民営墓地を選ばなくてはならなくなる理由
お墓を建てなくてはならなくなって公営墓地の抽選に応募してもまず当たらない、また公営墓地そのものが無い自治体もあって、民営墓地に頼らざるをえないのが現状です。
寺院墓地は「檀家にならないと建てられない」という場合がほとんどなので敬遠される。私も東京のお布施の額や戒名をつけてもらうときの費用を聞くと正直、「ずっとお寺さんと付き合っていけるんだろうか?」と自分の能力を疑いたくなる。
というわけでやっぱり消費者が考えるのは民営墓地なのです。
民営墓地をインターネットで検索してみましょう
地域から探す場合と特定の民営墓地を探す場合がありますが、ほとんど前者のほうなので地域から探すことにします。
埼玉県川越市に住んでるとします。
Googleで「川越 墓地」と最初に検索します。
上と右にはスポンサーサイトがありますが無視します。
川越市の霊園・墓地とあるのでクリックしてみたら仏事ネットでした。
霊園の選び方、石材店の選び方などの記載はあります。
次は鎌倉新書のサイト
以下
石乃家
墓地検索サイト『ハナミズキ』
(株)大塚
やまと石材
有料墓石・石材店ガイド
墓探ねっと
りょうまのお墓探し
川越フォーシーズンメモリアル
と続く
皆さんはこのように検索されて順番にどんな霊園があるのかを調べることでしょう。
しかし出てくるのはお墓の紹介サイトと霊園の指定業者になってる石材店のHPばかりです。
まあ最初に検索した人はこんなもんだとは思うでしょうねえ。
私はある寺院墓地、○○寺○○墓苑を検索してみたかったのです。
この寺院墓地、指定業者制度はあるんですが檀家にならなくてもいいし、宗派も自由なんです。
でも普通に検索する人はこういう情報をしりません。
寺院墓地は嫌だなあという印象をもってしまって、寺院墓地でも融通がきく墓苑があるのを知らないままなんです。
またGoogleの1ページに出てきたサイトで、この寺院墓地を紹介してたのはゼロでかろうじてその他大勢という扱いに記述されてたのは僅か1社でした。
石材店ならまだしもお墓の紹介サイトとしてGoogleの1ページ目に出てくるなら、檀家にならなくてもいい&宗派自由の寺院墓地を見逃すってのはいかがなもんでしょう?
そして一番重要な事が抜けています
石材店のHPやお墓の紹介サイトで紹介されてる民営墓地をたくさん見てみました。
実際にその霊園に出かけて詳しく紹介してるサイトもあれば写真1枚だけでの紹介など各社いろいろですが、肝心な事が一切伏せてあるじゃないですか。
抜けてるのはこの記述、
- 指定石材店制度があります。
- 霊園内の石材店同士での相見積禁止
- 最初に応対した石材店が自動的に指定石材店になります
- 指定石材店は変更する事ができません
- 規格外の加工やデザインは全て追加料金が発生します
霊園にでかけたときに「見学ですか?」と石材店がよってきても「○○石材店さんに決めています」、ぐらいの事は言われるかもしれません。
消費者はいつまでもやられっぱなしなのか・・・
消費者はいい加減におかしな箇所に気が付くのか・・・
たとえ気がついても向こうは一致団結で難攻不落、あなたはどうしますか?