれないということだった。

 

しかし、人工心臓をはずせたところで、大丈夫というわけではなくて

絶対に心臓の力が弱くなっているのは間違いないし、

穴をふさぐわけだから元の心臓よりも小さくなる、

今度は自分の心臓の力、心不全との闘いになります、ということだった。

 

祈るしかないと思った。

6月2日

昨日の夕方ゴロ先生から電話があり

人工心臓の設定を弱める検査をしたところ

大丈夫そうだという結果になったと知らされる。

 

うれしかった。久しぶりに気が晴れるような気がした。

これで血栓とも戦わないですむ、

ムクミもとれる、酸素もはずせる、心臓移植もしなくてよくなる

 

そう思った。

ほんとにうれしかった

 

今日急遽人工心臓をはずすチャレンジをすることになる

 

手術の説明を受けた。

今日はまず人工心臓をはずせるかどうかのテストをするとのこと。

昨日した検査は、2分間を2回、やってみて、それで大丈夫そうだということになったが

血栓の心配があり、それ以上のチャレンジはできなかったので、

今日はもう少し長めにとめてみて、自分の心臓がほんとうに動けるのかを

はっきりしてから、人工心肺に取り替えるなり、人工心臓をはずすなりするという話、

 

今は感染症を起こしていて、血栓もできやすく、この間の血腫のせいで、一時的に

人工心臓が止まってしまい、肝臓が栄養を作ることができず、血管の水分が外に

どんどん漏れ出して、血管の中が脱水症状になり、人工心臓のテストを長くするには

かなりのリスクが必要だといわれた。

 

今日は長めにとめてみて、もしそこではずせる状態じゃなく、血栓ができたりした場合

ポンプや管を新品のものに変える処置をするということだった。

はずせないとなると、これからの時期はカビが繁殖するのだそうだ、

体のなかにカビが繁殖してしまうと、命にかかわってくるという。

 

抗生剤では感染症も完全に治すことができないということだった。

 

手術室からは4時間ほどしてでてくる、

あまりに早すぎる。

結果が怖かった。

 

検査の結果、4分ほどとめてみたところ、

一気に数値が悪くなり、まだ心臓だけで動けるような状態ではとてもなかったといわれた。

今回のことで、だいぶ心臓の状態がわかったこともあるので、

治療方針をかえてみるとのことだった。

 

今までは極力心臓を休ませる形できたが

明日からは心臓を頑張らせるような処置になると。

回復の面ではあまりよくないことではあるが、それをやってみるしかないといわれた。

 

その後面会した。

涙が止まらない。

はずせるかもしれないという期待をしてしまっていたせいで、

やはり落胆してしまった。

希望は捨てていないが、とても苦しくなった。

 

6月1日

 

喉に炎症がみつかり、色々な抗生剤を試しているとのこと。

体重がまた1,4キロ増える

 

ムクミがひどく顔も手もパンパンになっていた。

 

おしっこはやはりあまり出ない。

様子を見て少しずつひいているといわれた。

 

自分の心臓が動き出しているため

今日うちに人工心臓の設定を限界まで弱めて、

自分の心臓だけでしっかり動けるのか試してみるとのこと。

 

もし動けるようなら人工心臓をはずすチャレンジをしましょうと。

 

もしだめなようなら人工心臓ははずせず、

肺炎を防ぐために、酸素チューブではなく気管切開をして

直接酸素を送りこむかたちに切り替えることになるということだった。

 

ほんとにはずせますように、お願いします。

 

日に3回の胸のエコーと、肺のレントゲンをとっている、

肺はだいぶきれいになってきたが、まだ白いところがあるとのことだ。

 

憎きタバコ という感じになっている