大失恋ストーリー97(季節の変わり目) | ☆ココロ開くまでアシ開かんやろ、やっぱ☆

大失恋ストーリー97(季節の変わり目)

☆ココロ開くまでアシ開かんやろ、やっぱ☆-季節の変わり目(大失恋ストーリー)

彼から連絡がもらわれへんようになってきて

どれくらい経ったやろう…




あれから彼のおばぁちゃんの具合はどうなんかなぁ?

そして彼も元気にしてるんかなぁ?

私やって彼のおばぁちゃんには

前に一度すごく親切にしてもろぉたことがあったし

調子がどうなのかかなり気になっててん…




けれどあえて私の方からは連絡せぇへんかった。

すごくすごく心配やったけど連絡せぇへんかった。

すごくすごく不安やったけど連絡せxへんかった。

私が連絡することで彼を追い詰めることになるのが怖かった。

彼の負担を増やしてしまうのが怖かった。




彼におばぁちゃんのことを聞かされてから

いっさい連絡をとらないままで1ヶ月が過ぎた。

10月はまるまる音信不通のままで終わった。




夏が終わって秋になり、そしてだんだん寒くなってくる…

この時期って何もなくてもなんとなく寂しくなってまぅ…

『彼と私の気持ちはぜったい変わらへんっ!』

そう信じて黙って待ってたけれど

季節はどんどん変わって空気も冷たくなっていく…

それと同時に彼の気持ちもどんどん冷めていった…


続く…



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