建墓予定者必読・・TypeRさんの建墓体験記その三 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
関東や都市部、その他の地域で墓地を購入しようとしてる方、
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何回も言いますが墓石施工は晴天の日にすることです



全国の建墓を考えてる皆様方に進言します。
「施工は必ず晴天の時にすると約束してくれる石材店を選びましょう!」
雨の日はボンド使用できないですよ。使用したとしても接着部をバーナーであぶって乾燥させますが石には水分がしっかり吸収されております。
あぶっていいのはサーモンかマグロくらいなもんで石をあぶっていいって事はないです。笑


というか一生に一度の建墓を雨の日に建てられたら気分が悪くないですか!?


根太石~観音扉まで



お墓の本体工事(1)



最近の一都三県の民営墓地では地上カロートのお墓が増えておりますがこの根太石部分があるのはほとんどありません。基礎からいきなり納骨室の壁が立ち上がるという構造の方が多いです。

根太石を設けるリミットは、納骨室が高くなる、納骨室はくり抜きで作ると石をたくさん使わなければなりませんが根太石が一枚石なら構造も良くなるわけです。


なので根太石を四つ合わせで作る石材店などほとんどありません。


基本的に四つ合わせにすると水切りがついてない場合が多いです。なので根太石や芝石は一枚石で作るのが常識であります!




唐戸は原石をコの字型にくり抜いた構造です。日本広しといえども納骨室を原石からくり抜いて作ってるのは富山だけではないでしょうか。

この工法を採用すると将来の修理がほとんど無くなります。

富山で最初にこの工法が採用された時には石川県の石材店は「バカだなあ、自分で自分の首をしめてるようなもんだ」とバカにしておりました。将来の修理も見込んでる既存石材店にしてみれば仕事がなくなる工法は信じられないものだったようです。



富山で最初にこの工法が採用された時には石川県の石材店は「バカだなあ、自分で自分の首をしめてるようなもんだ」とバカにしておりました。将来の修理も見込んでる既存石材店にしてみれば仕事がなくなる工法は信じられないものだったようです。




根太石と唐戸の一体型工法も各社だしていますが、微妙に構造がちがって特許申請してる石材店もあります。
石の量が多くなり少し価格が高くなるのと、根太石の水切りの部分の研磨が難しくデコデコしています。
あればいいですが、ボンドでしっかりとめれば必要はないでしょう。



先日静岡にいってお墓を見たのですが、
根太石はありましたが全て四つ合わせでした。
もちろん水切りはついておりません。
実は四つ合わせでも水切りは付けれます。石材店が付けれないもんだと思っているんでしょう。いままでやってきた事ではない工法や構造を受け入れる寛容性がないのではないかと思います。


唐戸を設置した段階で土に返すお骨を息抜き穴に入れていますが、通常はお墓が完成してから行います。
建ててからの作業は大変なので施主に許可を得てこの段階でいれさせてもらっています。
正式はお墓が建ってからの作業になります。



お墓の本体工事(2)



扉を付ける前に扉受けをつけます。唐戸本体に直接扉をつける石材店や枠を付けてから扉をつけるなど各社工夫を凝らしております。

どちらにしろかなりの精密度が必要になる箇所なので調整は難しいです。


扉を設置して供物台をつけて上から撮影した写真です。
肝心の扉を設置する工程の写真がありません。ほかの地域の石材店が一番見たいであろうと思われる箇所の写真がありません。TypeRさんは気を効かせて載せてくれなかったのかな?笑
九州が観音開きを採用していますがおそらく富山とは微妙に設置方法が違うのではないかと思います。

唐戸内を研磨してる場合もあるようですが、
それは余計なお世話的な無駄なことです。

夏場は唐戸内は湿気を帯びます。
風穴をつけてる石材店もあるようですが「石は150年も持つのにステンレスも150年持つんですか?」と私は過去に何回もツッコミました。
湿気をもつ唐戸内を研磨したら水が全て下に流れていきます。
研磨してなければ石が水を吸い込んでくれます。
(地盤によって湿気の度合いも違って、砂地に近いようであればまったく湿気はもちません。)

なので唐戸内を研磨(呉東に多い)するなんてバカのやることです。(中国の加工代が高くなるだけ、笑)


お墓の構造で譲れない個所

根太石は一枚石で水切りがあること。
扉の軸は金属製ではなく石であること。
(金属の軸はドリルで穴をあけて接着するので石より耐久性は劣る。また石の軸の扉は厚いのでひび割れなど発生しません。)


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