珈琲百話 第69話 紅茶とカッピング | 自家焙煎珈琲 豆散人アルジの公式ブログ 珈琲と日々

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愛知県豊明市にある自家焙煎珈琲店 豆散人(まめさんじん)のアルジが、珈琲のこと、お客さんのこと、日々の思いなどを気ままに綴っております。 (旧 ほちほち日記)

愛知県豊明市からこんばんは。

自家焙煎珈琲豆散人アルジです。




当店では、紅茶もメニューに載せています。珈琲を飲めない方が、付き合いで来られることもありますから。



 珈琲と同じで、蒸らし時間が大事だと思います。当店の場合は、2分10秒程度ですが、2分半だったり、3分だったり、考え方によって様々でしょう。


 ここで、珈琲の話になりますが、グラスに挽いた粉を入れて、お湯を注ぎ、上澄みをズーット啜る「カッピング テスト」というものがあり、豆の評価を目的に、スペシャルティ珈琲の界隈で、盛んに行われているようです。 

 また、素人さんの参加を募集して、セミナーのようなことも行われています。



 アルジは、こういうものに懐疑的・・・というよりも、はっきりいって否定的です。

 豆ごとの違いを判別するには、いいことなのかもしれませんが、決定的な問題点は、雑味が混じり過ぎることです。



 珈琲のドリップは、雑味が出ないように、蒸らし時間やお湯の温度に気をつけます。30秒や長いと1分も蒸らす手法も多いですが、アルジは10秒以上蒸らしません。


 紅茶の茶葉にお湯を注いで蒸らす時間も、だいたい3分以内で、それを超えると雑味が出てしまい、本来の味になりません。



 カッピングは、珈琲のドリップよりも、紅茶を淹れるときの手法に近いです。なのに、なぜ、粉が沈むまでおいといて、時間を気にしないのか。

 

この訓練をすると、雑味への耐性ができて、雑味の珈琲に慣れてしまいます。

 アルジが飲めないような珈琲を平気で味わって判定できる人が、カッピング上手の人なんですよね。