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2010-01-31 16:16:12

1月の5つ星

テーマ:★★★★★

昨年末、自分のブログを読み直し、整理をしなおした。

度々読み返すのは良いことだと思い、

月例で行うことにした。


改めて並べて整理してみても

いい本ばかりだ。


図解 ビジネスの現場で活きる 思考力と対人力/船川 淳志 10031

¥1,050

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「格闘系コンサルタント」船川淳志さんの本。

思考力と対人力。ビジネスと武道。対極にある世界の邂逅。



新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)/ニッコロ マキアヴェリ 10030

¥820

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性善説でも性悪説でもない。

「性寂説」が根底に流れる、不朽の古典。




会社は頭から腐る/冨山 和彦 10026

¥1,575
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経営者の、変革者の覚悟を問う、
渾身の一冊。

斎藤一人 幸せの名言集/斎藤 一人 10020

¥1,365

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夫婦して斎藤一人さんにはまっている(苦笑)。



致知 2010年2月号 学ぶに如かず 10018

『致知』2010年2月号

今月から始めたグロービス経営大学院での

致知輪読会。

大事にしていきたい。



事業再生要諦―志と経営力‐日本再生の十年に向けて/越 純一郎 10016

¥1,680

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越純一郎さんのロマンと熱い思いが詰まった、

素晴らしい本。



最強国家ニッポンの設計図/大前 研一 10015


¥1,575

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思わず、TBJ入っちゃった。

今の日本に、絶対必要だと思う。



一瞬で自分を変える法―世界No.1カリスマコーチが教える/アンソニー ロビンズ 10008

¥1,470

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NLPといえばこの一冊を超えるものに

まだ出会えてない。



貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する/橘 玲 10006


¥1,680

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久々の橘玲さんの本。

どの本にも流れる「無常」な響きが何とも言えない味を醸し出す。



未来を拓く君たちへ―なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか/田坂 広志 10001

¥1,260
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青少年向きの本だが青少年だけに読ませるのは実に勿体無い。



自分であり続けるために 流されず、いまを生き切る50のメッセージ/田坂 広志 10002
何人にもの友人に勧め、プレゼントした本。
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2010-01-31 04:56:51

図解 ビジネスの現場で活きる 思考力と対人力/船川 淳志 10031

テーマ:MBA/グローバルリーダー
図解 ビジネスの現場で活きる 思考力と対人力/船川 淳志
¥1,050
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★★★★★

金曜日の甲野善紀先生、船川淳志さんとの「プライベート稽古会」

のきっかけになった一冊。

やはり予習は必要だろう、と思い

行きの電車の中で読んでいく。


特に熟読したのは当然ながら

巻頭の甲野先生と船川さんの対談の箇所。


 ビジネスの極意は

 身体感覚にあり


というタイトルなのだが、

私のささやかながらのビジネス経験や武道経験から

感じるものは、ビジネスと武道はとても遠いように見えるものの、

実はかなり近い、いやほとんど同じものである、ということ。



 甲野

 そうです。身体はもっと使ったほうがいい。

 たとえば、子供がベーゴマで遊ぶにしたって、

 ここはこういうふうにひねりながら投げるんだとか、

 微妙な感覚を大事にする。

 そうやって身体感覚を駆使したほうが、

 発想力や手先の器用さなどが鍛えられる。

 

 大相撲でも朝青龍があれだけ断トツに強いのも、

 幼い頃、とても大きくて重たい石を運ぶ仕事を手伝ったり

 するなかで、自分なりの体の使い方を工夫するという

 経験を重ねてきたからでしょう。


 船川

 朝青龍の事例は面白いですね。

 小錦全盛時代は、日本人力士もウェートトレーニングに

 励んで大型化していきましたよね。

 でも、今の日本人力士はそれが行き過ぎてて、

 逆に本来の体の動きがとれなくなってしまったのでしょうね。



これはビジネスの世界だけでないのかもしれないが、

「身体で覚える」「身体で感じる」「身体が自然と動く」

ということをあまりにも軽視してしまっているのが

今の日本の大きな蹉跌なのでは無いか。


マニュアルだとか分業だとか筋トレだとか、

分けて単純化することも取っ掛かりとしてはありえるかもしれないが、

でもその延長上に本質は無い。

こんなこと言ってたらMBAを剥奪されるかもしれないが(苦笑)。


そういえばグロービス経営大学院で

組織行動とリーダーシップを

ご教授頂いた中村知哉先生も、

同様のテーマで論文を発表されている。


氣と経営 第1回 「氣」と親和性の高い「経営」とは 

氣と経営 第2回 宇宙観と人間観

氣と経営 第3回 江戸末期の快男児と現代を生きる我々

氣と経営 第4回 身体的距離とグローバルビジネス
氣と経営 第5回 身体感覚と氣
氣と経営 第6回 「羯磨(かつま)曼荼羅の語りかけること」


「遠いもの」どころか、

武道とビジネスの融合、

武道とビジネスのアウフヘーベンが

今後益々進むのではないか。


この本や、稽古を通じて

そんなことを感じた。

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2010-01-30 16:21:41

甲野善紀先生と船川淳志さんとの稽古

テーマ:稽古・トレーニング

昨年の今頃、グロービス経営大学院の合宿講義である

「グローバルリーダーのマインドとスキル」で大変お世話になった

「伝説のMBA講師」船川淳志さんが、

甲野善紀先生と古くからのお知り合いだった。

何とお二人は本の中で対談までされている。


図解 ビジネスの現場で活きる 思考力と対人力/船川 淳志


世の中狭いのか、お二人の顔が広いのか。

船川淳志さんは中高生時代に柔道をされていたり

ビジネススクールに行かれる前に

新体道のインストラクターまでされた生粋の武道家だから

自然と縁があったのかもしれないが。


甲野先生と船川さんと三人でお会いできたら

とても面白いんじゃないか?ととっさに閃き、

昨年の合宿時から船川さんに
「甲野先生のところへ稽古に行きましょうよ!」
と何回かお誘いしてた。

それが昨日、ついに実現した。


船川さんもジャージをお持ちになり、

二人して甲野先生の素晴らしい技を受けさせて頂き大喜び。

甲野先生にお会いするのは半年ぶりくらいなのだが、

「いやぁ、これは井桁崩し以来、いや以上の発見かも!」

といつもは冷静な先生が興奮を隠せないほどの「大進化」をされていた。


人間の身体には三角筋など「うるさい」箇所がある。

動作をするときについ「自己主張」してしまうところだ。

それを今までは「黙らせよう、静かにさせよう」と思っていたのだが、

思い切ってそこに全権を任せて動いてみよう、というもの。

正直言って、甲野先生の仰ったことをこうして書いている私にも

今のところ全く何が何だかよく分からない(苦笑)。

でも受けている技は明らかに次元が上がっていた。


何とも不思議だったのは、胃の辺りに違和感を感じたこと。

稽古の前に食べた「濃厚ツケ麺」のせいではないと思うが(笑)、

甲野先生の身体や動きの「得体の知れなさ」に

私の身体が中から激しく反応をしていた。


道場にはいろいろと不思議なグッズも増えてて、
上に載ると誰でも達人になれる変哲も無い二枚重ねの板、とか。
青竹踏みの化け物のようなものとか。

松聲館にお邪魔する楽しみの一つだ。


また、稽古の後には現代人の身体感覚の危機の話とか、
24歳の恐るべき大学生の話

(船川さん曰く「現在のアリストテレスですね!」)とか。
まさに時間を忘れるひと時。

(終電に乗り遅れてしまった!(汗))


何より最高だったのは、船川さんの満面の笑み、だった。
やはり武道は大の大人を一瞬にして少年にするのだなぁ、と。
「稽古は20年ぶりだよ」と仰いながらも、鋭い突きを連発し、
一応現役の私もタジタジ。


帰りも船川さんと私は大興奮!で
武道の話とかバキ(格闘マンガね)の話とか新体道の話とか。
ちょっと京王線のホームで「実技」しちゃったりとか(笑)。
是非船川さんには武道を再開して頂きたいなぁ。。。
と改めて思った。

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2010-01-30 04:45:49

新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)/ニッコロ マキアヴェリ 10030

テーマ:企業再生 事業再生
新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)/ニッコロ マキアヴェリ
¥820
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★★★★★

来週の「変革のリーダーシップ」の課題図書。

本書は、「ファイナンシャル・リオーガニゼーション 」の際に

廣瀬聡先生から「よく頑張ったね」と頂戴したもの

この本が課題図書とは、期待させるなぁ。

変革の場、ぎりぎりの土壇場では、

冨山和彦先生がよく指摘される

「弱い本当の人間性」が表れる、という。


きっとおそらく、この本が指定されている、ということは、

戦略だのマーケティングだのファイナンスだの、

そんな枝葉末節のことに囚われず、

企業を動かす「人間そのもの」を見ろ、

ということなのではないか。


 さて、ここで心得ておきたいのは、

 人に恨みを受けるのは、ひとり悪行だけではなく、

 善行からも生まれるということだ。

 だからこそ、前節の様に、

 君主が国を保持しようとするときには

 しばしばよからぬこともせざるをえない。

 というのも、あなたが君位を守る上で、

 味方にする必要ありと判断した

 人民、兵士、貴族とかの集団が、

 もし腐敗していれば、

 あなたも、彼らの氣持ちを満たすために、

 その氣風に染まらざるを得ないのだ。

 となれば、このばあい、善行があなたの仇になる。



何とも言い得ないこのところ。

まざまざと実感を持てるだけに、

嫌な氣持ちとなるほどとという理解が合い混じり、

ため息しか出なかった。




新訳 君主論/ニッコロ マキアヴェリ 08344

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2010-01-30 02:07:54

【修正】2010年の目標

テーマ:ブログ

一昨年、昨年の反省は「目標」と「現実」が乖離してしまったこと。

一年も経てば置かれている環境も変わってくる。

「マニュフェスト」同様、頻繁に変える(特に下方修正)のは好ましくないが

定期的な見直しとハードルを更に高く掲げることは心がけたい。

以下赤字部分が今回の追加箇所。


ストレッチは昨年から定期的に行ってきていたが、

たまに忘れることももあるし、

目標が無いのであまり成果が現れていない。

なので具体的な目標としたい。



1.仕事

  MBA卒業を機会に、

  自分のキャリアはどうあるべきか、を考えてみたい。

  更に成長するため、自分を磨き続け、挑戦し続けたい。

  「何によって憶えられたいか」の今なりの答えを

  じっくり探してみようと思う。


2.自己啓発

  グロービス経営大学院は今春卒業。

  次に何をすべきか、を考えねば。

  まだ具体的に「これ」とは定められていないが、

  武道で言う「心」「技」「体」のうち、

  ここ数年は「技」に偏りすぎていた氣がする。

  「心」と「体」を磨きたい。

  目標とするのは難しいのだが、

  一つは講師としてのアウトプットを更に増やすこと。

  (これもどちらかというと「技」かなぁ。。。)


3.稽古・鍛練

  「体」を磨くのために。

  稽古は年間30時間。

  木刀振りや杖などの一人稽古の充実。

  水泳は年間40,000mを最低限としたい。

  四半期ごとに10,000m。

  昨年は達成できなかったこの目標。

  今年は必達としたい。

  なお、昨年末に増えた体重を抑えていきたい。

  68.6kgを64~62kgに。

  また、ストレッチを毎日行う。

  今年中に開脚前屈で床に胸がつくことを目標とする。


4.家族

  昨年に引き続き、

  次女との関係強化。

  長女との関係持続。

  長女とは論語他素読、スポーツ、将棋などを共に学びたい。


5.読書

  1日1冊、365日で365冊。

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2010-01-29 04:40:52

背中を押してくれる50のヒント/中谷 彰宏 10029

テーマ:中谷彰宏さんの本
背中を押してくれる50のヒント/中谷 彰宏
¥420
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★★★☆☆

粉飾会計だのなんだのの本は、

読んでいてしんどい。

なので、ちょっと脱線。



 相手に言い聞かせようとすると、

 通じない。

 自分に言い聞かせようとすると、

 通じる。



 どうしたら、相手にあなたの氣持ちを伝えることが

 できるのでしょうか?


 どんなに、あなたが一生懸命相手に

 氣持ちを伝えようと思って、

 アドバイスしてあげても、

 あいてはわかってくれないことがあります。


 私は、本を書く時でも、講演する時でも、

 すべて、相手に対してではなく、

 自分自身に戒め、言い聞かせるつもりで、

 書いたり話したりしています。


 高いところから言い聞かせようとしても、

 決して伝わりません。

 「自分にも、そういうところがあるんだよね。難しいよね」

 と自分自身に戒める氣持ちで伝える時、

 それが相手に伝わるのです。



そう。私も未だ未だ修行中。

上から語る、なんて百年早い。


このブログと一緒。

自分自身に語りかけ、

後日読み直した自分が一番学んでいるように、

自らに言い聞かせるように、話そう。

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2010-01-28 04:10:23

リンゴが教えてくれたこと/木村 秋則 10028

テーマ:農業
リンゴが教えてくれたこと/木村 秋則
¥893
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★★★★☆

ちょうど昨年の今頃読んで大いに感動した

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録/石川 拓治 09023

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に登場した「奇跡のリンゴ農家」木村秋則さんの本。


メーカーでの原価計算などサラリーマンの経験や
喰えない時代での様々なお仕事での経験を無駄にしない、
その姿勢が素晴らしいと改めて感じた。

今までの常識を鵜呑みにせず、

自分の直感を信じる。

その直感も直感のままとせず、

ちゃんと「仮説」として検証をする。

ご自分の中でPDCAサイクルがちゃんと廻っていて、

何事が起こっても「ただでは起きない」その精神に感服。


リンゴや米へ降り注ぐ愛情。

「自分がリンゴだったら、嬉しいだろうか?」

と常に自分に問い続ける。

過剰に入り込まず、じっと遠くから見守り、

本当に必要な時にだけ適度に助ける。

これは農作物だけでなく

「人を育てる」ことにも通じるなぁ、と

読んでいて感心しきりの一冊だった。

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2010-01-27 12:33:45

家弓正彦先生の仕事塾 Vol.11 「プレゼンテーションスキル」を受講して

テーマ:セミナー 講習

今年初めての家弓正彦先生の「仕事塾」。


今回はテーマが一巡し、

「プレゼンテーションスキル」

だった。


1年半前に同じテーマの仕事塾があったが、

家弓正彦先生の仕事術「仕事がうまくいくプレゼンテーションとは」講座に参加!

きっと家弓先生のことだから何かプラスアルファがあるに違いない!

と踏んで、今回も参加させて頂く。


2回目のテーマ、ということもあってか、

通常同テーマで2回開催のところ、今回は1回のみだった。

そのためか、今回はあっという間にキャンセル待ち。

いつもより広い会場だが、

ほぼ満席で熱氣と空氣の薄さを感じるほど(笑)。


いろいろと学びは有ったが、一番印象に残ったのは

「あのスティーブ・ジョブズでさえ、

プレゼンの前日はリハーサルに費やす」

ということ。

最近プレゼンの前にイメージトレーニングしか

してないなぁ、と大いに反省す。


今回も大勢の知人・友人が、

このブログを見て下さったり、

メールで直接口説いたり(笑)し、

参加して下さいました。


「この方とこの方をご紹介したら、

 共に喜んで頂けるかな?」などを考えるのも楽しく、

段々と「仕事塾」が「社交の場」にもなりつつある(笑)。


楽しい仲間たちとお会いできて、

一緒にお酒が飲めて嬉しいです!!

また、次の「仕事塾」でも、お会いしましょう!

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2010-01-27 04:24:31

カネボウ凋落―「日本的経営」の終焉/山川 猛 10027

テーマ:企業再生 事業再生
カネボウ凋落―「日本的経営」の終焉/山川 猛
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★★☆☆☆


著者の方は定年退職後立命館大学経営学部に入学され、
修士論文として本書を書かれたそうだ。
まずはその心意氣に敬意を表したい。
私もそんなオヤジになりたいものだ。


タイトルがまさに「変革のリーダーシップ」のテーマとかぶるので
グロービス経営大学院のライブラリからお借りしてくる。
期待しつつ読ませていただいたが、少々物足りなかったかな。。。
でもお陰さまでカネボウの歴史やその背景は大凡頭に入った。
カネボウの会社としての本質を考えるためには
100年を超える脈々として流れるものを無視してはならなそうだ。


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2010-01-26 04:06:04

会社は頭から腐る/冨山 和彦 10026

テーマ:企業再生 事業再生
会社は頭から腐る
―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」/冨山 和彦
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★★★★★

いよいよ再来週に迫ってきた、

冨山和彦先生の「変革のリーダーシップ」。

期待感は高まるばかりである。


本書を2年前の元旦に読んだ時、

深く感動した。

その冨山和彦先生の謦咳に接する機会が

ようやくやってきたのだ。


今回のテーマである「カネボウ」のケースを踏まえつつ、

本書をじっくり読み返す。

以下氣になった箇所を記録していきたい。



 ほとんどの人間は土壇場では、

 各人自身の動機付けの構造と性格に

 正直にしか行動できないという現実であった。

 そこに善も悪もなく、言い換えれば

 インセンティブと性格の奴隷となる「弱さ」にこそ

 人間の本質のひとつがある。性

 悪説でもなく、性善説でもない、

 「性弱説」にたって人間をみつめたときに

 はじめて多くの現象が理解可能となってくる。



 しかし、このような状況でさらけ出される

 会社の生き様や人間の生き様、

 そして経営者の責任の重さは、

 私の経営観の根っこの部分に叩き込まれたような氣がする。

 去る人、残る人、頑張る人、頑張りきれない人。

 それを人格骨柄の優劣や人間性の善悪で語ることはたやすいが

 現実には皆、それぞれの立場と事情を背負いながら

 その中で必死に、ある行動を選択していったに過ぎない。

 かくいう私とて同じである。

 どちらかというと紛争や闘争に直面すると

 やる氣がでる「性格」である。

 自分が将来この会社になるであろうという合理的期待

 (これはまわりがもっている期待感も含めて)

 に動機付けられたから、頑張り切れたにすぎない。

 人間性の現実とは、そして生業としての経営の現実とは・・・

 MBA的な「経営ごっこ」の世界とは

 一線を画したリアリズムが私の経営観の出発点となった。




 経営という社会科学の世界は、

 実験室で実験して効果を証明することができない。

 どれだけシミュレーション技術が発達しても、

 人間が介在する行為を完全に予測することはできない。

 そのために戦略の有効性を検証する唯一の方法は

 実行してみることだ。

 実際にやってみるしかない。

 だから戦略が重要になるのである。

 戦略は正解を用意してくれるものではなく、

 あくまで仮説である。

 この仮説があるからこそ、正しい検証が可能となる。




 このPDCAを回すというのは一見簡単に見えるかもしれないが、

 人間の本性と違うものを要求されているのだ。

 基本的に人間は弱いもので、

 見たい現実しか見たくない生き物なのである。

 そういう人間が集まっている以上は、

 むしろPDCAは回りにくくなるのが当たり前である。

 自分が一生懸命精魂こめて考えた戦略や計画が

 うまくいっているかなどと、冷徹にみるのは、

 とても辛い作業である。

 うまく進んでいればいいが、そうでないとまた頭痛の種である。

 できれば目を背けたくなる。

 しかも、何となくうまくいっているのではないかと思うと、

 余計に目をそらしたくなる。


 経営はだから難しい。

 自然にやっていると、見過ごしてしまうのだ。

 本性に逆らう行為を自然にできるレベルにまで高めるためには、

 かなり意識的に実践する訓練を繰り返さないといけない。

 これが自然に実行できるレベルに達すると、組織のクセになる。


 企業体には、それまでの歴史の中で構成員の力で共有され、

 蓄積され、育まれてきた共通の

 価値観や組織のクセのようなものを持っている。

 その中でも最も根っこにあるもの、共同体の深層文化のようなものは

 そう簡単にかわるものではない。

 カネボウという組織の持っていた強烈な共同体意識、

 仲間を思う氣持ち、すなわち、典型的なゲマインシャフト型特性は

 まさに根源的なDNAであった。

 カネボウに限らずそれぞれの企業体固有の特性や

 根源的なDNAを引き出すような改革は、

 それを徹底的にやろうとするほど、当初は抵抗が起きる。

 しかし、それはやがて現場を中心に前向きの強烈なエネルギーに

 転化するものである。

 このエネルギーは戦略の本質である固有性、

 ユニークネスの源泉でもある。

 逆に根源的なDNAに反したことをやらないと

 再生できないような状況であれば、

 それは再生するに値せず、むしろ組織の寿命を意味する。

 企業の持つ根本のよさを捨ててまで組織を維持させる意味は無いのだ。

 それなら、新しいDNAをもった組織をゼロからつくり出すほうが

 はるかに生産的である。



経営の、人間の本質を抉る様な珠玉の言葉の数々。

この素晴らしい本を書いた方に、もうすぐお会いできるのだ。

失礼の無いよう、
グロービス経営大学院に教えに来て本当に良かった、

と思って頂けるよう、

そして最後のクラスとして思い残すことの無いよう

万全の予習をしたい。



会社は頭から腐る/冨山 和彦 08313

会社は頭から腐る/冨山 和彦 08001



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