注:長文で失礼。

 

先週の土曜日は

日本人学校補習校の

卒業式だった。(中3、小6対象)

 

毎年

卒業生のスピーチを聞くと、

卒業生の親でなくとも

目頭が熱くなり

ハンカチなしでは参加できない。。。ぐすん

 

(ってハンカチは椅子の下に置いた

バッグの中にいれっぱなしで

こっそり出したのは、終盤にて。。滝汗

 

 

補習校の校長先生は紋付き袴で、

卒業生のお母様に着物の方もいらっしゃった。

 

卒業生の方には

袴を履いている女の子もいた。ドキドキ

 

小6、中3の卒業生の子たち、

毎週土曜日の午後の3時間&宿題、その他行事、

長いこと頑張ったのである。

 

イタリアの現地校もしくはインターナショナルスクールに通いながら

習い事もして、土曜日によく行われるイタリアの学校のお友達の

誕生日会などを泣く泣く諦める数年間。

(3歳からの日本語に触れ合うクラスから中3までやってる子は12年間。。)

 

親(とくに日本人親)と日本人学校に行くいかない、宿題するしない!

のバトルを繰り広げる親子も多い。

 

小6の卒業生のスピーチを聞いていたら

小6でやめる子の中には

日本人学校の補習校を一刻も早くやめたくて、

この日を待ち望んでた子もいれば、

イタリアの中学校の勉強と習い事(サッカーなど)に

専念するためやむを得ずやめる子と

様々である。

 

中3の卒業生も

(小学生に比べるとかなり少数。人数から見てもいかに大変かがわかる。

小学生でも中学生でも色々な事情で途中でやめてしまう子も多い。)

がんばりぬいてきた。

 

中3の卒業生の皆に共通することは

補習校なんてやめたかった!いやだった!

時があるのだが

やっぱり同じ境遇の子(日伊ハーフだったり、多言語学習していたり)同士で

分かち合うことで友情が深まり

お互い支え合いながらやっていて、

あれだけ嫌だった補習校が

なくてはならないものになっていたということだった。

 

中にはハーフということで現地校でいじめにあい

補習校の中に自分の居場所を見つけた子も。。

 

中3の卒業生は皆、

しめくくりに涙ながらに両親に感謝していた。

(小6の子たちは、感謝する子もいるのだが

日本語、文化を学ぶことの真の大切さは

実感できるほど大人じゃないと思う。)

 

学校いきたくない!日本語やりたくない!

ってわがままを言って困らせてごめんなさい。。

 

それを聞いただけで私は泣けてくるなあ。。

 

日本人学校の補習校に

通うのは子供にも、親にとっても

ものすごく大変である。

 

子供を通わせるのをやめてしまった

お母さんたちは、口をそろえて

ストレスが軽減された!

と言っている。。。滝汗

 

事情があって補習校に通えない方や、あえて通わせずに

自宅で日本語教育を頑張ってる方も

たくさんいる。(素晴らしい!)

 

補習校に通ってなくてもそうでなくても、

並大抵の努力では決して

日本語を話し、読み書きできるようにはならない。。

 

やっぱり、

勝手にバイリンガルになるわけじゃない。。。

 

片方の親が外国人だとしても

その親が話す現地語以外の言葉を

勝手に話せるわけではない。

 

長女の中学一年生クラスに

お父さんがイギリス人の男の子がいるのだが

英語がペラペラだと思ってたら

英語は全くできない。。滝汗

 

英語は学校以外で習ったこともないウチの子よりも

できないそうな。。。汗

 

バイリンガル育児・教育というのは

本当に大変だ。。

 

子供の小さいうちは

私は孤独感との戦いであった。

 

子供と日本語を話すのは私だけ。

たまに合う日本人の友達やその子供達と一緒に遊ばせるときだけ

第3者と話をする。

 

夫や義両親、親戚、その他のイタリア人といるときでも

原則的には私は子供と日本語(母国語)を話すべきであり

その方が子の言語理解に大きな助けとなる。

(一人の親は一つの言語=ワン・ペアレント・ワン・ランゲージ)

 

混ぜると子は混乱するし、

幼子には

どの言葉がイタリア語でどの言葉が日本語か

わからない。

(ある程度区別がつくまでは一言語が望ましい)

 

でも、それをすると

義両親や親戚、はたまたその場にいる人に

感じ悪い。。

私はそう思ってしまい

イタリア人がいるときはイタリア語にしてた。。。

 

でも、そうすると

家で私と二人でいる時間以外はすべてイタリア語。。。

 

ただ、私もできるだけがんばってたので

長女は日本語はできる方になったし

日本語とイタリア語を話し帰るときの切り替えも早い。

 

日本にいった時も、同年代の日本の子には

さすがに及ばないけどまあ大丈夫な方。。

 

でも次女は日本に行っても

日本語がなかなか出てこなかったり。。。

 

生まれたときから長女がいるので

言葉を覚えたら、家にいる時はいつもイタリア語を話す長女がいる。。

 

私もそんなお喋りな方ではないので

やっぱり日本語を話す回数がイタリア語よりも少ない。。

 

私も長女の時に比べると

余裕と根気がなくなって、がんばらなかったし。。。

 

2言語習得は

子供の向き不向きもあるし、

やる気次第だし、

あまり親が頑張ってしまっても

子供が反動で嫌になってしまったり。。。。

 

気楽にやるのが一番なんだけど

 

なかなかそうはいかないし。。。

 

 

ただ、

いろいろあくせく心配して

子供とバトルして、時には涙モノの大げんかになってる

母子(父子)は

私だけじゃないんだ

 

とわかったのは

 

卒業式に外野ながらも

参加した一番の成果だったとおもう。

 

バイリンガルでなくても

子育てっていうのは

とにかく一筋縄ではいかないもの。。

 

改めて

自分の親に感謝の気持ちでいっぱいである。。。 

 

 

 

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