2007-04-10 23:21:54

魂は三十二ある

テーマ:ブログ

中公文庫からでた『黒岳の魔人』(角田喜久雄・山口将吉郎 絵)を買うために本屋に立ち寄る。ついでに買い忘れていた岡崎武志『読書の腕前』(光文社新書)もみつけたので、こちらも併せて購入する。それと、『文藝春秋』に玄侑宗久「江原啓之ブームに喝!」が掲載されている事を新聞広告で知り、しばし立ち読みする。これは面白そうだということで、こちらも抱えてレジへ。うちに帰りさっそく『文藝春秋』を開く。前々から、玄侑氏が江原氏のことをどのようにとらえているのか知りたいと思っていたのだ。江原氏の想像を超えるブームに違和感を持っていたのだが、玄侑氏の指摘を読んで、胸のつかえが取れた気がした。小生も「見えている」という能力や「優秀なカウンセラー」という点について、否定的な意見を持つつもりはない。ただし、江原氏のイギリス心霊学流による世界観には窮屈さを感じてしまう。それよりも玄侑氏の云う、「魂が一つしかないということ自体、西洋的な見方にすぎない。ユングもその見方はむしろ世界の少数派だと書いている。沖縄では一人の人間に魂は六つ、ラオスに行けばなんと魂は三十二あるという。なぜ三十二なのかは皆目分からないが、それほどあると、なんだか「ゆとり」を感じてしまう。」という考えに共感してしまう。真理や個性や魂を一つと決めて生きようとすると、確かに息苦しくて仕方がない。


黒岳の魔人 改版/角田 喜久雄
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コメント

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2 ■無題

そうなんです。アニミズムや八百万の神というものはよく云われることですが、人に宿る魂が複数あるという考えが面白いです。
科学的な飜訳をすると、そうなるのでしょうねぇ。

1 ■沖縄では

>沖縄では一人の人間に魂は六つ、ラオスに行けばなんと魂は三十二あるという

「神が」ではなく「魂が」というところが面白い宗教観ですね。ユングの理解はともかく,「融即」という原始心性を深く追求したい気がします。精神病理学で言う一種の多重人格的な構造と思われます。

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