ポラマルとクラークは正反対?
Ryan Clark#25 & Troy Polamalu#43
http://www.pittsburghlive.com/x/pittsburghtrib/sports/steelers/s_693995.html
【Opposites Polamalu, Clark click for Steelers】
By Scott Brown, PITTSBURGH TRIBUNE-REVIEW
Sunday, August 8, 2010
PITの最後尾を護る二人にセーフティについてです。
ポラマルの場合、いつも最後尾って訳じゃないですけど。 (笑)
ポラマルとクラーク、二人の友情はスティーラーズにとって、大きな利益でありました。
*
【対照的なポラマルとクラークがスティーラーズをクリックする】
近しい友人、PITのSSトロイ・ポラマルとFSライアン・クラークは対照的だ。
「ライアンは声の大きな男です」 オフェンシブバックコーチのレイ・ホートンは言う。
「トロイは全く喋らない。 彼は喋らないから、私は尋ねるのをやめました」
ポラマルはクラークが社交的なのと同じくらい控え目でありえる。
しかし、それらはどちらもスティーラーズの大切な要素だ。
彼らは正に「陰と陽」だと、コーナーバックのアイク・テイラーは言う。
彼らが不調なくフィールドに揃えば、PITディフェンスの時計を2008年に巻き戻せる。
昨年、ポラマルは膝の故障で5試合だけプレーした。
プロ8年目のSFの不在は、クラークに最も影響したかも知れない。
2009年、クラークは自己記録タイの3インターセプトだった。
彼はポラマル(NFL屈指のディフェンス)がいない為に実力以上に頑張った。
結果的に、プロ9年目のFSは余りに多くのビッグプレーを許し、PITディフェンスがNFL16位に
滑り落ちる原因のひとつになった。
「僕は去年思っていた、まだ大丈夫ってね。 そうしなくちゃならないと感じたんだ。
それとコミュニケーションは違うよ」 クラークは言った。
「フィールド外で誰かと親しくなると、新しい発見があるんだ」
ポラマルとクラークのハードヒッティング・デュオが、そのスパンデックス並みの不浸透を築く以前、
彼らは後継者がクリス・ホープではないと言う事実を呑まねばならなかった。
(Chris Hope SS #24 2005年PIT、2006年~テネシー・タイタンズに在籍)
ポラマルとホープは3シーズン一緒にプレーしてスーパーボウルで優勝した。
ホープがタイタンズに移籍した時、PITは代わりにクラークと契約した。
「ライアンとは関係ないです、友達のクリスが去ってて寂しかっただけ」 とポラマル。
「ライアンに代わるセーフティを想像してみてよ」 (「いないでしょ?」の意味ですよね:白玉)
<手助け>
ポラマルとクラークの友情は2007年来で、それはフットボールとは無関係だ。
以前、デンバーでクラークが血液疾患で重症に陥った時、ポラマルはしばしば病院に彼を見舞った。
(詳しい病名は不明ですが、高地で発症しやすいそうです:白玉)
二人で祈ったとクラークは語る。そして一緒に泣きさえしたと。
クラークは(胆嚢の具合と鬱憤を別々に解消しなければならなかった)は、辛い試練から完全に立ち直った。
しかしながら、彼は暗い日々の間ポラマルが手を差し伸べてくれたのを忘れなかった。
「僕がどれだけ大切にされているか分かった。 そして彼がそんな風に何かをしてくれる時、君たちは彼を
愛さざるを得ない」 と、クラーク。
「僕は病気を通して、彼についてそう思った。 僕の信頼は強まった」
友情は彼らの関係を強固にしただけだ。
それは2008年のPITディフェンスに発揮された。
178cm 93kg のポラマルは自己最高の7インターセプトを決めた。
そしてクラークはディフェンスの安定したラインとして用いられた。
「ライアンはポラマルを援護するのを誇りにしていると思う。 何故ならトロイは時々本当に本能的なのだから」
と、ホートンは語る。
「トロイは時々感覚的に動く。 ライアンは後ろで彼を護らねばならず、また護るのだ。 まるで兄弟みたいに」
明らかに、彼らは互いを家族だと思っている。
クラークは、かつて彼の娘が学校でポラマルのことを「私の叔父さん」と呼んで、同級生と議論になったと言う。
「多分彼女は 『そうよ、でなきゃどうして私がトロイ叔父さんって呼ぶの?』 だったろうね」
笑いながらクラークは言った。
<違う所より似ている所の方が多い?>
「アンクル・トロイ」の声は(静かな)図書館でも聞き取りにくいかもしれない。
そして、彼はTVカメラの前でも静かで内気だ。
一方、トレーニング・キャンプの群集の前でプレーするクラークは、ESPNの番組「First Take」の
ゲストそのままに快活だ。
それにしても、人々が想像する以上に彼らは似ている。
両者ともとても信仰に厚い。
そしてポラマルは、音量を下げたクラークと同じくらい楽しい人物だ。
ブライアント・マクファッデンに訊いてみるが良い。
ポラマルが仕掛ける悪戯に、ベテラン・コーナーバックはこう言った。 「今のどっちだ?」
もっと可笑しな事は、2年前トロントでプレシーズンゲーム中に起きた。
PITはフィールドゴールの末バッファロー・ビルズに勝った。
マクファッデンが、脱いだヘルメットを掴んで皆と共に勝利を祝おうとしたら、まるで出来なかった。
その訳は: マクファッデンに気づかれぬよう、ポラマルがヘルメットをベンチに結びつけたのだ。
ポラマルは常にもの静かな人間だ、と言う見方に対して、クラークは言った。
「一緒にいると、彼は僕以上に喋りますよ。 多分、彼は僕の喋りに聞き飽きたから、僕に喋らせないよう
普段は取っておくんじゃないかな」
クラークが自問しなればならないとすれば、それは彼が招かれざるFAルーキーとしてNFLに押し入ったからだ。
彼はワシントンで偉大な故ショーン・テイラーと組み、今はポラマルによって影が薄くなっている。
(Sean Taylor/ワシントン・レッドスキンズFS#21、2007年自宅で強盗に撃たれ死亡、享年24歳:白玉)
クラークはポラマルの背後を護ることに長けていた。
そしてディフェンシブ・コーディネーターのディック・ルボーは、熟練のチェス棋士がクイーンを操るのと
同じ方法で、プロボウル5回の選手の使用を許した。
しかして、クラークはディフェンスの一端を十二分に守る。
恐れを知らない出撃者、彼は2008年のAFCタイトルゲームにおいて、レイブンズのランニングバック、
ウィリス・マガーヒーをファンブルさせ、ボルチモアのあらゆる可能性を平らげた。
180cm 93kg のクラークは、過去2シーズンPITのタックルリーダーの一人だ。
「(レイブンズのFS)エド・リードはライアンより多くESPN番組ハイライトのプレーをするかも知れない。
でも私はライアンより完璧なプレーヤーがいるかどうか分からない」 と、ホートンが言う。
「ライアンはボールを奪う。 タックルしてディフェンスの全てに絡む。 彼はそうした目立たない選手なのだ」
クラークはこの3月にPITと4年で1400万ドルの契約を結んだ。
彼はポラマルが寄越した説得の電話が、PITに留まる決意を促したと語る。
―― そして一見正反対に見える二人の信頼関係は続く。
「僕たちは違う所より似ている所の方が多いって言えます」 と、ポラマル。
「明らかに彼は僕より派手だけど、僕らは二人とも悪戯好き。 僕たちはどんな冗談も言える。
どんな事でも話せるんです」
彼らはフィールドで沢山声を交わさなければならない、と言う訳ではない。
「あいつらは喋らなくても通じるんだよ」 ラインバッカー、ジェームズ・ファリアー#51 は語る。
「俺は今まであいつらが互いに声を掛け合うのを聴いた事がない。 俺の後ろで何をしているのか分からない。
しかしたとえ何をしていようと、奴らは仕事をこなすのだ」
*
いい話だなあ。 仲よきことは美しい。
ライアン・クラークは、ベンガルズのオチョシンコのプレゼントについて
「彼がレイブンズに贈り物をしたのは表敬の意味だ、だからうちのチームにも何か送った方が良い」
と言った選手です。 去年チームが低迷して、ファンからキビシイ意見が殺到した時、それらをチームの
掲示板に張りだしたのも彼です。
先シーズンの後 「ライアン・クラークは放出してしまえ!」 のような意見も多々あったそうですが、
私は残って欲しかった。 ライアン、頼りにしています。 今季もポラマルをよろしくね。
"yin and yang" って何かと思ったら「陰陽」でした。 イン・ヨウそのままの音表記でしたか。
新聞のテレビ欄にあった 「Wコロン」 を 「ウィリー・コロン」 だと思ってしまった。 (汗)
ウィリー・コロンT#74はアキレス腱の手術をしたばかりです。 整ってない!