2017-01-07 04:07:55

「成功」と「失敗」の法則/稲盛和夫 17007

テーマ:自己啓発
「成功」と「失敗」の法則/稲盛和夫
¥1,080
Amazon.co.jp
★★★★★

少々長いが、
まさにずっと課題に思い続けてきたことだけに
そのまま引用させて頂く。


 孫文の説いた王道

 組織をまとめていくには、「力」で治めていく方法と、
 「徳」で治めていく方法があります。
 換言すれば、集団の統治には、
 徳に基づく「王道」と力に基づく「覇道」という
 二通りの方法があるのです。

 この「王道」と「覇道」で思い出すのは、
 中国革命の父孫文が一九二四年に
 神戸で行った講演の一節です。

 孫文は、革命を通じ新しい中国をつくろうと考え、
 友人たちの支援を求め、
 当時、日増しに帝国主義的な方向へ
 傾斜していこうとしていた日本を訪れ、
 次のように問いかけました。

 「西洋の物質文明は科学の文明であり、
  武力の文明となってアジアを圧迫している。
  これは中国で古来いわれている『覇道』の文明であり、
  東洋にはそれより優れた『王道』の文化がある。
  王道の文化の本質は道徳、仁義である」

 「あなたがた日本民族は、
  欧米の覇道の文化を取り入れていると同時に、
  アジアの王道文化の本質も持っている。
  日本がこれからのち、世界の文化の前途に対して、
  いったい西洋の覇道の番犬となるのか、
  東洋の王道の干城(=盾と城)となるのか、
  あなたがた日本国民がよく考え、
  慎重に選ぶことにかかっている」

 残念ながら、日本は孫文の忠告に耳を貸さず、
 一瀉千里に「覇道」を突き進み、
 富国強兵の道をとり続け、
 ついには一九四五年の敗戦を迎えるに至るのです。

 孫文が説いた「王道」とは、
 「徳」に基づいた国家政策のことであり、
 「徳」とは、中国では古来、
 「仁」「義」「礼」という三つの言葉で表されていました。
 「仁」とは他を慈しむこと、「義」とは道理に適うこと、
 そして「礼」とは礼節を弁えていることです。
 また、この「仁」「義」「礼」、
 三つを備えた人を「徳のある人」と呼んでいました。

 つまり、「徳で治める」とは、
 高邁な人間性で集団を
 統治していくことを意味するのです。

 企業経営においても、
 長く繁栄を続ける企業をつくりあげていこうとするなら、
 「徳」で治めていくしか道はないと私は考えています。

 欧米の多くの企業では一般に、
 覇道つまり「力」による企業統治を進めています。
 例えば、資本の論理をもって
 人事権や任命権をふりかざしたり、
 または金銭的なインセンティブ(誘因)をもって、
 従業員をコントロールしようとしたりするのです。

 しかし、権力によって人間を管理し、
 または金銭によって人間の欲望をそそるような経営が、
 長続きするはずはありません。
 一時的に成功を収めることができたとしても、
 いつか人心の離反を招き、必ず破滅に至るはずです。
 企業経営とは永遠に繁栄を目指すものでなければならず、
 それには「徳」に基づく経営を進めるしか方法はないのです。

 実際に、経営者の人格が高まるにつれ、
 企業は成長発展していきます。
 私はそれを、
 「経営はトップの器で決まる」と表現しています。
 会社を立派にしていこうと思っても、
 「蟹は自分の甲羅に似せて穴を掘る」というように、
 経営者の人間性、いわば人としての器の大きさにしか
 企業はならないものなのです。

 例えば、小さな企業の経営で成功を収めた経営者が、
 企業が大きくなるにつれ、
 経営の舵取りがうまくとれなくなってしまい、
 会社をつぶしてしまうということがよくあります。
 それは、組織が大きくなっていくにつれ、
 その経営者が自分の器を
 大きくすることができなかったからです。

 企業を発展させていこうとするなら、
 まずは経営者が人間としての器、言い換えれば、
 自分の人間性、哲学、考え方、人格というものを、
 絶えず向上させていくよう、
 努力を重ねていくことが求められるのです。

 しかし近年、日本ではそのようなことを
 理解する経営者が少なくなっています。
 少しばかり事業で成功を収めただけで、
 謙虚さを失い、傲岸不遜に振る舞い、
 私利私欲の追求に走ることで、
 せっかく手にした成功を失ってしまう
 経営者が続いているのです。

 いまこそ賢人、聖人たちの知恵に学び、
 「徳」ということの大切さを改めて
 理解することが大切です。
 そうすることが、単に一つの集団の発展を導くのみならず、
 荒みいく日本社会の再生にあたっても、
 大きな貢献を果たすのではないでしょうか。

今年は迷わず
「王道」をゆく経営、
「徳」に基づいた経営をしたい。
その為の自らの成長も。


「成功」と「失敗」の法則/稲盛和夫 16051

「成功」と「失敗」の法則/稲盛和夫 14103


働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」/稲盛和夫 17002
働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」/稲盛和夫 10123

心を高める、経営を伸ばす/稲盛和夫 16345
心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために/稲盛和夫 16159
心を高める経営を伸ばす/稲盛和夫 1524 2
心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために/稲盛 和夫 10303
心を高める、経営を伸ばす/稲盛 和夫 08025
心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために/稲盛 和夫 05323

アメーバ経営/稲盛和夫 16324

アメーバ経営/稲盛和夫 16039

アメーバ経営/稲盛和夫 15177
アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役/稲盛 和夫 08274
アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役/稲盛 和夫 08271

アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役/稲盛 和夫 06330


人を生かす 稲盛和夫の経営塾/稲盛和夫 16302 ★★★★★

人を生かす 稲盛和夫の経営塾/稲盛和夫 15361
人を生かす 稲盛和夫の経営塾/稲盛和夫 15143  

稲盛和夫の経営塾 Q&A 高収益企業のつくり方/稲盛和夫 16249
稲盛和夫の経営塾 Q&A高収益企業のつくり方/稲盛和夫 15215
稲盛和夫の経営塾 Q&A高収益企業のつくり方/稲盛和夫 15157

敬天愛人―私の経営を支えたもの/稲盛和夫 15253
新版 敬天愛人 ゼロからの挑戦/稲盛和夫 14271
敬天愛人―私の経営を支えたもの/稲盛和夫 14250
敬天愛人―私の経営を支えたもの/稲盛和夫 13298
敬天愛人―私の経営を支えたもの/稲盛 和夫 06083

成功への情熱―PASSION/稲盛和夫 16196
成功への情熱/稲盛和夫 15247
成功への情熱―PASSION/稲盛 和夫 11275
成功への情熱―PASSION/稲盛 和夫 05314

稲盛和夫の実践経営塾/稲盛和夫 16190
稲盛和夫の実践経営塾/稲盛和夫 15295
稲盛和夫の実践経営塾/稲盛和夫 15017
稲盛和夫の実践経営塾/稲盛和夫 13178

稲盛和夫の実学―経営と会計/稲盛和夫 16107
稲盛和夫の実学―経営と会計/稲盛和夫 15170
稲盛和夫の実学―経営と会計/稲盛和夫 14067
稲盛和夫の実学―経営と会計/稲盛 和夫 08241
稲盛和夫の実学―経営と会計/稲盛 和夫 06303

稲盛和夫の経営問答 従業員をやる氣にさせる7つのカギ/稲盛和夫 16056
稲盛和夫の経営問答 従業員をやる氣にさせる7つのカギ/稲盛和夫 14208


働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」/稲盛和夫 16045
働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」/稲盛和夫 10123


生き方―人間として一番大切なこと/稲盛和夫 16036


成功の要諦/稲盛和夫 16025
成功の要諦/稲盛和夫 15037 ★★★★★

京セラフィロソフィ/稲盛和夫 16002 ★★★★★
京セラフィロソフィ/稲森和夫 14314

ど真剣に生きる/稲盛和夫 14287


「利他」 人は人のために生きる/稲盛和夫 瀬戸内寂聴 14264


実践経営問答/稲盛 和夫, 盛和塾事務局 06324


燃える闘魂/稲盛和夫 14149


君の思いは必ず実現する―二十一世紀の子供たちへ/稲盛和夫 14115
 
何のために生きるのか/稲盛和夫 五木寛之 14074

稲盛和夫語録―経営を芸術する孤高の起業家/ソニーマガジンズビジネスブック 05262

稲盛和夫の哲学/稲盛 和夫 05026


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

GAKUさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

AD

↓原点の一冊
↓今日本に一番必要なもの
↓真の成功とは何か
↓隠れた不朽の名著
↓私も演武相手で登場
↓ビジネスパーソン必読書
↓感動は決して小さくない
↓何度も読みたい一冊
↓一日一冊の秘訣
↓ぬるい自分に喝!
↓元氣の素。これは凄い

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。