日本の危機に

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ご無沙汰しています。長らく放置しておりました。


東北地方太平洋沖地震が発生してから7日間が経ちました。東京に住む私の家族も長野の両親も親戚もみな無事です。でも、この7日間、私の心の中には大きな喪失感があります。


淡路大震災のとき、私はバルセロナにいました。当時はインターネットも発達していなかったので、被災地の状況は限られたスペインのニュースや日本から届く新聞のみで、だからなのかもしれませんが、後から何年も経ってから、テレビの特別番組などで色々知った部分が大きいです。


その後も日本では大きな被害を出した地震も起きていますし、報道で色々目にしてきましたが、今回ほど地震を身近に感じたことはありませんでした。


東京の我が家はマンションの3階で、震度5だったのですがものすごく揺れました。人生で初めての揺れでした。一瞬、関東大震災が来たのかと思ってしまうくらい。棚の上の物が落ちたり、飾っていたガラス製のものが色々割れました。震度7はこれよりもはるかに大きな揺れなのだということを身を持って知りました。


テレビをすぐに付けて、最初は「○○で犠牲者が2名」というように少数の犠牲者の報告が流れていて、震度7でマグニチュード8くらいという大きさの割には、もしかしたら幸いなことに犠牲者は少ないのかもしれない、という期待がありました。でも、津波の映像が流れてきて、押し流されていく船や車の様子を見ながら、大変なことが起きてしまったと思った。それでもまさか、1万人以上の犠牲者が出てしまうかもしれないなんて想像もできませんでした。あまりにも多くの尊い命が失われてしまいました。人間も、動物も。



さらには追い打ちをかけるような原発問題の発生。

どうして。。。


この7日間、主にFacebookで国内外の友達と連絡を取り合い、色々な情報を共有してみんなで励まし合って過ごしています。スペインや海外の友達からいっぱいメッセージを貰い、毎日毎日、日本のためにみんな祈ってくれています。ニュースもたくさんチェックしていて、スペインではこういう報道だったけど、そうなの?大丈夫なの?東京に残るの?心配するメッセージ。

そして、「日本は素晴らしい国。助け合いの心がある。今までだって何度も困難を乗り越えてきた強い国。絶対に立ち直る。」って励ましのメッセージ。それぞれの国や地域で、みんな募金をしてくれたり、色々な支援活動をサポートしてくれています。心強くて、ありがたくて、涙が出ます。みんな、ありがとう。


東京を離れて避難している友達も何人かいますが、多くの友達は関東に残っています。

それぞれが安心して過ごせるのが一番。どんな決断も尊重されるべきです。


でも、この時代においてあり得もしない巨大陰謀性を信じて(例えばIAEAや原子力の関連機関が出している安全数値はニセモノとかね)権威ある学会や専門機関の見解を信じず、何の信ぴょう性もなく裏も取れていないような説を持ち出して、無駄に恐怖心をあおる人もいます。命を守りたいなら今すぐ関東外へ避難して、みたいなね。

被災地により近く、放射線に不安や恐怖を感じつつもどこへも行けない人たちの気持ち、もっと考えてあげて欲しいと思います。被災地の方々、原発の現場で命をかけて疲労困憊の中、作業を続けている作業員の方々に向かって、そんな無責任な言葉、面と向かって言えるんですか?

というかね、インターネットで色々調べて、どこの誰が言っているのだか分からないような話を広めてああだこうだ言っていることができる。それがどんなに安全で恵まれた環境か。

怒りは収まりません。。。。


私は東京にいます。

政府や世界の専門家の話を信じます。日本語だけじゃなく、英語、スペイン語でもニュースや専門家の意見を読みました。そして、彼らの言葉を信じます。素人の私は、それが一番安心できるからです。

そして、世界が応援してくれている日本を、日本人として信じることが私の誇りだからです。


ニューヨークタイムズに掲載された村上龍さんの寄稿文です。海外の友達が送ってくれました。

みんなで希望を持って、必ず日本を再建させましょう。


英語:http://www.nytimes.com/2011/03/17/opinion/17Murakami.html?_r=1

日本語:http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581/




今回の地震で亡くなった多くのみなさまとご遺族の方に心からお悔やみ申し上げます。そして家も車も船も大切な思い出の品々も全てを失ってしまった方々、今も苦しみ続けているみなさまに、世界中の祈りが届くことを願っています。
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