見積書には「インド黒」としか書いてないのですが・・
見積書には「中国白御影石」としか書いてないように時々、「インド黒」としか書いてない場合があります。
これ、やっぱりアウト!だと思うんですよね。
インドには何十種類も黒い石があります。
富山では黒御影石は滅多に使いません。
使う時は丘カロート型の四六の墓の墓石部分に使うくらいで笠墓で使う事は最近はほとんどないですね。
使った事も少ないので正直なところ、ネットに書いてある知識の方が詳しいです。
墓石(インド石材)について教えてください。
ヤフー知恵袋なんですが、この下の方のリンク先なんかも参考になります。
ネットで調べてみたらインドの黒い石は、
KNM K2、LK01、LK02、TNM、PON、JJ、BVR、YKD、PAN、PTK、TVK、MU、その他いろいろ。
黒い石の中でも「クンナム」という石が一番高いというのは分かったハズです。
クンナムにもいくつか段階があるし、中にはクンナムではないのにクンナムの仲間に入れてしまってるものもあります。
石材店が才数のほかに知られたくない石の等級
この記事の中でもクンナムだけでもたくさん種類があると書きました。
もうわけが分かりません。
今日の午前中、世界ソムリエコンテストという番組をやってまして、決勝にはテイスティングがあるんですが、前回まで優勝者でも1~2種類までしか当てられなかったというのです。(今回は5種類だったと思います)
30枚くらい黒御影石のサンプルを見せられたら、石材関係者でも全部当てるのは不可能ではないでしょうか?
石材店が「インド黒」としか書かない理由は?
やっぱり本当の名前を知られたくないからでしょうね。
値切られたらちょっと安い石にするつもりだと言うのがミエミエって感じがするんですけどね。
それ以外に理由なんてないとおもいますけど。
価格はやはりクンナムがいちばん高いですね。
安いのはPTKあたりで、仕入れ才単価でかなり違います。
なので製品レベルだと相当の価格差が出ます。
これって、美味しいんじゃない?
「どうせ見たってわかんないよ!」
って販売されたらたまったもんじゃないですよね。
実際に相談者から送ってもらった見積書には「インド黒」としか書いてなかったですからねえ。
同じように、「インド緑」としか書いてない場合もあります。
見積もりを複数の石材店から取るのは価格を値切るだけじゃないですよ
見積もりを複数から取って比較検討すれば少しは価格は安くなりますが、値切り過ぎると逆効果になります。
才数削られて、石の等級も落とされ(安い商社に発注)、施工ももしかしたら下手な職人をまわされたり施工料金が安い外部業者にまわされるかもしれません。
図面を少し変更して、長期の在庫品と同じ寸法にするとか。
いろいろやられちゃいますよ。
ということが目的ではなくて、
見積書に何が書かれているのかを見て欲しいです。
言語道断なのは、
石に勝手に名前をつけてる事です。
もっと最悪なのは「中国白御影石」とか「インド黒」など石を特定させていない場合です。
こういう見積もりを出してくる石材店は無条件で切ってかまいません。
断る時も「他で決めました」と言ってすぐに電話を切ればそれでいいです。
遠慮する事はありません。
施工費や文字彫刻費を別途に書いてあるときは、その金額を墓石価格に加えて比較すれば良いです。
有る地域の見積書に、
「弊社利益」と書いてあったのにはビックリしました。
いろんな見積もりがあるんで、迷われた時には遠慮せずに私に送って下さい。
(=^・・^=)