これまでのお話(過去のお話です。)
ついに、児童精神科のクリニックの予約の日が訪れました。
ここまで来るのに、とにかく長かった…という印象。涙
3人連れて、その頃、よりこは慢性的な夜泣き(のちに夜驚症と判明)が一段と酷くなり、私は夜な夜な寝不足の日々が続いておりました。
ぷうとも小さかったのでなかなか自由に昼寝もさせてもらえず、産後に抜けた毛が芝生のように頭頂に生えそろってきてそれがまた悲壮感を漂わせていました。
そして腹は出たままなのに何故か頰だけこけ落ちるという現象、あ、白髪がやたらと増え始めたのもこの頃でした。(散々)
さて、児童精神科のクリニック。
よりこもねねも、明るくて綺麗で絵本が沢山あるこのクリニックを一目で気に入り(笑)、私はまた生育歴をつらつらと問診票に書いて、
先生にもこれまで様々な場所で話してきた同じ話をして…。
(おかげ様で順を追って話すのが苦手な私が生育歴をスラスラと話せるようになりました。笑)そして、
この時、ねねは普通です、と答えた私。
私は親なのに発達障がいや自閉症に実はまだ偏見があったのか、よりこは普通じゃないのか…まだ私は受け入れてないのか…と、この日、自分で発言したこの言葉に何度も後悔し続けるのでした。
さて、最後までよりこに対してよりもねねに熱い視線を送る先生…
めっちゃ不安なんですけど!!!よりことは正反対で静かに椅子に座って待つねねの様子を先生が熱心に見ていたこと。
それこそがその数ヶ月後「もしかしてねねも何かある?!」と、疑惑を持つキッカケとなりました。
よりこのこと、ねねのこと、家族のこと…聞かれたことをひとしきり話し終えた時、
先生に「お母さんのお話を聞くと、よりこちゃんはちょっと発達の遅れがあると感じました。こちらで次回、検査をしましょう。」と超オブラートに包んだ感じで言われました。
私は「それはやっぱり高機能自閉症の…疑いでしょうか?」と言うと、先生は「うーん、まだわからないけど、もしかするとそうかもしれないですね…」と穏やかにおっしゃいました。
診断名にこだわってはいないけど、よりこの生きづらい部分や苦手な部分、そういったことがようやく発達検査で具体的にわかる…!!
よりこは後日、田中ビネーという発達検査を受けることになりました。
さらに発達検査の予約日までもまた数日…
↑再び!!!!笑母親にねねとぷうとを預けてよりことふたりで病院に行きました。
前回同様、絵本を取り出したりおもちゃを出したり、とにかく落ち着かず…
あれだけ沢山のラインナップの中、よりこが気に入った絵本が、、
何故だか、
のっぺらぼうにやたらと興味を示しました。何が面白いのかは明らかにならないままよりこは興味を失いました。検査に呼ばれた時、どうしてもその本を離せずにギャン泣き。
もう何を言ってもダメ。既にギャン泣きのよりこにはもう通じません。(私が事前に伝えておくべきでしたがこの頃はまだダメな対応をしてました。)この日は検査だけで先生との診察は無し。検査自体は思ったよりも早く終わりました。
検査を担当してくださった心理士さんからは軽く説明がありました。
◾︎検査の最中、ことあるごとにのっぺらぼうの話をしていたとのこと。集中力が途切れやすい。
◾︎積み木などはパーフェクトだったので数学的なことは問題が無いという印象だったこと。
◾︎言葉の理解力はあること。
しかし自己表現力が弱い。
◾︎一方的に興味のある話(のっぺらぼうの話)をしていたのが気になったとのこと。(話が通らない、空気を読めない)
よりこは私に対しても一方的に興味のあることを話す傾向があり、シーンとした場所でも大きな声で話したり、相手の(幼稚園の先生などの)真剣な話を聞いてないことがよくありました。空気を読めてないからだったのか!
いろんなことをたった45分の検査で見抜いた心理の先生。
すごく驚きました。
検査結果までそれからまた1ヶ月くらい。
次回の予約を入れて帰宅しました。(ゲッソリ)
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