取引先で久しぶりに本気で叱られた の巻
テーマ:インフォランス社内の出来事2012年5月9日 東京は曇り
今日、この歳になって、取引先で久しぶりに本気で叱られた。
それは会社設立時からお付き合いをいただいている、10数年来の大切なお取引先の社長からだ。
「全然訪問して来ないから、うちの会社で何が起きてるか、まったくわかっていないじゃないか!」
っていうお叱りだ。
先方の担当窓口の方が既に辞めておられて、その方に向けて連絡などをしていた。
言われてみれば今日が、年初の挨拶に行って以来の4ヶ月ぶりの訪問となっていた。
現代はメールなどが発達しているため、ほとんどの簡単なやり取りは
ネットの世界で完結してしまうことができる。
社内でも、"効率的"という言葉が力を持って歩き回っている。
当社のコンサルティング提案でも、客先に頻繁に顔を出すことよりも大切なことは
クオリティーの高い提案であって、クライアントが必要と感じた時にきっちり対応すること
ができる方が価値のあることだと考えている傾向がある。
しかし今回、お付き合いと言うのは、そんな効率的で簡単に済ませてしまうことができるものではない、ということを教えてもらう良い機会となった。
確かに、自分がクライアントと同じ立場だったらと考えれば、お叱りも理解ができる。
すでに満足している取引業者とお付き合いがあって十分に満足できていたとしても、
その業者の慢心から、ほとんど会社に来ず、逆に取り引きの無い新しい営業マンが
足繁く通ってくるとしたら、その営業マンのために何とかしてあげようと考えて、
満足している取引業者だったとしても、そこから少し削って新しい営業マンに
何かをわけてやろうと思うのが普通だろう。
その行為が、効率的、経営的に見れば損になる取引になるとしても、人間的にそうしたくなる。
経営者とて、会社的に最大効率や最大効果を追求する前に、普通の一人間だからだ。
「いくらしっかりやってもらえたとしても、
新しく他の人間が一生懸命に営業をしかけてくる中で見れば、
おたくはうちをそんなに大切に思っていないんだなと考えるのは当然なことでしょ?」
社長からいただいた、このご意見は、まったくごもっともだ。
うちの営業スタイルは、足繁く通うことではなく、レベルの高い提案をすることだから、
そういう方針ではないと簡単に片付けてしまうこともできるが、
今回はご意見を辛辣に受け止めて自分を見つめ直すべきだと感じた。
どうでもいいと思った人間に、人は嫌われて損になるような叱るという行動などはしない。
ということは、前向きに考えれば自分にはまだチャンスがあるということだ。
現在では、自分の仕事として、最前線の現場に出ることはめっきり少なくなった。
それで、基本的なこと、アナログで大切なことなどを忘れかけていたんだと思う。
必要なことだけを伝えあって無駄な時間を減らすことを効率的だと言うが、
一見無駄なことと思えるアナログ的なことに大切な要素がたくさん存在している
ということを再確認するべきだ。
正義を貫けば必ず勝てるわけでもないように、
効率的にやることが必ずしも良い結果を生むことではない。
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」
という、日本では有名なフレーズがあるが、
仕事もインターネットを通じてだけで発生するのではなく、現場で発生しているものだ。
アナログで会うことで、前向きで予想外のことが起こる。
しっかり取り組めば、様々なことが事前に予測して計算できるなんて、
すべての分野において、ただの驕りでしかない。
効率的を追求することは、これからの時代で必須なことだ。
しかし、アナログな部分の重要さや現場感をおろそかにしてはいけないということを学ばせてもらえた。
今日のこの機会に感謝。







