2007-02-16 22:17:44

竹中英太郎記念館にて

テーマ:竹中英太郎

古本屋を後にして、早速、記念館へと向かう。地図にはガソリンスタンド脇から入る旨、記されていたが、こちとら方向音痴と来たものだから、その道がなかなか見つからない。仕方なしにナビの導く通りにするすると急勾配の細い路地を登っていけば、いつの間にやら目的地ははるか彼方を指し示している。次第にナビも正確な場所を見失い、対向車の来ないことだけを祈るような道を走ることとなった。袋小路に何度となく捕まっては抜け出しを繰り返し、どうにか元来た通りに戻ることができた。ようやく目印のガソリンスタンドを見つけ、無事到着することができた。


まずは記念にと館前で写真撮影。入口でスリッパに履きかえ、受付窓を開けようとするが、開け方が悪いらしく、うまくいかない。すると中から入口の扉を開けて、笑顔で女性が向かい入れてくれた。そう、この方が竹中英太郎記念館の館長であり、英太郎先生の二番目のお嬢様、金子紫(かねこゆかり)さんである。暖かな室内の受付で入館料三百円(安すぎる!)を支払うと、珈琲、紅茶、日本茶の何がよろしいですか?と尋ねられる。素敵なサービスだなあと感心しながらも、図々しく間髪入れずに珈琲をお願いする。相棒はそれを聞いて、違うものでは二度手間であろうと、先にお願いした日本茶から珈琲へと変更する。すまん相棒よ。


まずは二階から鑑賞を始める。今回の展示テーマは「英太郎と労 絆展」。小さいながらも魅力溢れる館内は、まさに英太郎先生と労さんへの愛情に満ちている。間近で鑑賞できるスタイルは、他の記念館や美術館では味わえない醍醐味といえる。館内は間接照明も明るく、作品の色彩の鮮やかさや下絵の鉛筆の線までも、じっくり鑑賞できるのが嬉しい。もちろん作品が劣化するようなことのないように、来館者のいないときには照明を消すように心がけているそうである。一階には雑誌等に掲載された挿絵の資料が閲覧できるように整理されている。館内の中央には、今後いつ日の目をみるか分からないという「花綵の女」も展示されていた。一角には英太郎先生の特大の写真が置かれている。これは生誕百周年を記念して最近発売となった画集「竹中英太郎 ~生誕百年記念~」の表紙を飾ったものである。とても男前の写真なのである。これは紫さん自らが撮影されたものということであった。何ともいえぬ優しい目をしていると思って観ていたが、やはり理由はそこにあったようだ。男が観ても惚れる男の顔なんだなあ。


館内の鑑賞を終え、テーブルにて美味しい珈琲をいただく。相棒には何とお茶と珈琲まで出していただいた。かえってお気を使わせてしまったと反省しながらも、英太郎先生も味わったであろう大好きな珈琲に舌鼓。そして、ゆったりと流れる時間の中で、紫さんを交えての談笑の時間である。これはとても素敵な時間なのだ。少し、はにかみながらお話しして下さる言葉のひとつひとつから、我々には遠い存在であった先生や労さんのお伽噺の世界が、すぐ隣で現実の色彩を帯びて広がり始めたように感じられた。瞬く間にときは過ぎ、閉館の時間となった。名残惜しくはあったが、入院されているお母様のこともあるので、重い腰を上げ、館をあとにすることにした。最後には無理なお願いをして、画集に紫さんの署名を頂戴した。外は相変わらず強い風が吹きつけている。それでも興奮で火照った頬を冷ますのにはちょうどよい。余韻に包まれながら、ゆっくり車を始動させた。名残惜しさで記念館を振り返ると、そこには冷風が舞う中、手を振って見送ってくれている笑顔の紫さんがいた。



ENEOSのガソリンスタンド脇を上り、先の細道を左に入り、すぐ右手の急勾配を登るとすぐです。

小生のような元来の方向音痴でなければすぐ見つかります。




記念館入り口。ここで靴を履き替えましょう。



画集「竹中英太郎 ~生誕百年記念~」

将来は、まだ掲載されていない作品を収録した画集も制作したいとのお話でした。期待して気長に待ちましょう。そのためにも、この画集はお得だから、ぜったい買いましょう。定価三千円也。



竹中英太郎記念館 生誕百周年画集通信販売


*こちらで購入できます。

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