2006-10-16 21:22:00

紙魚に出遭う

テーマ:ブログ
S書林に続いて、S書房から目録が届いた。老舗の古書店だ。和本や歴史物、国文、民俗、風俗など、幅広く手がけている。昼休みにぺらぺらとめくる。斎藤昌三翁の『愛書趣味』に『書物展望』の揃い。欲しいねぇぃ。菊池山哉『別所と俘囚』三万超也。『天ノ朝と大和朝』七万超也。ああ、眩暈がしてきた。すると突然文字が動き出した。あれれと惚けたピントの焦点を合わせてみれば、サワサワと小さな影のような物体が這い出てくるではないか。なんだとみてみれば、大きな紙魚のようである。一般的な銀色ではなく黒々とした紙魚である。動きは速くなく、なんだか寝ぼけたような動作である。どうも今日から関戸克己の『小説・読書生活』を読み始めたせいか、ぼんやりとして現実感があまりない。なんだか化かされた気分になったので、ティッシュにくるんでゴミ箱にポイと捨てた。果たして紙魚はティッシュを喰らいつづけていくのだろうか。もしかしたら住処が移動したにすぎないのかも知れない。これも現実なのか非現実なのか判らないまま、目録をパタリと閉じた。
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