2007-01-24 22:00:35

サイダの瓶を投げ捨てる

テーマ:ブログ

『中央公論文芸欄の明治』(中公文庫)に収録されている正宗白鳥「微光」に、お国という女が車窓から、躊躇しながらも飲み終えたサイダ(*)の瓶を投げ捨てるシーンがある。するとチラリとみえる女の白い腕。その仕草をみた浮気相手の男が、その腕みたさにもう一つ茶の入った土瓶を捨てるように促すのだ。この作品は明治四十三年十月に中央公論に掲載された。このようなことを今したら大変な騒ぎになるが、明治の御世では驚くに値しない行為なのだ。記憶が定かでないが、確か夏目漱石の『坊ちゃん』にも似たようなシーンがあったように思う。江戸っ子の粋なマナーとして、車内でこぶし一個分、腰を浮かせて席を詰める広告をみかけるが、まさに昔のポイ捨て行為を紹介するわけにはいかないだろうねぇ。


*文中では「サイダー」を「サイダ」と表記しています。

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