ソフトバンクの王貞治監督の手術が成功し、胃癌であったことが明らかにされた。王監督においては、焦らず治療に専念され、万全のお身体で復帰されることを望みます。ONとして一時代を築いた仲である、長嶋茂雄氏も脳梗塞からのリハビリで、球界復帰を目指しておられる。
ON引退後も、日本の球界は、プロアマを問わず、やはり、ONに支えられてきたといえる。つまり、今も「ON時代」は続いているのである。
だが、ONの時代がいつまでも続くわけではない、王、長嶋両氏ともいつかは、完全に球界を去る時がくる。
その後を、展望するには、メジャーへの有望選手の流出など、悲観材料の方が多くなってきている。しかし、ライバルのサッカーJリーグも、海外へ有望選手を次々と送り出している。その先には、「サッカーW杯」という目標がある。
今年、3月に「WBC」で王監督率いる、メジャーから参加のイチロー選手を先頭とした、日本代表チームが、波乱万丈の戦いの末、宿敵キューバを下し、初代チャンピオンに輝いた。
「WBC」には、海外から日本選手を招集を繰り返しているサッカーと違い、メジャーから日本選手を招集するのは容易ではない。しかも、準備期間は「サッカーW杯」よりも短い3年である。
今回は、王監督が、WBCとソフトバンクの監督を掛け持ちの激務で、代表監督を引き受けて下さったが、その結果、王監督の緊急入院につながったとの思いもある。
せっかく、プロで育てた逸材が日本球界を、メジャーへの腰掛けのようにして出て行くのを黙って見送るしかなかった現状を反省するべきときがきているといえる。
プロ野球に 「ドラマ性」を求めるのもそのひとつの解決につながるかもしれない。
限りなくファンサービスを具現化してきた新庄剛志選手の今シーズン引退は、「引退シーズン」というひとつの「ドラマ」を彼は完結させようとしていることを意味する。その「ドラマ」の行く先には、所属チーム、日本ハムの優勝も折込済みかもしれない。
同じ引退でも、サッカーの中田英寿選手には失望させられた。これは、ファンサービスもあったものじゃない!「彼は、自己満足のためにサッカーを続けていただけだ」と非難を言われても仕方ないだろう。
常に「ファン(サポータ)は神様です」と、ファンあっての選手やチームであるという気持ちが、すべてのスポーツの関係者に浸透していかなくてはならない!
メジャーを志すプロ野球選手も、自己満足の為に渡米を考える前に、今まで自分がどれだけのファンサービスをしてきたか?そして、ファンの期待を無視してメジャーに心を奪われていないか?自問自答してみることだ。そしてファンにも、自分のメジャーへの思いを語るだけでなく、ファンは自分に何を期待しているのかを聞く耳が必要である。また、自分の実力を過信すべきではない。メジャーは甘くはないのだ。
「ドラマ性」は後からついてくるものであり、ファンを無視しては成り立たないと心得るべきである。