今年のカンヌでグランプリを受賞したオールドボーイを見ました。
最近見た
SAWに引き続き、すさまじい内容の映画でした。
カンヌの審査員長であるタランティーノに絶賛されたのも納得です。
序盤はコメディー映画かな?と思うぐらいチェ・ミンシク(主人公)の演技が
面白いのですが、これは監禁before⇔afterの変化を際立たせるための
序章でしかありません。あれよあれよと物語に観客を引きずり込みます。
ある男が娘の誕生日に突然拉致され15年間監禁されたあげく開放され、
「なぜ15年間監禁されたのか謎を解け」というゲームを強要されます。
ゲームを強要したのはユ・ジテ演ずる謎の青年大富豪です。
ユ・ジテのブキミでクールな演技が、突然15年間監禁されて
ほとんど発狂状態になってしまった男を演じるチェ・ミンシクと
ガッチリかみ合っていました。俳優の使い方が上手いと思う。
> ここからはネタバレなので色を反転させます
> 読むときはマウスでドラッグして下さい。
> ネタバレ厳禁の映画なので、
>
映画を見終わった人だけ見てください。
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監禁から開放された男(デス)は金と携帯電話を渡されて、
その金で日本料理の寿司を食べに料亭に入ります。
そこでカン・へジョン演じる美人料理人(ミド)と知り合います。
デスに揚げギョーザを食べさせるときの真剣な眼差しの
カン・へジョンの表情とか眼がスゲーかわいかった。
頭の弱い美人って感じでビビアンスーに似てる気がする。
(カン・へジョン本人は知的な女性みたいですが…)
で、当然のようにデスとミドは恋に落ちるのですが、
これはすべて青年大富豪(ウジン)が仕組んだ復讐劇でした。
監禁されたデスがいかに復讐するかがテーマかと思ったら、
青年大富豪のウジンの復讐劇でもあったんですね。おそろしい。
実は美人料理人のミドは15年間の間に成長したデスの最愛の娘で、
デスはミドが実の娘と「知らずに」愛し合い激しくヤッちゃいます。
(あっ…えっと、もっと良い言い方ないのかな?恥ずかしいっス)
だから15年だったのねと妙に納得。原作はどうなってるのかな?
で、このベットシーンがスゴイ生々しい。実の娘と知らずに騙されて
ヤッちゃってると思うと尚スゴイ…。このベットシーンの声は
ウジンに盗聴されててペントハウスで聞かされたりする。
いや~粘着質な復讐ですが凄まじい究極的なものです。
んで、なんで青年大富豪のウジンが復讐したかというと、
数十年前、デスが学生だった頃に同じく学生だった
ウジンが実姉と学校の教室でイチャイチャしてるところを
デスに見られて、それをデスが人に喋ったからなんですよね。
散々引っ張った挙句そんな理由かよっ…と思いました。
謎解き終わり…チャンチャン♪って感じですが、
結局近親相姦が世間にバレタことが原因で、
美人のお姉さんは自殺しちゃってるんですよね。あぁ~あ…
やっぱり韓国は儒教の国だからかなぁ。で、復讐に燃える実弟。
今までの伏線がカチャっと音を立てて理解できる瞬間です。
個人的にはこのイチャイチャシーンのお姉さんがイイ。
鏡を取り出すところとかフェロモン全開です。エロイッす。
シチュエーションや小道具がヤバすぎです。清楚な超美人だし。
ドロドロのバイオレンスシーンを見せられた後だったので、
メチャクチャ綺麗なシーンに感じられました。
結局、最愛の娘に「おじさん」が実の父親であることを
伝えないためにデスは自分の舌を切り落とします。
ハンニバルのレクター博士やSAWの×××のように
最愛の人を守るために自分の一部を切り落すのです。
歯をハンマーで抜くシーンに続いて痛いシーンですが、
このような「儀式」は映像で描くことのできる
ギリギリ限界の愛情表現なのかもしれません。
デスに自分と同じ近親相姦を犯させて
その罪の重さと愛情の葛藤を味あわせ、
復讐を果たした青年大富豪のウジンは自殺します。
誰も救われないし何の教訓もありません。
何のカタルシスもありません。こまったこまった。
でも、取って付けたようなラストの雪山のシーンに
一筋の救いがあったような気がします。
少なくともミドは本当の事を知らず生きていけます。
それが良いか悪いかは別にしてですが…。
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賛否両論あるようですが個人的にはすごく面白い映画でした。
気が付くと見聞録がメチャクチャ長文になってしまった。
作品全体に勢いがあって観客を飽きさせません。
横スクロールの格闘シーンとか最高で見ていて気持ち良い。
笑いのツボもテンポも上手いと思う。
映画館を腕組みしながら出て行くような映画で、
万人ウケはしないと思いますが、
僕はとてもよい映画だと思いました。
くれぐれも家族で見に行かないように…
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