4つのベル・エポック…(http://ameblo.jp/maniac-champagne/day-20110423.html
)で紹介した
ペリエ・ジュエのベル・エポックはエッチング・ボトルの代表格と言っていいでしょう。
左からロゼ、ブリュット、ブラン・ド・ブラン、ゲストハウス限定ボトルです。
やはりデザインとその完成度、バリエーションと、その代表格たる地位は揺るがないものの、
勿論他にもたくさんのシャンパーニュがエッチングボトルを採用しています。
今回はその一部をご紹介します!
まずは、集合写真?をご覧下さい。空ボトルです。中身は全て飲んでしまいました(*^.^*)。
後列から紹介しましょう。一番右のマグナムはテタンジェ(TAITTINGER)の西暦2000年記念マグナムボトル。
中身は1996年ヴィンテージのアサンブラージュ、1999年秋にリリースされました。
“イブニングドレスを身にまとった美しい女性が佇む姿が、クリスタルのシャンパングラスを透かして描かれているエレガントなボトルはまさにテタンジェらしいイメージ”…なのだそうです。
後列右の4本はペリエ・ジュエのベル・エポックですが、空ボトルですので随分とイメージが違います。
上の写真と比べてみてください。
ベル・エポックは左端がロゼ、模様も微妙にピンクですね。ブラン・ド・ブランとともに透明ボトルなので中身がないとイマイチ締まりません…。右端のゲストハウス限定ボトルは全て金箔入りエッチング。
前に書いたとおりジェロボアムもあります(シャンパーニュ・バー・ポンポンヌに飾ってあります)。
左の3本の文字部分はシールです。
次のボトルは顔が大きく描かれています
ドラピエ(DRAPPIER)のコレクション・キュヴェ・シャルル・ド・ゴール(Collection Cuvée Charles de Gaulle)です。
ドラピエのシャンパーニュを好んだシャルル・ド・ゴールを記念して1990年にリリースされました。
(シャルドネ20%、ピノ・ノワール80%、ドザージュ9g/L)
政治家の名前がついたシャンパーニュとしてはポル・ロジェ(Pol Roger)のプレステージ、
サー・ウインストン・チャーチル(SIR WINSTON CHURCHILL )が有名です。
シャルル・ド・ゴールの名は他にも空港や、空母、パリの広場や橋の名前にもなっています。
大統領の名がついた空港としては、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港と並んで有名ですね!
シャルル・ド・ゴール=シャルル・アンドレ・ジョゼフ・ピエール=マリ・ド・ゴール
(Charles André Joseph Pierre-Marie de Gaulle,1890年11月22日~1970年11月9日、
フランス軍史上最年少の将軍、第二次世界大戦の英雄、フランス共和国第五共和政初代大統領。
さてその左のエッフェル塔が描かれているボトルです。
エペルネから南西に5キロのシャヴォー(Chavot) に本拠を持つSR、
ラエルト・フレール(LAHERTE FRERES)の2000年記念ボトルです。
ラエルト家が所有する10haの畑は実に72もの区画に分散していますが、
その多様性を多彩なシャンパーニュへと転化しています。
事実、小規模の生産者としては珍しく、HPを見ても10種ものシャンパーニュが掲載されています。
次のボトルは
エペルネの西北西、 マルヌ川の北側、ヴィレ・スー・シャティヨン(Villers sous Chatillon)のRM、
ジャッキー・シャルパンティエール(JACKY-CHARPENTIER )のブリュット・プレスティージュです
(シャルドネ20%、ピノ・ノワール60%、ピノムニエ20%、ドザージュ8g/L、同じデザインのロゼもあります)。
1920年代、ピエール・シャルパンティエールの時代に創設され、
ジャッキーの時代(1970年代)に現在の土地に定住しシャンパーニュ造りを始めました。
なおロゴ等の金文字部分はシールです。
さて一番左側のボトル
模様がボトルを一周しているので連続写真?にしてみました。
デュヴァル・ルロワ(DUVAL-LEROY)の2000年記念ボトルです。
下から順にスフィンクス、ピラミッド、ポン・デュ・ガール(Pont du Gard=南フランスのローマ時代の水道橋)、
ノートルダム大聖堂、大航海時代の帆船、スチーブンソンのロケット号、初期の自動車、
ライト兄弟のフライヤー号、月に降り立つ宇宙飛行士、宇宙ステーションなどが描かれています。
前列に入ります右側のボトルから
ブージー(Bouzy)のRM、ユベール・ドーヴェルニュ(HUBERT DAUVERGNE)の
フィーヌ・フルール・ド・ブージー(Fine-Fleur de Bouzy=ブージーの可憐な花)です
(ピノ・ノワール100%、ドザージュ7g/L)。ブージーですから、もちろんグラン・クリュのブラン・ド・ノワール。
描かれているのは、シャンパーニュ地方のシンボル(だそう…)、マーガレットです。
シャンパーニュ・バー・ポンポンヌでもオンリストしています、オススメです!
お隣は
ジャン・ヴェセル(JEAN VESSELLE)の2000年記念ボトルです(シャルドネ35%、ピノ・ノワール65%)。
上と同じブージーのグラン・クリュですね。1985ヴィンテージ。
一番上にスクロールして、マニアックシャンパーニュのタイトル写真をご覧下さい。
前列センターのマチュザレム(ルイ・ロデレール・クリスタル)の左のジェロボアムと同じデザインです。
ミレニアムとして、ブティーユ(750ml)、マグナム(1500ml)、ジェロボアム(3000ml)、がリリースされました。
大変に美味しかったイメージがあります。メゾンのHPを見ると、最近まで売っていたような気も…。
続いても2000年記念ボトル
自然派シャンパーニュの代表とも言われるバズィリュー・スー・シャティヨン(Baslieux-sous-Châtillon)のRM、
フランク・パスカル(FRANCK PASCAL)の2000年記念ボトル、キュヴェ・セレクシオン(Cuvée Sélection)です。
インポーターによるとブドウはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを三分の一ずつなのですが、
1986 '88 '89 '90 '91 '92 '93 '95 '96 '97の10ヴィンテージをブレンドしてあるのです!
どうやって量ったんでしょうね?大変そうです。さすがに一樽しか造らなかったとのこと!
日本には10ケース(120本)ほど入荷したようです。
次のボトルは
またまたブージィの自然派RM、ブノワ・ライエ(BENOIT LAHAYE)の
フルール・ド・テロワール(Fleur de Terroir=郷土の花)です。
2003年頃よりヴィオディナミに転換、
2007年にエコセール(ECOCERT=フランスの、国際有機認定機関)の認証を取得しています。
インポーターによると2006年頃より製品に劇的な変化が現れてきたようですが、
このボトルの購入は2005年11月。ちょうどその狭間の作品ということになります。
現在は生産されていませんが、現行商品ではナチュレッセンス(NATUREssence)が後継にあたるようです。
そのお隣は
マルイユ・シュール・アイ(Mareuil-sur-Aÿ)の東隣村、格付け95%のビスイユ(Bisseuil)出身のミッシェル・マチュー(Michel Mathieu)と、アヴィズ(Avize)の西隣村で同じく格付け95%のグローヴ(Grauves)出身のフランソワーズ・プランセ(Françoise Princet)が結婚して、1969年に誕生したRM、マチュー・プランセ(MATHIEU-PRINCET)の
ブリュット プルミエ・クリュ ブラン・ド・シャルドネ(Brut 1er Cru Blanc de Chardonnay)です。
2005年産50%、2004年産50%のシャルドネ100%(平均樹齢30年)。4~5年間瓶熟成。ドザージュは8g/L。
ボトルにエッチングしてある女性の絵はこのRMのロゴでもあり、
1979年に個人のお客さんがプレゼントしてくれた絵を、当主が大変気に入って採用したものだそうです。
次は3本セット
エペルネ市から西に10km、ヴァントゥイユ(Venteuil)のRM、P.ゲール&フィス(P. GUERRE & Fils)です。
2010年に同時リリースされたこのエッチング・ボトル3本は、RMとして、いえNMとしても極めて珍しい試みですが、
同じ畑、同じ品種構成、同じ割合のヴァン・ド・レゼルヴで造られ、
異なる花のデザイン・ボトルに3年連続で仕込んだ3作品なのです。
(ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%、ドザージュ9~10g/L)
左からレヴェヌマンシエル(l'Evénementielle=ユリ)、
2004年産が65%、2003年産と2002年産が35%のブレンド、2005年にボトリング。
キュヴェ・コクリコ(Cuvée Coquelicot=ひなげし)、
2006年産が65%、2005年産と2004年産が35%のブレンド、2007年にボトリング。
キュヴェ・アリュム(Cuvée Arum=アリュム),
2005年産が65%、2004年産と2003年産が35%のブレンド、2006年にボトリング。
2002年産のブドウがお金に変わるまで8年以上かかるわけですから、経営的にも大変です。
なかなかできることではありませんね。
さて、どんじりに控えしは~
ジョセフ・ペリエ(JOSEPH PERRIER)のキュヴェ・ジョセフィーヌ(Cuvée Joséephine)です。
同社の最高級ヴィンテージ・シャンパーニュとして、良質なブドウが取れた年のみに生産。
セパージュは年ごとに違うようですが、およそシャルドネ40%、ピノ・ノワール60%、
7~10年熟成させた限定品です。
金色を多用しているデザインは19世紀からのモチーフだそうです。
今回ご紹介した18ボトル。改めて思い出しても皆印象がいいんです。
エッチング・ボトルは普通のボトルよりお金がかかります。
よって、プレステージ・シャンパーニュに使われることが多いことも含めて、
おいしいシャンパーニュに出会える確率が多いのかもしれません。
良く本や、CDをデザインで買うという話しを聞きます。
素敵なエッチング・ボトルを見つけたら、当たりかもしれませんよ!