石材用強力ボンドはかなり強力
最近たて続けに「耐震工法」について相談されます。過去に何回も記事にしたんですが、皆さん記事を読んでないのか？、それとも直接私の口から聞かないと不安なのか？、どっちなんでしょう？
一度サイトマップを作り直さなくてはならないかな？、と考えています。
必要なものだけを残す、、感じで。
かなり時間がかかるので躊躇しておりますが。
結論から先に言います。
墓石の耐震工法は石材用強力ボンドを使って晴れた日に施工すれば必要ありません！
とりあえずボンドの耐久年数は20年くらいと言われています。（セメントよりは持つと思います）
ボンドを使って50年先を見たものは誰一人おりませんのでああだこうだと言っても仕方がないのでは？
私は↑↑で必要ないと言っていますが、絶対！？と聞かれれば「絶対ではないですが、、、」としかあ答える事はできません。
ボンドを使用するのはもちろんですが、耐震用の施工ではなくて構造を考えたお墓が良いのではないでしょうか。
各社いろいろ考えていると思いますので良く話を聞くことです。
耐震工法は必要だと言う石材店、いや必要ありませんという石材店、消費者は分からなくなりますよねえ。
工業試験などの数値に関しては分かりません、実際の実験データーが数十年後の状態と一致するものなんでしょうか？
私は分かりません。
地震が多い地域では心配なら耐震工法を施してもらえばいいんじゃないでしょうか？
相談者が聞いた東京の石屋さんでも「ボンドを使いますから耐震施工は必要ありません」と言われてたそうです。
もちろん絶対に必要だと考える石材店もあります。
石材店はなぜ耐震工法を勧めてくるのでしょうか？
- 本当に耐震工法が必要だと考えている
- 施工費を請求できるので勧めてくる
どっちでもいいんですが、
契約前に言ってくださいよ、見積書に書いて下さいよ。契約してから切り出すなんていけないんじゃないですか？笑
地震の多い地域なら普通に勧めてくるんじゃないでしょうか？
ただ地面に亀裂が入ったり液状化したり崖崩れしたら何の効果も無いんじゃないんでしょうか？
地面に亀裂が入るような地震であればどんな対策も効果なしです。
震度６弱の地震では地割れも発生する
耐震構造・耐震施工について②
↑↑過去記事に詳しく書いてあるんですけどねえ。やっぱサイトマップ作りなおさねば・・・
とにかく↑の記事に詳しく書いておきましたので読んで下さいね。
震度6でも地割れするんですよ、そのくらいならボンドでももちますよね。
ただし、石が完全に乾いている事と晴れた日に施工する事。。（石材店によっては中国から送られてきた墓石を野外においてる場合もあります、また濡れた石をガスバーナーであぶって表面だけ乾燥させて施工するのもダメです）
ボンドは石が濡れていたら効果無しです。表面は乾いてても中に水分を含有してたときもダメです。
良心的な石材店は雨が降ってきたら帰りますよ。
全国でも年間数百基のお墓を建てる石材店がいくつもあるんですが、どう考えても雨の日に施工しないと仕事をこなせないんですよねえ。そういう石材店が耐震工法を勧めてくるのかな？
それと耐震工法で10万円以上請求してくるような石材店は、どう考えても価格を吊り上げようとしてるだけにしか思えないんですよね。
地震で倒れたお墓の写真とか見せられませんでしたか？、笑
確かに北陸はほとんど地震がありません。
私も震度3でさえもほんの数度しか経験した事がありません。
北陸の石材店の多くは「地面が割れたら終わりじゃないですか、それまで心配したらお墓は建ちませんよ」と思ってます。のハズ。少なくとも私はそう思っています。
お客様の中で年配の方が洋型のお墓を選択される時に、「洋型の方が地震に強いんでしょ？」と言われる事があります。
「どこで聞かれたんですか？」
「なんとなくそう思ったんです」
たったこれだけの事でも地震に対して心配する消費者がいたら、飛んで火にいるなんとかですよね。
「そうなんですよ、洋型の方が倒れにくいんです。しかしそれだけでは万全ではありません。弊社では耐震工法を他の石材店にくらべいち早く取り入れています。この機会に耐震工法をとりいれてみたらいかがでしょうか？」
なんて私でもサラサラ言えますって、爆。
地震が無い地域ほど効果あるんでない？、笑
もうひとつ、
あなたが耐震工法を施した墓石を建てました、左右前後のお墓はどうです？
全て耐震工法が施されてますか？
古いお墓で次に大きな地震があったら倒れそうなお墓とかありません？
そういうとこで耐震工法したって隣のお墓が倒れて被害をこうむりますよね。
能登沖の地震の時には能登地方ではお墓は将棋倒し、忠魂碑が60cmもズレたり、こんなん耐震工法を施したってどうにもならんですよね。
とにかく必要以上に耐震工法を勧めてきたときには注意しましょう。