完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)
烏賊川市シリーズ(?)第3弾。
10年前に起こったビニールハウスでの殺人事件、その事件が未解決なままの状態で再びそのビニールハウスで殺人事件が起こる。
偶然にも殺された被害者に愛猫の捜索を依頼されていた鵜飼は、金に目のくらんだ状態で依頼人が死してもなお遺族から捜索続行の許可を得て猫を探し回る。
一方警察はビニールハウスに突如出現した巨大招き猫の謎と、殺人事件の関係性が見いだせずに苦労していた。おまけに第二の殺人事件も起き、これがまた一段とユニークな殺害方法だったのだ。なぜかトイレでお味噌汁をぶっかけられてるという・・・。トイレと味噌汁。更に謎は深まっていくのであ~る。
タイトルでも分かる通り、猫ずくしな感じで。猫は猫でも被害者がこよなく愛していたのは招き猫。彼の招き猫にかける情熱やコレクターの域を超えてしまってます。
今回ちょっと期待してたのは前作で登場したさくらお嬢様のキャラとワンちゃんの再登板。結構いい味出してたので、1弾で登場した大家の二宮朱美がレギュラーに昇格したのと同じく準レギュラー入りか?と期待してましたが出番はなし。ゲストキャラだったんでしょうかね(残念)。
★既読の【東川 篤哉】作品感想★