ディーふらぐ!

府上高校一の不良集団と名高い、風間 堅次をリーダーとする風間一派。彼らは、「ちょっとゲームでも貸してもらおうか」ぐらいの考えから、ゲーム製作部の部室に入ります。

火事でした。
風間達は消火活動を手伝い、なんとか消化には成功するものの、事態を隠蔽しようとするゲーム製作部の部員から攻撃を受けるハメに。
なんだかんだあった末、風間はゲーム製作部に入部することに。




さまざまなイベントに参加したり、たまに思い出したようにゲームで遊んだりしながら、少しずつ風間はゲーム製作部……もとい、ゲーム製作部(仮)の面子に(主にツッコミ役として)なじんでいきます。
~1巻からの登場人物~



風間 堅次(かざま けんじ)
刺さるほどに尖ったツンツンの茶髪が特徴の主人公。
校内一の不良集団と名高い(らしい)風間一派のリーダー……なのですが、作中ではあまり不良らしいことをするシーンはありません。
その代わり、ゲーム製作部(仮)の面々に対して、するどいツッコミを放ち続けています。
また、非常に負けず嫌いな性格であり、売り言葉に買い言葉で、何度も勝負事に乗ってしまいます。

右…横縞(よこしま)
左…長山(ながやま)
デフォルメされた外見に反して、意外と悪い性格の横縞。
長身かつサングラスという特徴的な外見に反して、今ひとつ影の薄い長山。
風間一派のメンバーであり、風間の幼馴染でもある二人。この二人が目立ちすぎるせいで、リーダーの風間の影が薄くなっている節が……。
二人とも、ゲーム製作部(仮)の攻撃により冒頭の火事の件については記憶を失っています。




柴崎 芦花(しばさき ろか)
非常に小柄な体格が特徴的のゲーム製作部(仮)の部長。
自称・炎属性であり、冒頭の火事は彼女が原因だったりします。得意技は、炎属性の燃え萌えアタック(相手の心に)……なのですが、(少なくとも風間には)まるで効果がありません。
また、本来は闇属性であり、闇属性状態になると相手の頭に袋をかぶせたり、暗幕を周囲に張り巡らせる等、暗闇で相手の視界を奪う攻撃を仕掛けてきます。この状態ではかなりの実力者であり、学園の裏ボス、最強の闇等の呼び方で、多くの生徒にその存在が知れ渡っています。
ちなみに妹がいるらしく、毎日弁当を作ってくれているようです。




烏山 千歳(からすやま ちとせ)
芦花とは幼馴染であり、彼女と共にゲーム製作部(仮)を立ち上げた人物。
小さい頃の砂場好きが高じたのか土属性であり、砂のついた手で殴ったり、相手を土に埋めたりする攻撃を得意としています。
実は生徒会長であり、全校生徒から一目置かれる……というか、恐怖されている存在でもあります。
また、前生徒会長とは因縁があったらしいのですが……。

その件に関しては5巻において詳しく描かれており、その縁からか彼女が5巻の表紙に。




水上 桜(みずかみ さくら)
ピンク色の髪をしたゲーム製作部(仮)の部員で唯一の一年生。
属性は水属性で、攻撃の際に水を用いるのはもちろん、水そのものに対しても強いこだわりがあるようで、珍しい水を求めてイベントに参加することも。
いまいち感情がつかめないタイプですが、風間に対しては悪い気はしていない……というより、かなりベタベタとしてきます。
また、髪の毛がツンツンなのはクセ毛だからではなく、単に寝癖をそのままにしているだけであり、梳かせば普通の髪型になります。




大沢 南(おおさわ みなみ)
あまり年齢を感じさせない外見であり、なおかつ生徒と同じジャージを着用していることが多いため、教師と気づかれないことも多々ある、ゲーム製作部(仮)の顧問。
雷属性を自称し、それゆえにスタンガンを携帯、容赦なく使用しています。
基本的には面倒くさがり屋であり、部活中も寝ていることが多いのですが、教師らしく生徒にフォローを入れたり、気遣ってくれる面も。
ちなみに八王子から学校に通っているようです。

河原 中(かわはら あたる)
風間達の幼馴染であり、不良仲間……ではなく、生徒会副会長の地位についている男。
不良と生徒会という本来ならば対立してもおかしくない間柄ながら、(主に自分にとって都合がいいので)風間達に肩入れしてくれています。
副会長ということで、会長である土属性こと千歳からは散々な扱いを受けていますが、それをあまり苦にしてはおらず、むしろ快感を感じており、自分から喰らっている節すらあります。

初台(はつだい)
土属性こと千歳(と風間達)によってロッカーを破壊された可哀想な娘。




高尾(たかお)
(本物の)ゲーム製作部の部長であり、過去の因縁等から、何かと芦花達に突っかかってくる娘。最近ではゲーム製作部を放って、(仮)に入り浸っていることも……。
風間には好意を抱いているのですが、素直になれずにモジモジとして一歩退いていることが多かったり。
また、かなりの巨乳であり、1巻の帯ではゲストの武内 崇
休日は徹夜でゲームをしたり、新作ゲームを買うために開店前のゲーム屋の列に並んだりと、かなりのゲーム好きでもあります。

2巻においては表紙を飾り、5巻現在、メインキャラの一人といっても差し支えないほどに出番があるのですが、未だに下の名前が判明していません。



上…稲田 堤(いなだ つつみ)
中…桜ヶ丘(さくらがおか)
下…山田(やまだ)
本物のゲーム製作部の部員達。
主に、テンションが高く桜ヶ丘に女装をさせたい願望のある稲田、女装が良く似合う男子の桜ヶ丘、コワモテとガタイに反して大人しい山田、の3人が登場します。
~2巻からの登場人物~

魔の十四楽団(まのじゅうよんがくだん)
存在自体は1巻のセリフで示されていましたが、本格的な登場は2巻から。
その名のとおり14人から構成されるグループで、ゲームセンターの音楽ゲームを占拠しており(さすがに14人分の音楽ゲームは無いので、余った面子は他のゲームをしていますが)、他校から苦情が来ています。
一見するとイロモノ集団のようでありながら、音楽ゲームによって鍛えられた実力は中々のものがあります。
ちなみに14人ほぼ全員に、名前と外見の設定がキチンと存在していたりします。
~3巻からの登場人物~


ショーン・コネコネ
かつて風間を救った命の恩人であり、彼が尊敬してやまない古文の先生。
また、ライフワークとして遺跡の発掘調査を行ったり、悪人に対抗するため表に出ないようなことに首を突っ込んだりしています。
それにより危険な目にあうことも多く、それを乗り越えるために鞭の技術等にも長けています。
渋い!




船堀(ふなぼり)
2巻の時点で「今年の学園祭 ミス奥さんが似合う女性 No.1(非公式)」として写真で登場していましたが、本格的な登場は3巻から。
家事万能、細かい気配りもできるという、まさに奥さんにふさわしい人物。
ただ、ところどころ抜けているというか、天然気味な部分があり、ついつい暴走して風間にツッコミを入れられることも。

また、風間と同じクラスでありながら、上記の通り実質3巻からの登場であり、そんな遅めの登場に反して3巻の表紙になるという異例の出世ぶりを見せています。


子王 八(しおう はち)
ずいぶんと送れて登場した、ゲーム製作部(仮)の男子部員。
さわやかな性格と美男子と呼べる外見、数々の事業を手がける子王グループの御曹司と、実に恵まれた要素の数々から、女子からはモテるのですが、そんな自分になびくどころか、散々な扱いをした闇属性こと芦花に惚れて、ゲーム製作部(仮)の部員に。
肝心の芦花からは、かなり避けられているようで、ゲーム製作部(仮)の活動日すら教えてもらえていない始末。それでも芦花に対して……というより、彼女が闇属性攻撃に用いる袋に対しては、常識を逸したレベルの執着を発揮します。


24禿夜行(~はげやこう)
その名の通り、24人の禿から構成される集団。
作中においては何人か登場し、風間のクラスメイトである大濠(おおほり)等、それなりに活躍している者も。

稲城(いなぎ)
府上学園の歌姫と称される歌声を持つものの、肺活量は雀の涙ほどしかなく、作中では息も絶え絶えな状態で歌っていました。
~4巻からの登場人物~

鷺沼(さぎぬま)
府上高校の二年生で、巨乳の持ち主。
同じく巨乳の高尾が、ジャージのチャックがボーンをしたと聞き、巨乳としての自信、そして対抗意識からか、同じくチャックがボーンに挑戦するも不発。ジャージを素手で引きちぎった後、ショックのあまり不登校に。

登戸(のぼりと)
府上高校の卒業生であり、風間達の先輩にあたる人物。
かつて新任教師だった頃の雷属性こと大沢と親しくしており、卒業する際に、彼女に自分のジャージを渡しました(大沢が現在着用しているジャージがこれ)。
そんな思い出深い人物のハズなのですが、大沢は顔を思い出せなかったり、名前を戸塚(とつか)と間違える等、なんかグダグダに記憶しています。



風間 之江(かざま のえ)
3巻の時点で、風間の弁当を作っているとして、その存在自体は確認されていましたが、4巻において本格的に登場。
風間 堅次の妹で、同じく府上高校に一年生として通っており、刺さるほどに尖ったツンツンの茶髪・するどいツッコミ・負けず嫌いな性格……といった特徴があり、内外共に非常に兄と似ています。
普段は「兄貴」と呼んでいるのに切羽詰ると「お兄ちゃん」と呼んでしまったり、ついついツッコミ合戦を始めたりと、兄には好意はあるものの、微妙な距離感を保っています。
ゲーム製作部(仮)からは、風間の妹ということで馴れ馴れしくされ、さらに好物がアイスということで一方的に氷属性と認定されてしまいます。風間の妹・同じ一年生・氷属性と水属性……ということから、水属性こと水上 桜からは、特に気に入られているようです(之江は嫌っていますが)。
また、高尾には(不運が重なり)最悪の印象を抱いており、巨乳の悪魔呼ばわりしたり、出会い頭に土下座したり、なるべく兄に接触させないようにしたりと、かなり恐怖しています。

そして、船堀と同様に、実質4巻が初出でありながら、その4巻の表紙に抜擢されています。

小川(おがわ)
之江の友人。
府上高校の有名人?については詳しいようで、そんな人物達に対して「スゴイ」「スンゴイ」といった表現をします。

アナザー天神社の宮司(あなざーてんじんじゃのぐうじ)
珍しくも有名な湧き水のあるアナザー天神社の宮司で、(主に神社のために)その湧き水を得るためのレース、通称「水汲み物語大会」を開催していますが……。


高尾の母
(本物の)ゲーム製作部部長、高尾の母親。
どこか毒のある性格と、明らかに高尾部長に遺伝したと思われるスタイルが特徴。
4巻および、2巻の特典小冊子で初登場……と見せかけて、実は2巻における子供時代の風間がコネコネ先生に助けられた事件において、さりげなく登場していたりします。
その際に子供だった風間達を置き去りにして逃げたことに気づかれたくないためか、極力風間達に自分の存在がバレないように行動しています。

右…高尾の姉・長女
左…高尾の姉・次女
オカルトマニアでUMA同好会に所属する長女と、男勝りな口調の次女からなる、高尾部長の二人の姉。
姉妹ということで、高尾部長と髪質は似ているようですが、スタイルは……。
~5巻からの登場人物~


境 多摩(さかい たま)
大きなツインテールが特徴の、前生徒会長である府上高校三年生。通称・タマちゃん。
存在自体は3巻時点で示唆されていましたが、本格的な登場は5巻から。
生徒会長を争った相手として、そして子供時代からの因縁の相手として、現生徒会長である千歳と芦花が部長を務めるゲーム製作部(仮)に勝負を仕掛けてきます。

松原 東(まつばら あずま)
タマちゃんが信頼をおく、元生徒会会計の三年生。
成績優秀・運動神経抜群・品行方正、府上高校始まって以来の才女であり、生徒・教師からの人望も厚いパーフェクトガール。

長沼(ながぬま)
常に薄目だったり目を閉じていたりする元生徒会副会長の三年生。
アニメ好きであり、深夜アニメもリアルタイムで視聴すると豪語。それによる寝不足・目の疲労を補うための薄めですが、実はバレないのを良いことに眠っていることも。

神泉(しんせん)
実は3巻ラストや4巻の水争奪戦でも登場していた(が、気づかれなかった)、元生徒会書記の三年生。
やたら嘔吐することから、相手を問わずゲロ子という不名誉なあだ名で呼ばれています。もっとも最初にそれを言い出したのはタマちゃんですが……。


上…天王洲(てんのうず)
下…アイル
科学部部長の天王洲と、彼が操作する科学部に代々伝わる秘伝ロボのアイル。
(前科学部部長が)タマちゃんに大恩がある故に、前生徒会に協力しています。
アイルの中にはゲロ子が乗り込みますが、熱いし蒸すしでむしろ吐きやすい環境となっています。

バスケ部
風間の垂直飛びにほれ込み、彼をバスケ部に勧誘しようとした、東川 清(ひがしがわ きよし)、亀山上 総(かめやまがみ そう)、木更津・マ・クータ(きさらづ-)の3人組。
ちなみに、それぞれ自分のボールに名前をつけているようです(東川…三井、亀山上…宮城、木更津…シャキール・オニール)。

寅田 歩留太(とらだ ぼるた)
三年学年主任の先生。
東京都内に住んでいるのですが、何故か東京名物・東京バナ○をおやつにしています。

西永 福子(にしなが ふくこ)
家庭科部顧問の先生。
普段は賭け事などしない、とても真面目な先生のようです。

千歳の姉
烏山 千歳の姉にあたる人物。
病弱らしく、いつも咳き込んでおり、救急車で運ばれている描写も。
かつて、妹の千歳が砂場で一人遊びばかりしているのを心配して、色々と手を講じますが、それが裏目に出て千歳・芦花とタマちゃんの因縁を作ることに……。
ディーふらぐ!公式サイト
ディーふらぐ! 単行本