自分であり続けるために 流されず、いまを生き切る50のメッセージ/田坂 広志 10002 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

自分であり続けるために 流されず、いまを生き切る50のメッセージ/田坂 広志 10002

自分であり続けるために 流されず、いまを生き切る50のメッセージ/田坂 広志
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★★★★★

元旦に続き、田坂広志先生の本の今年第二弾。

正月の厳粛な雰囲氣のなかで読むには

田坂広志先生の本はまさにふさわしいと思う。



 自分の内なる声


 いま、あなたは、
 なぜ、この本を手にとられたのでしょうか。


 もしかしたら、
 いま、あなたは、
 悩みや迷いの中にあるのでしょうか。
 苦しさや辛さの中にあるのでしょうか。
 悲しみや寂しさの中にあるのでしょうか。


 もしそうならば、
 そのあなたに、
 心を込めて、申し上げたい。


 いま、あなたは、
 素晴らしい人生の一瞬を歩まれている。


 心を込めて、そう、申し上げたい。


 なぜ、そう申し上げるのか。


 なぜなら、
 悩みや迷いのとき、
 悲しみや辛さのとき、
 悲しみや寂しさのとき、


 そのときだけに、
 我々が得ることのできる
 素晴らしいものがあるからです。


 人間としての成長。


 いま、あなたは、
 その素晴らしい成長の一瞬を歩まれている。


 ただ、その成長の一瞬を掴むために、
 あなたに求められていることが、ある。


 声に耳を傾けること。


 あなたの心の奥深くにいる、もう一人の自分。


 その自分の声に、耳を傾けることです。


 この本はそのためにあります。


 ふと、目にとまったページを、読んでみてください。


 そのページのメッセージを読まれたとき、
 もし、心に響く言葉があれば、
 それは、いまのあなたに必要な、何かです。


 しかし、それは、
 著者からのメッセージではありません。


 それは、あなたの心の奥深くの、
 もう一人のあなたからのメッセージ。


 その声を大切に、歩まれることを。


 自分であり続けるとは
 その声に耳を傾けて、生きること。


 その内なる声に耳を傾けることを、忘れたとき、
 我々は、流されるように生きてしまうのかもしれません。



日常に流されること無く自らと正対する。

「自分の内なる声」に耳を傾けるには

正月は良い機会だ。

この本も、新年の初めに相応しい。



 遠い彼方からの声



 いつか、この旅は、
 終わりがやってきます。


 そして、我々が、この旅を終えるとき、
 一人の不思議な人物が、傍らに、立ちます。


 そして静かに問う。


 良き人生であったか。


 その問いに対して、
 あなたは、何と答えるのでしょうか。


 ええ、最高の人生でした。


 いつの日か、そう答え、
 この旅を終えたい。


 あなたの心の奥深くには、
 そう願う、もう一人のあなたが、いる。


 だから、あなたは、その内なる声を聞くとき、
 ふたたび、遠くを見つめ、歩み始める。


 流されず、自分であり続ける。


 その生き方を求め、あなたは歩み始めるでしょう。


 そして、そのとき、
 あなたの耳には、
 遠い彼方からの声が聞こえてくる。


 過去は無い。
 未来も無い。

 

 あるのは
 永遠に続く、いまだけだ。


 いまを生きよ。
 いまを生き切れ。



今感じる厳粛な氣持ちを大事に

今年も「いまを生き切って」いきたい。



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