リツのフリコ

テーマ:
 Cormònsコルモーンスついでに、ジャッシコのアグリツーリズモRizに行ってきた。ここは複数の友達と何度も(5回くらい)来ているのに、1度しか入れたことのない店。昨日来たときに聞いてみたら週末のみの営業だと言われた。営業日を外に買いておいて欲しかった…。
 この店に戻りたかった理由は1つ。「フリッコ」。モンタージオの4,5ヶ月熟成させたチーズを茹でてから潰したジャガイモに混ぜてフライパンで焼いたもの。フリウーリ地方の典型的なお八つなんだけど、ここで食べたのが今までで一番美味しかった。今回、それに加えて揚げソーセージ・バルサミコ風味〔タマネギも一緒に炒めてあった〕という、これまたフリウーリ地方の典型的な料理を友達が頼んでしまったので、死ぬほど重たい夕食になった。おいしかったけど。今回出てきたフリコは前回とは少し違っていた。大きくてキレイな形をしているんだけど、前回と比べるとモチモチ感に欠け、細切りにされたチーズが原形を残していた。
 この後超特急でゴリツィアに帰って、日本人の友達と「硫黄島からの手紙」を見た。自爆シーンとか空爆シーンの激しさに気分が悪くなってしまった。1日あちこち動いて疲れていたこともあるんだろうけど、しかしあんなに長くて重い「全篇日本語の字幕映画」〔イタリアでは吹き替えが普通〕を見に来るゴリツィアーニがいるなあ、と感心。映画のせいか、この夜はあまりよく眠れなかった。
riz
caminetto
riz
riz.frico
AD

UKI UKI FRIULIへようこそ

テーマ:
(写真はイタリア・スロヴェニア国境地域に広がるカルソの典型的な景観)
 どういうご縁からかこのページに辿り着いてくださった(辿り着いてしまった)あなた!「初めまして」。私はスロヴェニアと隣接しているイタリア北東部はフリウーリ=ヴェネツィア・ジューリア自治州のゴリツィアに住む日本人です。この辺りは、第1次大戦まではオーストリア帝国とイタリア(ヴェネツィア)の、第2次大戦後はzona Bとイタリアの、それからほんの15年ほど前まではユーゴスラヴィアとイタリアの、そして現在はスロヴェニアとイタリアの境(敷居)に位置しています。地形的にはアルプス前山の麓に広がるカルソの盆地に位置し、近くにはイゾンツォ川やヴィパッコ川が流れます。こうした地形のため、この辺りはヴェネツィアやオーストリア以外にもスラヴやハンガリー、トルコなどから多大な文化的影響を受けています。この複雑で魅力的な地域の社会経済史を学びつつ、イタリア、スロヴェニア、オーストリアの間で形成している「国境を挟む協力(CBC)」について知識を深める毎日です。
 ゴリツィアはフリウリ地方の一部なの?という疑問をもたれた方はなかなか博識でいらっしゃいますね!これに対する答えは"Si' e no"。フリウーリ=ヴェネツィア・ジューリア州は通常歴史的フリウリ地方と海岸沿いのヴェネツィア・ジューリア地方(極めて可変的な近代的・政治的概念です)に分けられます。さらにゴリツィアを中心とするイゾンティーノ地方という区分が設けられることもあります。ゴリツィアはこれら3つの分類のそれぞれに入り、それこそ特殊ゴリツィア的個性ということができるかもしれません。最初の問いに対しては「ゴリツィアには依然としてフルラン(フリウリ語)をしゃべるフリウリ系イタリア人が結構いるので、言語学的な区分として使用する分には問題ありません」とお答えしておきます。
 ちなみに"Ciao a tutti! Questa pagina e' sulla mia vita quotidiana in Friuli
Venezia Giulia, la regione italiana al confine con la Slovenia. Buon
divertimento!"をフルランにすると、Mandi a du? ! Chiste pagine a j? su le me vite cuotidiane in Friul Vignesie Julie, la Region "Taliane" al cunfin cun le Slovenie. Bun divertiment!となります。ほとんど方言ですよね。
 このブログを開設した最大の理由は、非常に親切にして頂いているゴリツィアの人々に何とかご恩返しをしたかったということです。近場の観光地トリエステやウーディネ、ヴェネツィアなどには日本人がわんさか訪れますが、ゴリツィアやその周辺の知名度はイマイチ。というのも観光地としての潜在的な魅力を外にアピールするノウハウがまだまだだし、未だに国境が地域開発を妨げている現状も否めない。そこで取り敢えず私が日本語でこの辺りの様子をレポートしてみたらどうか、と考えついたのです。結果は殆どゴリツィアと関係ないネタばかりになっちゃってるんですが、2005年4月あたりから、自分の研究内容(歴史やCBC)と関係づけた記事も徐々にアップしていこうかと考えています。
 フリウリの外をうろついている間は、なるべく滞在先の印象や各種情報を取り込んでいきたいと考えていますので、ブログのタイトルと矛盾する事態が往々に発生していますが、ご容赦ください。長文駄文に目をつぶって、ここまで読んでくださったあなたに、「ありがとう!」。
AD