2007-04-13 21:27:33

『読書の腕前』はじまり、はじまり

テーマ:ブログ

ここ最近は中山先生の『タブーに挑む民俗学』と、それに関する獅子舞の本をあれこれ眺めていたが、そのせいか悪い頭が膿んできた気がしたので、今日から気分転換に岡崎さん(本来なら岡崎先生と呼ばねばならぬところであるが、どうも古書漁りの達人たる先生には、親しみが先行して、「さん」づけしてしまうのである。お許し下され)の『読書の腕前』(光文社新書)を読み始めた。電車に揺られながら定石通り「はじめに」から目を通す。まずは、『桟橋で読書する女』という本をタイトルをみただけで買ってしまったという話から始まる。これは活字中毒と云う病を発症している人ならば、取り敢えず手に取ってしまうだろう憎いタイトルである。この手の「本」のある生活を連想させるようなタイトルをつけられては、店先に漂う鰻のニオイに釣られてしまう客と同じで、まんまと商売人の術中にハマってしまうわけだ。とはいえ、まあ、饅頭怖いの心境だから、承知でハマるわけなのだが。


岡崎さんの本への愛情に満ちた活字にに触発されて、次から次へと思考が脱線し、あらぬ妄想が広がっていく。この感覚が楽しいのだ。岡崎さんの本を読むと、ついつい「そうそう」「わかるわかる」とか「ちがうでしょう」などと、勝手に合いの手を入れてしまうのだ。そして「小生の場合はこうだな」「そういえば、こんな本もあったじゃないか」「へー、そんな本もあるんだぁ」と独りごちるのだ。しまった、気がつけば、また岡崎さんの術中にはまっているではないか。そう、二度目の饅頭怖いなのである。しだいに活字に飢え、腹が減ってきた。ああ、そのために本を読んでいるのに、本末転倒な始末である。そんな妄想とももに第一章がようやく始まる。はたと停車駅をみれば一日の仕事の始まりを告げる場所である。通勤時間の短さと妄想の広がりからも、すでにこの「本」の面白さを雄弁に語っている。


読書の腕前/岡崎 武志
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コメント

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3 ■>岡崎サン、またはセンセイ

『桟橋で読書する女』って良いタイトルですよね。
まだ未読ですが、読んでみたいと思っています。

2 ■岡崎サン、またはセンセイ

『桟橋で読書する女』、読書の腕前の中にあるこの本の記述にしびれて、思わず買ってしまいました。
この、「読書の腕前」、いい本ですね。

1 ■応援してます

こんにちは

いいブログですね
これからも応援してます

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