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2006-12-30 16:36:40

パートナーシップ・マネジメント/橋口 寛 06365

テーマ:経営
橋口 寛
パートナーシップ・マネジメント
★★★★★

今年の365冊目に選んだのが、この本。

著者の橋口寛さんは、以前「人間磁石」ヒビキングさんにご紹介頂き、

会食等で何度がお会いしている。


畏れながら橋口寛さんとはいろいろと共通点があり、

同じ頃同じ大学のキャンパスで学んでいたり、

ダートマス大学でMBAを取られているのだが、

そこのクラスメイトが私の会社の仲良しの同期だったり。


また、橋口さんのブログ(後日乗) はすばらしく、

視点の鋭さや豊かな感性、ご家族への思いやりに溢れ

いつも愛読している。


そんな橋口さんの本はまだ読んだことがなかった。

この本のタイトルからして

「あまり自分には関係ないんじゃないか?」と誤解していた。


読んでみると、とても示唆に富んでいて、

また、日ごろ漠然と感じていたことが言葉になっていて、

まさに「我が意を得たり」の本だった。

特にグロービスで人的資源管理をトコトン学んだ後だったからか

「組織と人の幸せなあり方」「組織や人のマインド」という観点からすると

橋口さんの提唱する「パートナーシップ」や「パートナーシップ・マインド」

というのはその最適解のひとつであると思った。


 これまで信用を生んでいた「企業の名前」「組織の名前」に変わって

 信用力を生む源泉は何であろうか。

 それは「個人」の信用力だ。

 この人はどのような人物であるか、という「人間力」だ。


グロービスの安永雄彦先生が

最後に言わんとされていたことも、このことだと思う。

所詮、企業も組織も人の集まりに過ぎない。

最後に問われるのは企業や組織という「仕組み」ではなく、

「裸の人間そのもの」なのだ。


 パートナーシップとは「対等な関係」である。

 どちらがどちらの上位者であることもなければ、

 下位者であることもない。

 パートナーを結びつける紐帯は、

 上位者としての地位でもなく、
 シニオリティでもなく、人事権でもない。

 下位者としての依存心でもなければ、恐怖心でもなければ

 畏怖心でもない。

 対等な関係であるパートナーシップの紐帯は、

 両者間に生まれ来る「信頼感」であり、「ケミストリー」なのだ。


自分の業界を振り返る。


「マンションデベロッパー」は人様に頭を下げることの少ないお仕事だ。

ひとつのプロジェクトを完成させるため、

多くの他人や他社の協働が必要である。

その中で「食物連鎖」的にはデベロッパーはピラミッドの頂点にあり、

最終顧客へは販売会社が売って下さるため、

その業務時間中はほとんどが「発注者」としての立場である

(「近隣交渉」という大きな例外もあるが)。


「発注者」としての立場の業務が続くと、

「自分はエライのだ」と勘違いする

デベ担当者が多く生み出されるようになる。

社内外を問わず、多くの「大将」や「独裁者」

と陰口を叩かれている悪いケースを見てきた。

本来は「パートナー」であるはずの協力会社の方々を

顎で使うような「勘違い男」はこのデベ業界には実に多い。


私自身は大学生時代に貴重な体験をさせて頂いた。

広告代理店でアルバイトをしたが、

「クライアントからお仕事を頂く」

その経験が忘れられないので

これまでは比較的冷静に「自分の立場」を客観視できた思う。


もちろん「あれをやれ」「これをしろ」「何やってんだ!」でも

「仕事を頂く」立場の協力会社の方々は動いてくれはする。

でもそれは面従腹背でしかなく、

パフォーマンスは著しく低下する。

私は自分の「掟」として

「仕事をお願いする」という氣持ちと、

彼らの心からの納得感・信頼感、

そしてご協力に対する感謝の氣持ちを

忘れないようにしてきたつもりだ。


そのことを橋口さんにズバっと言葉にして頂いたような氣がして、

読んでいて本当に氣持ちよかった。



橋口さんはなぜ、このような氣づきを得られたのだろうか。

その答えはここかもしれない。


 当たり前だが、ビジネススクールの学生の間では上下関係は存在しない。

 シニオリティがないから、授業ごと、テーマごとに

 その領域が得意な学生が自然とリーダーシップをとることになる。

 

 (中略)


 シニオリティの存在しない場所では、すべては人間力の勝負である。

 同級生の中には、入学前にヒラ社員だった学生もいれば、

 ある程度の規模の会社の経営者をしていた学生もいる。

 しかし、前職におけるタイトルが何であれ、ここでは完全に対等である。

 「いいからやれ」では誰も動かない。

 ロジックと人間的な魅力に基づく納得があって初めて

 周囲の人間はリーダーの言うことを聞くのだ。


なるほど。これは経営大学院に通っている今ならば

とても良く実感できる。

「社会人大学院」なので「現職」を持っている同士であるが、

グループワークやディスカッションをしている際には

そのバックグラウンドや年齢に頓着している暇はない。

でも、なんとなく「あの人は・・・」と

自然とリーダーシップを発揮する方が出てくる。

「全人格的な人間力」を皆が感じるのであろう。


 ビジネススクールにおける報酬とは何か。

 それは2年間を通じた「自らの成長」に尽きる。


田坂広志先生の「仕事の報酬とは何か 」と同じだ。


なぜ、1年間に365冊読むと決心し、

それを遣り遂げるのか。


なぜ仕事を遣り繰りし、家族との団欒を減らし、

余暇が全く無くなってまでして大学院へ自分は行くのか。


その過程の、その後の自分が成長した姿を見たいから。

それを実感したいから。

それに尽きる。


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2006-12-30 02:14:47

最強のファイナンス理論―心理学が解くマーケットの謎/真壁 昭夫 06364

テーマ:MBA/ファイナンス
真壁 昭夫
最強のファイナンス理論―心理学が解くマーケットの謎
★★★★☆

来年1月期から始まるグロービス経営大学院の

ファイナンス基礎講座の予習のつもりで手にとる。


「行動ファイナンス理論」という

比較的新しいファイナンス理論の本だった。


 従来の伝統的ファイナンス理論が、合理的な投資家と

 理想的な市場を想定していたのに対し、

 「行動ファイナンス理論」とは

 「投資家は必ずしも合理的ではなく

  心理的な要因によって左右されてしまう」

 という前提の基で理論・実証を積み重ねていくものである。


というもので、金融工学の対極的なものらしい。


必ずしも合理的では無い人間の行動の集合が

市場を形成しているはずなのに

なんだか難しい計算でそれを読み解くなんて。。。

と若干金融工学に抵抗があった私には、

非常に納得感の高い本であった。


そういえば、橘玲さんの

臆病者のための株入門/橘 玲 06173

にもこの「行動ファイナンス理論」の話は出てきたのだった。

見えなかったことが頭の中で繋がるのは、ちょっと嬉しい。


さあ今年も365冊まであと一冊。





 

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2006-12-30 01:21:29

そういえばクリスマス。。。

テーマ:家族

そういえばクリスマスのことを書き忘れていた。


今年も3年連続 で着ぐるみを着て、

サンタクロースになった。


日曜日なので娘に内緒で地下の駐車場へ行き、

車の中でサンタに変身。


誰にも会わないことを祈りながらEVに乗り、

自宅のベルを押す。


毎年なのに腰を抜かさんばかりに驚く娘。

でも今年はちょっと余裕があって

一緒に記念撮影までした。


一言もしゃべらずプレゼント渡し、

また、そのままの格好で車まで戻る。


父親に戻り何食わぬ顔で興奮した娘とサンタのことを話す。


「お父さんのいない間にサンタさんが来たんだよ!」


いつまで騙されてくれるのかな。

幸せを感じているのは、

その無邪気な姿をまぶしそうに見つめている

君のお父さんお母さんだよ。

素直な娘に、ありがとう、と言いたい。


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2006-12-29 23:19:02

稽古納め

テーマ:稽古・トレーニング

私の身体は頭がいい―非中枢的身体論/内田 樹 06357

を読んでいて「ああ、最近甲野先生とお話してないなぁ」と思ったら

その途中に突然その甲野善紀先生から電話が掛かってくる。

さすが達人!でもそんなことではもう驚かない自分に驚く。


「分譲マンション屋さんにはまる得の取材 で世話になったし、

 26日に道場の大掃除をするのだけれど稽古しないか」

とのありがたいお言葉。

年末はほとんど予定があいていなかったが、

その日は奇跡的に空いていた。

もちろん二つ返事である。


さすが甲野先生、技が一段と冴えている。

以前より技を受ける際に「好きにしてくれ・仕方ない感」

が強まった氣がする。


何より驚くのは、あのレベルに達しながら、

さらに成長の速度が加速しているところ。

「私にはスランプがありません。

 自己否定をし続け、自分の技術に撞着しないからです」

とある本でおっしゃっていたが、

言う事は易く、行うことは難しい。。。


松聲館に伺うたびに、

自分が凡人であることを改めて痛感する。


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2006-12-29 22:38:45

物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマンション購入術○と×/長嶋 修 06363

テーマ:不動産・建築・設計

長嶋 修

物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマンション購入術○と×

★★★★★

業界的にも当社的にも

分譲マンションデベというのは他の商品・サービスと比較して

あまりにも顧客視点というものが欠けていると思う。


「立地と価格」が顧客のKBFであるし、

メーカーや施工会社の信頼性、安全性、サービスなどが

あまり注目されてこなかったためである。

また、マンションは「人生最初で最後の買い物」であるし、

顧客生涯価値で考えても購入者へのアフターサービスは

あまり重要視されてこなかった。


ただ、最近のWEB.2.0の中、

性質の悪いデベは各種掲示板やBLOG、SNS等で

散々叩かれるようになる。

また購入検討者も姉歯事件以来、

とくにそれをチェックする傾向が強まった。


外的環境激変の中、当社はいち早くCS向上を掲げ、

各施策に着手している。


顧客の変化を各種アンケート、グループインタビュー等々

で探って行っていく中で、

第三者的な立場の方の意見を伺ってみたくなった。


当社グループ会社の方に紹介して頂いたのが、

本書の著者であるさくら事務所 の長嶋修会長である。


顧客寄りでもない、デベよりでもない

中立的な立場から様々な情報発信をされている

長嶋会長やその事務所の方々に有用な意見を多く頂いた。


その帰りにお土産で頂戴したのがこの本。


読みながら感じたのは

「絶対後悔しない分譲マンション購入が如何に難しいか」

ということ。


業務上での不動産の売買も数知れず、

自分がプロジェクトマネージャーとして

開発したマンションも2000戸を超える。

でも正直に告白して本書に書かれている

チェックリストを完全に遂行し

100%自信を持ってマンションを購入する、

というのは私でも無理だと思った。


どんなプロでも「まぁ間違いないだろう」ぐらいの

確率にまでしか達せられないのではないか。

ましてや、素人の方の「マンション購入成功」

といのは結果論であってはっきり言って偶然のなせる業だろう。


友人からマンション購入の相談を受けたときには、

「最低、宅地建物取引主任者の免許はとりなさい。

 数千万円の買い物なのだから、それぐらいの勉強と

 自分への投資はしなさいよ。」

と勧めている。


その上で、長嶋修さんのこの本を読みなさい、だな。


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2006-12-29 21:24:49

組織文化・経営文化・企業文化/梅沢 正 06362

テーマ:MBA/人的資源管理 人材マネジメント
梅沢 正
組織文化・経営文化・企業文化
★★☆☆☆

もう人的資源管理のクラスは終わってしまったが、

最終回のヒューレットパッカード社の

テーマの一つであった「企業文化」というのが

少々氣になったままだったので

もう一冊読んでみる。


各章とも面白くなってきたところで終わってしまう。

「So What?」に答えないのが残念。


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2006-12-27 17:56:27

「分かりやすい表現」の技術/藤沢 晃治 06361

テーマ:自己啓発
藤沢 晃治
「分かりやすい表現」の技術
―意図を正しく伝えるための16のルール

★★☆☆☆


・・・つまりはグロービスの

クリティカルシンキングで学んだ

ピラミッドストラクチャなんだ。

あとはマインドマップ。


しかしながら本書そのものが

少々わかりにくかった・・・。

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2006-12-25 18:10:33

東欧チャンス/大前 研一 06360

テーマ:大前研一さんに学ぶ
大前 研一
東欧チャンス
★★★☆☆

東欧、と言われてとピンとこなかった。

ベルリンの壁が崩れる前の地図がまだ頭の中に残っている。


大前研一さん曰く

「東南アジアはもう古い!これからは東欧だ!」

らしい。


一口に東欧といってもいろいろな個性を持った国があるんだ、

ということがわかっただけでも発見だった。


とりあえず、モーツァルトの国である

オーストリアにでも行ってみようかな。


それともやはり投資信託でも

買ってみるのが一番勉強になるかな。





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2006-12-24 23:48:36

高橋乗宣の経済を考える技術/高橋 乗宣 06359

テーマ:経済・経済学
高橋 乗宣
高橋乗宣の経済を考える技術
★★☆☆☆

学生の頃よく読んだ「ジョーセン」こと

高橋乗宣氏の本を図書館で見つ借りてくる。


書かれたのは2001年、

日本経済がどん底にあった頃のものだ。


かなり悲観的な予測をしているが、

あまり当たらなくて本当に良かった。


その頃の時代の雰囲気を

反映しているのかもしれないが

なんだか読んでいて暗くなった。


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2006-12-24 23:10:22

[新装版]人を活かす経営/松下 幸之助 06358

テーマ:経営
松下 幸之助
[新装版]人を活かす経営
★★★★☆

「経営の達人」が語る活人経営の書。


人的資源管理の講座でも度々

「企業にとって『あるべき人材像』」というものが

登場した。


松下翁は

「人材育成が上手くいかないのは

 どんな人材を育成するかという目標が無いからだ」

と喝破する。


講義の時にはさほど真剣に考えてなかったが、

『あるべき人材像』といのは

意外とその定義は難しいものだな。


本書を読んでいて氣がついた。


外部環境や経営理念、経営戦略と合致する

『あるべき人材像』。


当社にとって、当マンション部隊にとって

『あるべき人材像』

とは何か。


経営陣に人材育成プランを

提案しなければならないのだが、

これを考えるだけで正月が終わってしまいそうだ。



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