うちはアフターもしっかりしてるから安心です。
「うちはアフターもしっかりしてますから安心できますよ」と石材店の営業に言われたと思いますが、アフタサービスそのものが何なのか消費者はわからないとおもいます。
web検索をすると「毎年一回お掃除をします」と書いてある石材店のHPがありました。
確かに毎年一回、高圧洗浄機で掃除してくれたら有難いのですが、実際はここまで石材店に要求するべきではありませんので、こういう石材店は稀だと考えてください。
石材店側が責任をとらなければならないと考えられるもの
- お墓の傾き
- 墓石のヒビ割れ
- 墓石の汚れ
- 香焚き扉の破損
- ローソク立ての破損
- 線香立て金具の破損または無くなった
- 香炉の破損または無くなった
- ロソークを建てる事による香焚き火袋が汚れた
- ローソクが流れだし墓石にロウが流れだして後が取れなくなった
- 墓誌の文字追加彫刻
- 赤色の施主名から黒に変更
- 白い墨(黒も)が剥がれてきてみっともない
- 花立の落し(花をいれるステンレスのカップ)が無くなった
- 納骨室の蓋が開かない、または破損した
- 墓前灯籠のカサが冬の大雪で落ちて破損した
- 巻石が外れてきている
- 舞台・巻石からセメントのアクが流れだしてエフロ現象が発生した
- 何らかの不可抗力によってお墓に不具合が発生した
この中で石材店側に非があって責任を取らなければならないと思われるのは(法律上の責任ではありません)
① お墓の傾き
② 墓石のヒビ割れ
⑯ 巻石が外れてきてる
⑰ 舞台・巻石からセメントのアクが流れだしてエフロ現象が発生した
この4つの項目です。
保証期間が過ぎたら有料です。
契約時にこのような不具合が生じた場合のことなどを話し合う事などほとんど無いと思います。というのは消費者は一度お墓を建ててしまえばあとは何も心配する事はないだろうと思っているからです。またそのような不具合が生じるなど、全く考えもしないのです。
上にあげた①②⑯⑰の4つの不具合が生じた場合でも保証期間が過ぎてしまえば有料と言われてもしかたありません。
中には調子よく「心配しないで下さい、一生保証します」という営業マンも居るとは思いますが、文章化してあるわけでもなく約束したのは担当営業マンであって会社ではありません。
あとで「一生保証する」と言われたんですと言っても誰も責任をとってくれないでしょう。
調子の良い言葉で安心してはいけないのです。
次の記事は「お墓の傾き」についてのアフターについて書きます。