「自分たちの仕事って何の意味があるんだろう?」
と若い同業者がつぶやいてました。
言いたいことは分かります。
肩こりや腰痛は完全になくなってしまうことはないです。
軽減することはありますが、全くなくなってしまうことはありません。
疲労やストレスが強くなればまた痛み出します。
病気の治療とは違ってスッキリ完了!とはならないのが普通です。
だから「何の意味が?」と思うのは無理からぬこと。
長年やってる方でも深く考えずに惰性でただこなしてるだけの人も多いです。
疑問を持っただけ偉い!とも言えます。
このことに関してワタクシなりの考えを書いておきますので
皆様方の参考にしていただければと思います。
細菌やウィルス、怪我、不健康な食事などを除くと体の不調の根本原因は”疲れとストレス”です。
これについては諸説あり、そうだという人もいればそうではないという人もいます。
ワタクシはそうだという人の説に乗っかっていると思ってください。
ある人にとって耐えられる範囲の疲れとストレスならば休息によって回復し健康を維持できます。
でももし耐えられないほどの疲れとストレスを受けてしまった場合、体はやばい!というサインを出します。
それが肩こり・腰痛です。
それがさらに悪化すると免疫力の低下や自律神経の乱れを引き起こします。
それが長期にわたって持続すると何らかの病気になってしまう。
たぶんその方の弱い部分からやられるはずです。
ある人は高血圧になり、ある人は胃潰瘍になり…みたいな感じで。
先日見た健康記事では肩こりが長期にわたって続くと高血圧になるリスクが高まるというのがありました。
肩こりは血流障害を伴いますのでそこを無理に流そうとすると血圧が高まるという理屈のようです。
なので流れとしては
疲れ・ストレス→肩こり・腰痛→自律神経の乱れ・免疫低下→病気
ということになります。
自律神経の乱れ・免疫低下→病気
のところは時間がたてばたつほど病気になるリスクが高まります。
この部分でワタクシたちの出番があると思うのです。
持続的な不調が病気を引き起こすならば、”持続”を一旦切ってしまってリセットしてしまえばいいわけです。
肩こりや腰痛を一時的にでも軽減できれば病気になるプロセスを止めることができると思います。
整体マッサージの根本的な意義はそこのところにあると思っています。
すなわち体調悪化のプロセスを一旦リセットすることです。
なので現在ワタクシの施術で最も大事にしていることは、きちんとリセットできるように
できるだけ”深く効かせる”ということ。
しっかり深く効かすことができればちゃんとほぐれますし、いい状態が長く持ちますので。
時々リセットしていれば大きな病気を防ぐ可能性が高まる。
もちろん100%絶対ではないですがやってみる価値はあると思います。
そういうことまで考えて整体を利用すれば、何にも考えないよりかなりお得なのではないかと思います。
いかがでしょうか?