2009-06-27 21:38:43

愛しいフランゴシリアニ

テーマ:ギリシャ音楽
こないだ、ぺー先生と勉強したことをメモ代わりにまとめます。
ぺー先生はギリシャ人ですが、私が間違って理解している危険性も大いにありえます。
足らない知恵をこね回して、ああでもないこうでもないと考えている状態のものなので、ギリシャ音楽で検索をかけてたどりついた方などは、決してこの先に書いてあることを参考になさいませんよう、ご注意ください。


さて、フランゴシリアニ・グリキア、愛しいフランゴシリアニのお話。
マルコス・ヴァンヴァカリスの名曲を「フンドシ」などと、悪意あるコードネームで呼んではヒンシュクを買っている下品な私ですが、この曲「フランゴシリアニ」の歌詞をちゃんと理解したいなあと思っていました。

果たして、愛しいフランゴシリアニ。
彼女の長ったらしい名前の意味はなんでしょう。

この名前は意味として「フランゴ」と「シリアニ」に分断できます。
「フランゴは」フランスから来た人……フランク人という意味。
「シリアニ」は「シロス島の人」。
つまり「フランスから来たシロス島の人」。
ふたつも地名が入ってます。
なんでこんな名前なのかな……曲が作られた背景をまだ調べてないので、わかりません。

また、フランゴシリアニというと、女性の名前の他、ダンスの名前でもあるんだそうです。
フランク人由来のシロス島のダンス、ですね。
ヴァンヴァカリスのこの曲で踊るという意味ではないです。
この曲に登場するフランゴシリアニちゃんと、ダンスの名前とは、別。
調べたら、「かけている」という結論になる可能性もありますが、まだ私は真実を知りません。

ここからは歌詞の訳です。
といっても、直訳はまず無理なので、意味合いの理解ということになります。

ミア・フンドシ、ミア・フロガ、エホ メサ スティン カルディア。

問題の「フンドシ」が出てきますね。
これは名詞なんですけれども、動詞「フンドソ」だと、「燃え上がる」という意味だそうです。
続く「フロガ」は、「炎」。でも、ロウソクの炎みたいな、ちっちゃな火のイメージなんだそうです。
英語にするとflameですが、それともまたイメージが違うらしく、ぴったりの言葉はないそうです。
私は「灯」が近いかなあ、と思いました。なんとなく、五行の丁火を思い出します。太陽じゃない、陰の火。熱はあってもまぶしくない火です。

「僕の心の中に灯った火が、大きく燃え上がっている」ってな情景でしょうか。

なんで?
という理由が次の行で語られます。

レス ケ マギア ム’ヒス カニ、フランゴシリアニ グリキア。

マギアという単語がポイント。
魔法の呪文、という意味です。
だから、「君が僕に魔法をかけた」。

しかし、頭に「レス」とついています。
これは「言う」という動詞「レゴ」の直接法・単数・二人称の形ですが、意味は英語のas if...というわけで、「まるで君が僕に魔法をかけたみたいだ」となります。
フランゴシリアニちゃんは、魔女ではないんですね。

1番はここまで。
ここから2番です。

サ (エ)ルソ ナ セ アンダモソ、カト スティン アクロギアリア。

あなたに会いに波打ち際へ降りて行く。

……いいですね、きれいな情景です。
この「アクロギアリア」は、砂浜の波打ち際です。

サ イセラ ナ セ ホルタソ、オロ ハディア ケ フィリア。

「サ イセラ~」は、「~したい」の、ちょいとやわらかい言い方。
続く動詞の「ホルタソ」をしたい、と言ってます。
ホルタソは「満たす」。

あなたのハディアとフィリアで(僕の心を)満たしたい。
ハディアは愛撫、フィリアはキス……なんとまあ、情熱的!
情感こめて歌うのが難しいです。

ここまでが2番となります。

続けて3番へ。

サ セ パロ ナ ギリソ、フィニカ、パラコピ。

後半のフィニカとパラコピは地名です。
なんだかドラクエにでも出てきそうな地名ですが、これはフランス方面にあるそうです。
正確にどこなのかはまだ調べていません。

で、前半「サ セ パロ ナ ギリソ」は、「あなたを連れて帰る(未来形)」。
ただ連れて帰るってだけじゃなく、ひっつかまえて連れ去る、くらいの強い意味だそうです。
フランク人の土地に連れ帰ると言ってるのでしょうか。

ガリサ ケ デラングラツィア、ケ アス ム (エ)ルシ シンコピ。

まだ地名が続いていますね。
ガリサはガリア、デラングラツィアは、なんとデラクロワのことですって。
ガリアはともかく、デラングラツィアはちっともわかんないですね。

しかし、本当にわけわかんないのはその後です。
「シンコピ」って、辞書を引くと「心停止」ってかいてあります。
なんで!?
なんで、急に心臓止まるか!?

なにやら、これも慣用句みたいなものらしいです。
著しく心を揺さぶられると「ああ、心臓が止まる!」と表現するんだそうで。
あなたを連れて帰りたい、ああ、熱い想いで心臓が止まっちゃいそうだ!

……心停止の危機に瀕するなんて、どんなに激しい愛でありましょうや。
もりあがったところで3番、終わりです。

ラスト、4番。

スト パテリ スト ニホリ、フィナ スティン アリシニ。

パテリとニホリは地名で、これはギリシャの土地です。
パテリで、ニホリで、本当に洗練された地で、と言ってます。

ケ スト ピスコピオ ロマンザ、グリキア ム フランゴシリアニ
あー、また難しい言い回しが出た!
最後の行でこれです。
決めの言葉です。

ピスコピオとは、教会のこと。
祈りの場であり、修行の場であり、学問の場であり、そして聖域です。
しかし、なんの教会であるかというと、ロマンザの教会なんです。
ロマンザはイタリア語由来。
そう、ロマンスの教会というわけですね。

愛しいフランゴシリアニと、ロマンスの聖域に入る。
妄想……じゃなくて、幻想の中で、歌は終わります。

そういえば、ボサノヴァの名曲に「アグワ ヂ ベベール」という曲がありますが、それにも「許しの学校に入る」という表現があります。
キリスト教圏には、何かを極めるときに、何かの学校(教会)に入るというような言い回しがあるのかな……なんて、勝手な推測をしてみたりします。
愛の幻想は、極みへと達するのでありました。


と、いうわけで、愛しいフランゴシリアニの歌。
意味がわかったら、歌詞を忘れなくなりました。

いいなあ、この熱さ。
サ イセラ ナ セ ホルタソ、オロ ハディア ケ フィリアだったり、サ セ パロ ナ ギリソだったりするわけですよ!
切ないではないですか。

心停止しそうだよ、ヴァンヴァカリス!
2009-06-23 20:36:30

渋谷にいます

テーマ:ブログ

かねてから楽しみにしていたビッグ・プロジェクトが、ついに始動しました。
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☆☆占い師の部屋 渋谷サロン a.muse☆☆

営業時間:平日・土曜/14:00~23:00受付
     休・祝祭日/11:00~20:00受付
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住所  :〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目12-16 和光ビル7F
予約  :03-3464-1151(14:00~23:00受付)

地図はこちら
http://uraheya.com/amuse/www/index.html
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ご予約はお電話で。
03-3464-1151

2009-06-18 20:10:49

わんこ占い☆にゃんこ占い

テーマ:スピカ☆スタジオ

パワフルなお姉さん占い屋さんたちと始めたスピカ☆スタジオ。
スタートしたばっかりだというのに、かな~り楽しいお仕事させていただいてます。


☆オーナーさんとにゃんこの占い
☆オーナーさんとわんこの占い


……です!
おおお、ド真ん中、ストライク!
かわいい子たちの占いって、やってみたかったのよね!


「ペットとの幸せをいちばんに」をモットーとする「ペットファースト」さんのページに、占いコンテンツをご提供させていただきました。


http://www.petfirst.jp/
↑このページの下のほうにあるボタンをクリックしてください。
かわいいわんことにゃんこが魔法の杖を持っている絵です。


期間内に、かわいい子ちゃんたちとどんなステキなことがあるのかしら……と、想像しながら星を読んでいたら、思わずにやけてしまいました。
「いいこなんでちゅよー、蠍座生まれのオーナーしゃんは、にゃんこちゃんにぷにぷにで癒してもらえるんでちゅー」
とかなんとか、人には見せられない姿になりながら、書きました。
(さすがにそういう文体は却下でしたがね!)


ペットファーストさんのページ、充実しています。
http://www.petfirst.jp/


にゃんこエンジェル&わんこエンジェルと暮らしている方、またそんな生活を夢見ている方、ぜひぜひ見に行ってくださいませ☆






……あと、赤ちゃん占いやりたいな、私。
ベイビーのためなら、魂削って星を読みますよ。

2009-06-10 00:28:21

お稽古の記録

テーマ:生け花

二回分のお稽古の記録をまとめて掲載します。


■5月11日のお稽古

お生花:本勝手・九本活け

花材:白菊
maoのアストロ☆ミュトロギア-0511seika


自由花

花材:

バラ/カサブランカ/アルストロメリア/バイカウヅキ
maoのアストロ☆ミュトロギア-0511free

自由花活け直し


maoのアストロ☆ミュトロギア-0511retake

おうちに帰ると花器が変わってしまうので、どうしても違う形になります。

足のある花器にドーム状の形を作ったあと、バイカウヅキを上にのばしていますね。



■6月11日のお稽古
お生花:本勝手・九本活け

花材:黄菊
maoのアストロ☆ミュトロギア-0608seika

いつもいつも同じ型ばっかりで飽きてしまうかもしれませんが、この型こそが生花の基本。

仙人の修法のようなものだと思って、いつまでも続けます。

同じように見えても、1本たりとも同じ花には出会えません。

華道歴63年のよんよんちゃんも、菊の本勝手は活けています。

この方は、先日お初伝を取得しました。

伝のあるときとないときでは、全然風情が違うのですけれど、写真でその違いがわかるでしょうか?

http://ameblo.jp/maogatos/day-20090326.html

今回は、菊に曲線がついているのですよね。


自由花

花材:バラ/トルコキキョウ/ロベ
maoのアストロ☆ミュトロギア-0608free

今回は、初めて「投げ入れ」をしています。

これまでは剣山を使って活けていました。

つるつる滑る花瓶の口に花を止めるのはとても難しいのです。

また、花の茎が長いまま花瓶につっこむと、全体の印象が堅くなってしまいます。

この作品は、茎に茎をひっかけて、橋桁を組むように活けています。


慣れてしまえば、投げ入れのほうが剣山生花より自然な形に仕上がります。

2009-06-06 00:09:36

スイカ

テーマ:ブログ
maoのアストロ☆ミュトロギア-090605_2355~01.jpg
よんよんちゃんちに行ったら、今年初めてのスイカが出てきました。

スイカが大好きなよんよんちゃん。
夏の楽しみのひとつです。
2009-06-04 04:28:54

納品完了・夜明け……

テーマ:ブログ

ただいま、28時を回りました。
怒濤の会議日が終わり、締め切りの迫った原稿を今、納品~。
と、同時に暁の女神エオスがバラ色の指先を広げ、アポロンの馬車が東から駆け上がっていらっしゃいましたよ。
新しいケータイで見たら、まさにたった今が日の出の時間じゃありませんか。
あ~あ……



全然関係ないけど、今日あった不思議なこと。
素手で触ると反応するタイプのエレベーターのボタンに左手で触ったら、ちっとも反応しませんでした。
おかしいと思ったら、左手の指がガチガチになっていたのでした。
阿佐ヶ谷での夢の跡。


弾かないでいると、また指がやわらかくなっちゃいます。
ひと寝入りしたらギターを弾きましょう。

2009-06-02 03:49:24

13のレンベティカ:ありがとうございました

テーマ:ギリシャ音楽

本日はたくさんのみなさまにお越しいただき、なんと、満員御礼となりました。
会場から返ってくる拍手の大きいこと。
メンバー一同、厚く御礼申し上げます。
エフハリスト・ポリ!!


そして、感想のメールを早速くださいましたみなさま、ありがとうございます。
明日以降、おひとりおひとりに御礼のメールをしたいと思いますが、まずはこのブログにて感謝の気持ちをお伝えいたします。


コスタスもアツーシも「またやる!」と意気込んでおります。
本日、ご都合がつかなかったみなさまも、次回はぜひ。
もちろん、今日いらしてくださったみなさんのお顔も、再び見たいと思っています。


レンベティカという、日本ではほとんど知られていない音楽。
アンダー・グラウンドのギリシャ。
危なっかしくて、でもたまらなく色気のある男たちの世界。

次回もまた、濃厚に描き出したいと思います。

2009-06-01 17:35:36

本日、13のレンベティカ

テーマ:ブログ
ついにこの日が来ました。
ギリシャ演歌・レンベティカライブin阿佐ヶ谷です。

ここ数日というもの、ギリシャ語の辞書と首っ引きになって、歌詞の意味の最終調整をしました。
コスタスさんにも、へんちくりんな英語とギリシャ語のミックス、そしてジェスチャーによる悪戦苦闘をさせてしまいました。

おかげさまで、13の名曲が心の奥深くに入ってきたと思います。
コスタ、えふはりすと・ぽり。

してまた、左手の指先が木の枝のように堅くなってます。
ギターの指板が、テカテカになりました。
それでも指が痛くならないんだから、不思議です。
頑丈な体をくれたよんよん&Q太郎、ありがとう・ぽり。


レンベティカというのは、アンダーグラウンドな世界で発展した民衆の音楽。
ギリシャといえば、あの脳天気なゼウスお父さんをはじめとする神話の神サマたちや、おしゃべり好きの哲学者を思い浮かべ、「自由な民族なんだろうな」とイメージする私たち。
なにしろ民主主義と議会政治を生んだ人々ですからね。

でも、時代が下ってローマ帝国からこっちは、大国によって侵略され続けなのです。
オスマン帝国なんて、歴史の教科書にでてくるもんだと思ってましたが、とんでもない。
つい1922年11月まで、ギリシャは支配されていたんです。
解放された民衆の力が爆発して生まれたのが、レンベティカ!

しかし、20年もしないうちに第二次世界大戦が始まり、ナチスに占領されてしまうギリシャ……
レンベティカは一度姿を消してしまいます。

そして再び、レンベティカのレコーディングが始まるのは、なんと1950年代に入ってから。
そこからは、ラジオや映画の中で、盛んにレンベティカが流されます。

辛かった、悲しかった。
やっと明るい光が見えた。
レンベティカは、そのような道を辿って生まれ育った音楽なのです。


今夜はギリシャの光と影のコントラストをごらんにいれましょう。