2006-05-18 21:18:48

生きて死ぬ私

テーマ:ブログ

最近、プロバイダーに対して憤慨しているところだから、不毛で徒労の多いニューロン発火が劇的に増えているのだ。この表現が正しいのかどうかは実に怪しいが、今人気の脳科学者、茂木健一郎の『生きて死ぬ私』(ちくま文庫)を読んだせいか、ついこのような表現になってしまった。理系が苦手なものにとって、どうも化学記号や数式が出てくるものには拒否反応を示してしまう。『臨死体験』や『唯脳論』などでも、わかったようなわからないような、消化不良を起こしてしまうという間抜けな頭なのだから。今回は作品紹介に「著者の純粋な出発点に位置する記念碑的エッセイ」という触れ込みもあって、これならばと飛びついた次第である。読み進めると、聞きなれぬ「クオリア(質感)」、「意識の変成状態」、「制限バルブ説」などという学術用語が散りばめられているが、そこを小生のようなものでも分かるように、脳という不思議な世界を紹介し、そして生と死について考えるきっかけを与えてくれる。なんとも文学的な香とともに、叙情詩を読んでいるかのような錯覚をともなうのだ。しかし科学者とはどん欲なものだ。未知への好奇心への探求に終着点はないようだ。著者の果てしない目標点には、宗教を科学で解き明かそうという欲求があるらしい。不思議を不思議として残しておくことも必要だと思うのは、感傷的すぎるだろうか。

 

茂木 健一郎
生きて死ぬ私

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