ついこの前まで夏だと思っていたのに少しずつ肌寒くなってきましたね。

まだクールビズなのでジャケットは着ません。というか満員電車暑いのでいりません。しおえです。



10月10日に都産貿台東館で開催されたテキストレボリューションズ2のイベントレポとちょっとまじめな話です。



≪事前≫

ぶっちゃけると何をするつもりありませんでした。


コミケで出し、夏コミティアでも出し。もういいだろう、と。

1次に2次もおけるし、それでいいだろう、と。

でも某北のカリスマ女王が言っていました。『このイベント盛り上げたいんですよね』と。

※テキレボは今年3月?に始まった文芸イベント。まだ赤ちゃんなのです。

まわりの方々も独自で企画立ち上げたり、出来る範囲で盛り上げに一役買おうとしていたり。


流石にしおえさんもこりゃマズいなと思いましたね。

ということで

・300字SSポストカードラリー

・無料配布スタンプラリー

という企画があったので超最後の方に参戦希望を出して作ることに。




まずポストカード。なぜ3種類も作ったし。

今回【本】をテーマと設定されていましたが

・『魔法使いの本の使い方講座』→本を物理的な道具としての使用

・『キリコとコハル』→本を枕としての使用

・『サイキック白になれ!』→本を使用させない堀裕子(2次創作)

という、非常に滅茶苦茶な方向性でもってやらせていただきました。


作品の方はほぼ頒布できたので、Pixivに掲載することにしました。

テキレボ300字SSポストカード





無配ペーパー。

いつも通り「まりあ骨董通信」。何気にもう作り始めて8号目。作ってるね結構。

表面は当面のイベント予定とうちの刊行物一覧。

裏面はSSです。今回はVol.7に続いてオリジナル百合的小説「キリコとコハル」です。

色んなところに「キリコとコハル」出していますが、どこから読んでもいいようにしているので次回受け取りにきてもいいんだぜ(作りすぎて余った



でな。

この2つで止めておけばよかったんだよ。

でもしおえさんの中の謎のプライドが出てきてこう言うんですよ。「新刊作れ」と。



そんなわけでイベント2週前に考えて1週で書いて残りの日で製本した突発的新刊。

オリジナルでは去年出した「and/but」以来の手製本です。

『お菓子』をテーマとした百合的小説。6P×3という内容。本当に薄いです。




製本テープにはマスキングテープを使用。

どれ一つとして同じ模様になっていないのがポイント。めんこい。

なおこの新刊どうせなら楽しんでもらえるように使いたい。ということで【お菓子くれなきゃ新刊上げないぞ】という謎企画やってみました。

要は代金0円だけどその代わりにお菓子と交換DA☆ZEというもの。お前何様だよって感じでしょ。自分もそう思う。


なお、新刊作って力尽きて細かいPOPはやめました。




≪当日≫

朝、謎の体調不良。

この1週間朝だけずっとダメでこの日もダメ。何か手が震えてるの。

まさかのイベント開始30分前くらい?に到着するという体たらくでした。

(到着してモンスター飲んだら治りました)



今回のスペース。

都産貿のテーブルは90×90ということで他のイベントと違って奥行きがあるのです。

今回それにかなり助けられましたね。

ウォールオブマリア(よこのウォールポケットのこと)はあまり広げたくないのでよかったです。

珍しくアンコを用いて2段構成にしてみました。これコミティアでも使えそう。




ほぼ全て平積みできたので、ウォールオブマリアは最低限だけ広げてポストカードと無配ペーパー入れにしました。

右下のジャックオーランタンはお菓子入れです。



意外なことに鍋裕子が出ました。

2次創作もOKとは言うものの、はたして本当に頒布出来るのかと思っていましたがまさか…。

他も特に突出はしていないものの、満遍なく頒布した感じですね。

なおあまりの告知力のなさに【お菓子くれなきゃ~】は途中から『スペース前でハロウィンのあのフレーズと言えば?』という謎クイズ形式にしました。だってお菓子持ってない人結構いましたし。しょうがない。


テキストレボリューション2の特徴として、当日来れない人向けにお買いもの代行サービスというものがあります。

委託も含めて事前に「これ欲しい」というリストを運営に出すと代わりに買って送ってくれるというもの。

とはいえ「しおえさんのところにわざわざそんなやつおらへんやろ~」と大木こだま師匠ばりのスタンスで臨んでいたのですが、まさかの希望者がいたそうで…。

世の中わからないものですね…。非常に申し訳ない(慢心して直前までWebカタログ更新してなかった


その代行サービスでも売れたのですが、うちのサークルの最初の本『天使居候中。』がついに完売となりました。

2年前の5月に同人活動を初めて、その際に作った本。なお100Pを超えているのに手製本という。しかもどのくらい製本すればいいかわかんないから30部作った。今思うと狂気。

一向に終わらない印刷。折っても折っても減らない本紙(当時A5の紙を折ってA6にしていた)、無線綴じにも大苦戦、結局業務用のデカイホッチキス買ってきて何とかした記憶(イベント前日夜に完成)。

思えば最初のコミティアでは1冊だけしか出なかったっけ。

知り合いとかに上げたりもあったけど、その後もほぼすべてのイベントに持って行って地道に頒布して、それもようやく全て…。すげぇ長い道のりでした。

最初は知り合い0でしたけど、今では話せる人も結構できて…ほんと月日の経過の強さを感じます。


買ってくれた全ての皆様、ありがとうございました。



その後イベントはまったりと推移し終了。




打ち上げで貰ったものもあるけど、かなりのかたにトリックオアトリートして頂いてお菓子てんこもりに。

これでしばらく食べていけます。



≪イベントを終えて・まじめなおはなし≫

疲れました。

ただそれだけ。


今回テキレボに関してどうにも腰が重かったのは、一つに時間。一つに気力でした。

時間に関しては自分の見通しの甘さなのでアレですが、ちょっとお話させて頂くと少し疲れました、ということに限ります。


今年はとにかく色んなことに挑戦しよう。

そう思いながら色んなところの企画に参加してみました。

春先から列挙すれば

・デレマス13歳合同2

・デレマス藤居朋合同誌

・デレマス兵藤レナ合同誌

・ウォンマガ夏フェス(Web)

・デレマス15歳合同→中止

・テキレボ2参加者アンソロジー

・ミリマス初心者SS合同誌

・水アンソロジー

・デレマス13歳合同3(進行中)

これに加えて自分の原稿という。

・ReBirth

・サクラツナギ

・Don't trust anyone but me.

・鍋裕子

・リンネの送者

・スウィートフラジャイル


要するにパンクです。書きだして正直ドン引き。


合同誌関係は自分だけの問題ではなく、人に迷惑がかかるということでいつも以上に気を張って気を張って、とやっていました。

そこにそろそろ限界が出てきたのかもしれません。


自分のやりたいことは何なのか。書きたいことは何なのか。

ちょっと悩んでいる感じです。

カメラもやりたいし、旅にも出たい。マラソンもしたい。今年停滞気味の衣装制作もしたい。ベースはまぁ少しはやりたいw

今年はその辺全て執筆にシフトしている感じです。自分でそうしたのですが、見事に破綻気味です。

人様よりも文章を描くのに時間がかかるので尚更。


あと色々考えさせられるのは色んなところに文章出すようになって感想を多く貰えるようになったこと。もちろんいいも悪いも含めて。別に感想などいらないということではなく、むしろ欲しい。

ここはちょっとなーとか微妙かなっていう感想も非常にありがたいのです。


ただ最近その感想の傾向も見えてきて、だいたいが「惜しい」とか「何かが足りない」というお言葉が目立つというか見えてくるんですね。

で、思いました。……それって毎回言われてるわけで、じゃあ実際全然惜しくないし、足りなさすぎなんじゃなかろうか、と。


色んなところに参加しつつ、自分でも本を出す。

自分にあまり時間がないのも理解していて、自分の思う話を早く表現したい。でも技術はなく。

じゃあ「書きながら上手くなるか」と思ってやっていたのですが、実際その実感がないわけで。

果たして今のやり方でいいのかどうか。


このままだとただ「新刊出したいために書く」とか「人に迷惑をかけないように書く」という本末転倒な形になってしまうんじゃないかなって思うわけです。

(今回合同誌とか企画の話が出ていて、一部の人に「どうです?」と聞かれて曖昧に笑ってごまかしたのはこのあたりが原因・理由です)。

今安易に「面白そう」では企画に参加できない。そんな状態です。

(今参加を既に希望しているところはしっかりやります)


あ、でも勘違いしないでほしいのは今日まで出した作品(もちろん合同誌含む)は全て可愛い我が子ですし、恥ずかしくはありません。自慢の息子・娘です。


で、結局これからしおえさんどうするのっていうとよくわかりません。

年内は11月の文学フリマに参加決定していますが、実際どうするかは決めていません。

それは新刊を出す出さないでもあるし、当日行く行かないでもあります。


ただ、腰を据えて考えることも、長期スパンでお話を考えることも必要なのかなって思う次第です。

仮にも物書きなんですが、支離滅裂でめっちゃくちゃな文章ですね。すいません。


悩んでいるフリがしたいだけかもしれませんが、わりとこの数カ月こんな感じなのは事実です。


とはいえ、今回「スウィートフラジャイル」久々に手製本でしたけど、新鮮な気持ちになれましたし、楽しかった。

イベントも発見があったりで、少し気力も復調してきたかなって気もしなくもなくなくないです。あれどっちだ。



ひとつ言えるのは。

イベント後のみんなで飲むお酒は美味しいという事です。



とりあえず次回秋ティアは一般なので、非常にフラットな気持ちで参加できそうです。


これからもよろしくお願いします。


しおえでした。